4月2日(金)より全国公開される映画『ホムンクルス』の冒頭映像が公開された。
映画『ホムンクルス』は伝説的カルト漫画『ホムンクルス』の実写化作品。主演を綾野剛、監督は清水崇が務めている。今回公開された冒頭映像では、常田大希率いる音楽集団、millennium paradeが担当するメイン・テーマ「Trepanation」をバックに、独特な雰囲気を醸し出すスタイリッシュな画で、冒頭より『ホムンクルス』の世界へ誘う映像となっている。
なお、主題歌として書き下ろされた楽曲「Trepanation」は2月にリリースされた1stアルバム『THE MILLENNIUM PARADE』に収録されており、Friday Night Plansが作詞・ボーカルとして参加。曲名の「Trepanation」は『ホムンクルス』においても重要なキーワードになっているという。
【綾野剛 コメント】
Q:自分のホムンクルスは何だと思いますか?
僕が“ホムンクルス”だとしたら、見えるのはその時に自分が生きている役だろうなと。
役が変わるたびに僕の“ホムンクルス”も変わっていくと思います。
Q:これからご覧になる方へメッセージをお願いします。
清水監督が真剣に原作漫画に向き合った結晶が映像化されています。
完全オリジナルでもなく、原作をなぞっただけの完全原作モノでもない。
だからこそ映画化した意味があるんだと言える作品になりました。
映画館でも、Netflixでも、皆さんによきタイミングと状況で目撃してもらえたら幸せです。
また劇伴や主題歌も素晴らしいので、音楽好きにはぜひ映画館という爆音の中で体感してもらえたら幸いです。
【清⽔崇 コメント】
Q:自分のホムンクルスは何だと思いますか?
6~8歳くらいの、ずっと一人で遊んでいる男の子だと思います。
おそらく6歳の頃、幼稚園の砂場で遊んでいる時に生まれ、性分も14歳頃にはほぼ定まっていたと思います。
その頃に僕は大切な何かを置き忘れたまま、今に至ってしまっている気がしています。ずっとです。
周囲の人の言動や振る舞いを窺い、同時に存在する幾つかの世界を探り、怖がりながらも時に強がり、
見えた感情や吸収した感覚を砂や粘土で自分色に形作っていく。
手前味噌ですが…拙作『呪怨』の白い男の子:俊雄、たぶんあんな姿ではないかと。
Q:これからご覧になる方へメッセージをお願いします。
これは、少し変わった毛色の映画です。
皆さんが今まで観てこられたどんな作品とも違うかもしれません。
でも、皆さんの誰にでも触れ、エグって、寄り添ってくると思います。
“心の距離感や触れ合い”に怯え、閉ざし、癒され、開いて…
皆さんの、身近にいてくれる人や世界の見方や感覚に少しでも何かしら生み落とせたら幸いです。
【映画情報】
映画『ホムンクルス』
2021年4月2日(金)より全国公開
2021年製作/115分/PG12/日本
配給:エイベックス・ピクチャーズ