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Best Tracks of 2013 / Takazumi Hosaka


Spincoasterの……何担当かはよくわかりませんが、キュレーターとして好き勝手に日々アンテナに引っかかった楽曲を投稿させてもらっておりますホサカと申します。 なぜか例年に比べてヒップホップやR&

2013.12.24

Spincoasterの……何担当かはよくわかりませんが、キュレーターとして好き勝手に日々アンテナに引っかかった楽曲を投稿させてもらっておりますホサカと申します。
なぜか例年に比べてヒップホップやR&B、ダンス・ミュージックっぽいのばかり聴いていた気もするこの一年。皆さまはどんな楽曲に心惹かれましたでしょうか?
僭越ながら今回はワタクシの年間ベスト・トラックを発表させてもらいますので、あーだこーだ言いながら見てもらえると幸いです。
ちなみに、年間ベスト・アルバムはクロスビートの年間ベスト・ムックにて掲載させてもらいましたので、そちらの方も併せてチェックしてもらえると嬉しいです。(宣伝)


【No.5】Drake / Hold On, We’re Going Home ft. Majid Jordan

Arctic MonkeysHoly Ghost!がカバーし、Soundcloudには様々なリミックス音源がUPされたDrakeの3rdAL『Nothing Was the Same』からのシングル。
アルバム・トータル的には前作の方が個人的には好みでしたが、超が付くほどストレートな展開と誠実な歌詞を何の衒いもなく素晴らしいメロディに乗っけただけのこの曲は、今年本当に何度も何度もリピートしてしまいました。
(MVは7分以上ありますが曲自体は2:30くらいから始まります)


【No.4】Swim Deep / King City

即完したThe 1975との来日公演だけでなく、単独来日公演も決定したバーミンガム発の若き4ピース、Swim Deepの代名詞的楽曲。
この曲は昨年末から今年にかけて、DJする時にはよく使わせてもらいました。
ちなみに5月にリリースされたEP『Sun On My Back』の解説も書かせてもらったりと、個人的な思い入れも深いです。
EP Ver.とアルバムVer.での違いを聴き比べるのもまた一興ですので、未チェックの方は是非に。(宣伝)


【No.3】Justin Timberlake / Suit & Tie feat. Jay Z (Moduloktopus ReTwerk)

有名無名数え切れないほどのトラックメイカーやアーティストたちによるリミックスがネットに溢れ返ったこの名曲。
AeroplaneOliver NelsonJulio Bashmoreなどのリミックスもカッコよかったのですが、原曲をここまで解体し尽くしていながら、それでいて原曲に負けじ劣らずのポップ・センスも兼ね揃えているこの無敵のリミックスには参りました。
手掛けたのは元々Juke系のトラックで話題を集めたドミニカ出身ボストン在住のModuloktopus
このリミックからもわかるように最近ではJersey ClubやTrapを取り入れたトラックも多数発表しており、どの楽曲も鉄板のクオリティなので来年も引き続き目が離せない存在。
ちなみにこのリミックスも含まれている彼のリミックス・ワークを集めた作品『Remixtopus』は今でもこちらからフリーDLできます。


【No.2】Seiho / I Feel Rave (Avec Avec Remix)

http://www.youtube.com/watch?v=u_81U9HKGy8&feature=youtu.be

Spincoasterで既に2度も紹介させてもらっている大阪のプロデュサー/トラックメイカー、Seihoの今年リリースした2ndAL『Abstrkt Sex』のボーナス特典として収録された盟友Avec Avecによるリミックス。
グッとBPMを抑え目にし、Avec Avecらしいシンセ・リフを加えてより一層多幸感溢れるドリーミーな仕上がりに。
来年はこのSeihoとAvec AvecによるユニットSugar’s Campaignでの活動にも注目していきたいです……というか、早くまとまった作品が聴きたくてしょうがありません。お願いします。


【No.1】Carios & DKXO / year​-end tax adjustment Beat By Picnic Women

年始にBandcampでリリースされ、今月にはなんと様々な特典を付けたフィジカル盤もリリースされた国産Jukeコンピ『160or80』は、そのリリースまでの過程やリリース後のアレコレを部外者ながらも主にTwitterで追っていてとても興奮したのを覚えています。
そのDIYなスタイルにも惹かれたし、何よりシカゴ発のJukeに日本人ならではの新たな解釈を加えたトラックがギッシリ詰まった内容にも心躍りました。
そんな話題のコンピの中でもとりわけ秀逸だったのがPicnic WomenのビートにSquids MagazineのCarios & DKXOがラップを乗っけたこの曲。
この時代の一側面を巧く切り取ったかのようなリリックが多くの人の共感を集め、一部の界隈では今年屈指のアンセムとなりました。
新宿歌舞伎町風林会館でのライブも素晴らしかったです。


来年も引き続き楽しんだもん勝ちの精神でいこうと思っています。よろしくお願いいたします。


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