YOSUKEKOTANI (Photo by Jin Ohashi)
NEW MUSIC

YOSUKEKOTANI / CTY


これまでも海外の先鋭的なインディ・アクトと共鳴したサウンドを鳴らし続けてきた彼ですが、今回もバッチシ時代の空気感を掴んでいると思います!

2014.05.28

(Photo by Jin Ohashi)

現在話題沸騰中のN.O.R.K.に夢中なそこのアナタならきっとドストライクなはず!
東京を拠点にHarvardAvalonといったユニット/バンドとしても活動してきた小谷洋輔が先日リリースした初のソロ・プロジェクト、YOSUKEKOTANI名義での作品『ANYWHERE』からのリード・トラックをご紹介!

ここ数年、世界中でシーンを拡大させ続けているインディR&B、もしくはオルタナR&Bと呼ばれるようなインディ・アクトと共鳴しつつも、どこか懐かしさも感じさせるドリーミーなサウンド。しかし欧米のそれとは違い、過剰な色気や荘厳な世界観で魅了するのではなく、音と音の隙間を活かした引き算の美学はまさしく日本人ならではの感覚なのかもしれません。

今作『ANYWHERE』は、20日間という短い期間でパリ、カサブランカ、バルセロナ、ニューヨークなど世界10都市のそれぞれ滞在したホテルで、最低限の機材で作り上げられたという極めてパーソナルかつミニマルな作品。

エレクトロニカっぽさもありつつも、楽曲の核となっているのは何よりも歌メロ。まるで耳元で歌われているかのようなボーカルやボイス・サンプルもどこまでも心地良く響き渡ります。「ベッドルーム・ミュージック」という言葉がここまで似合う作品もそうそうないでしょう。

 

==


Spincoaster SNS