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‪VULFPECK / Running Away (ft. Joey Dosik, David T. Walker & James Gadson)


いよいよリリースされた待望の最新作より、名プレイヤーを迎えた豪華レトロモダン・ソウル・カバー!

2017.11.11

LAを中心に全米を席巻する‪VULFPECK‬(ヴルフペック)が、11月7日(水)に待望の新作『Mr. Finish Line』をリリース!
ここでもやはりやってくれました! 若いファンク・リスナーだけでなく、往年のブルーアイド・ソウル・リスナーにも広く聴かれるような、ポップでスウィートなリズム・セクション。特に随所で活躍するボーカリストたちのメロウな客演がアダルティーに突き刺さる洗練された1枚となっています。そんな本作からピックアップするならば、やはり今作のハイライトであるこちらでしょうか。

レーベル・メイトであるJoey Dosikのカバーとなる本楽曲。原曲は2012年にYouTube上に公開され、昨年リリースされたEPに収録されたナンバー。くぐもった音質が特徴のクラシックなサウンドが印象的ですが、今回‪VULFPECKのカバーVer.では、80’sソウル〜ジャズ界隈の伝説的名プレイヤーとも言われるDavid T. Walker、James Gadsonの強力なバックを得て、全盛期のモータウン・エッセンスを吹き込んだようなレトロモダン・ソウルへと昇華。
客演陣を豪華にしても、決して過剰にならないタイトな演奏で、これまで試みてきた数々のバラードにさらに円熟味を持たせた、まさに現行ソウルの極みとも言える境地ではないでしょうか。ラストのJack Strattonのガッツ・ポーズ、私もよくわかります!

前回もご紹介しましたが、本作『Mr. Finish Line』にはゲストに友人であるAntwaun Stanley、Cory Wongの他に、Bootsy Collins、Michael Blandといった大御所も迎え、おそらくこれまでで最も多くのミュージシャンが参加。たびたび交わされるレコーディング中の会話やカウントの合図も曲中に含ませた一発録りスタイルなど、遊び心やセッション性が根底にあるVulfpeck独特のユーモアとしての魅力もしっかりと健在。先日ライブ・ストリーミング配信されたイベント・ライブやクレジットからも、バンドとしてこれまでのカルテット形態から様々なオーディエンスをファミリーのように迎え入れる共同体として、その規模がだんだん大きく変化しているようにも感じ取れます。

ボップネスに突き抜けた前作と比べるとグッとムードを落ち着かせた方向性の今作。タイトなリズムの抜き差しによる絶妙な間の取り方もさることながら、いままでの作品を踏まえて辿りついたひとつの到達地点ではないでしょうか。さあ、来日はまだか。

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【リリース情報】

VULFPECK 『Mr. Finish Line』
Release Date:2017.11.07 (Wed.)
Label:Vulf Records
Tracklist:
1.Birds of a Feather, We Rock Together (feat. Antwaun Stanley)
2. Baby I Don’t Know Oh Oh (feat. Charles Jones)
3. Mr. Finish Line (feat. Christine Hucal & Theo Katzman)
4. Tee Time
5. Running Away (feat. Joey Dosik, David T. Walker & James Gadson)
6. Hero Town (feat. Michael Bland)
7. Business Casual (feat. Coco O.)
8. Vulf Pack
9. Grandma (feat. Antwaun Stanley, David T. Walker & James Gadson)
10. Captain Hook (feat. Baby Theo, Bootsy Collins & Mushy Kay)


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