FEATURE

Rootscoaster Vol.8 / 高野 修平 (トライバルメディアハウス)


Rootscoaster第8弾は『音楽の明日を鳴らす』の著者であり、ソーシャルメディアマーケティングの専門家である、高野修平さんです。

2014.05.12

無類の音楽好きコミュニケーションプランナーとして企業だけでなくRootscoaster Vol.7に登場した「THE NOVEMBERS」などアーティストのコミュニケーション戦略にも携わる、デジタルマーケティング会社「トライバルメディアハウス」に所属する高野修平。先日3冊目の著書『始まりを告げる《世界標準》音楽マーケティング〜戦略PRとソーシャルメディアでムーヴメントを生み出す新しい方法」を刊行した。タイトル通り、この時代に音楽を広めるために必要な考え方や戦略が具体的に紹介・解説されており、まさに音楽の今と未来が詰まった一冊と言えよう。しかし、同じ音楽好きとして彼の著書やブログ「THE GREAT ESCAPE」の中で最も共感、そして感動させられるのは著者の「音楽への多大なる愛と感謝」である。彼がここまで音楽へのめり込むきっかけになった音楽とは?きっと多くの人の心を強く震わせる音楽であるに違いない。(Written By Kohei Nojima)


1.Sigur Ros / vaka


人生でこんなにも美しい曲があるのかと衝撃を受けた。音楽の世界が圧倒的に広がり、音楽に対する捉え方が180度変わった楽曲。同時にMVも今まで見たことがないほど、心を揺さぶられた。


2.Hope of the States / Black Dollar Bills


20歳くらいのころ、偶然タワレコの試聴で出会った楽曲。破壊的で刹那的な世界観の中に描かれる楽曲のあり方はvaka同様、自身の価値観を大きくきっかけになった。音もさるこながら、絶望的なMVは一層楽曲のチカラを増幅させ、自分の一部に組み込まれた。


3.COLDPLAY / FIX YOU


イギリスに留学時代、イギリスはCOLDPLAYの「X&Y」一色であった。ファーストの頃から好きだったCOLDPLAYだったが、イギリス留学時代にもっとも聴いたのがこの楽曲だった。今でも聴けば、留学時代の景色や匂いや記憶が蘇ってくる。


Message

やはり自分の音楽の原体験は、イギリスなんだったのだと改めて思う。ここには記載してないが、60年代くらいから始まるイギリスの音楽は僕の血となり、骨となり、音楽のベースになっていると思っている。音楽のチカラは偉大だ。音楽は世界を変えてくれる。再生ボタンを押せば、今すぐ世界が色を変える。そうやって僕は勇気をもらい、救われてきた。


高野修平

デジタルマーケティング会社トライバルメディアハウスにてシニアプランナー/サブマネージャーとして所属。
音楽業界ではレーベル、事務所、放送局、音響メーカーなどを支援。音楽業界以外にも様々な業種業態のコミュニケーションプランニングを行っている。
音楽においては日本で初のソーシャルメディアと音楽ビジネスを掛けあわせた著書『音楽の明日を鳴らす-ソーシャルメディアが灯す音楽ビジネス新時代-』、『ソーシャル時代に音楽を”売る”7つの戦略』を執筆。
2014年4月18日に最新作である「始まりを告げる《世界標準》音楽マーケティング-戦略PRとソーシャルメディアでムーヴメントを生み出す新しい方法-」を出版。
また、THE NOVEMBERSのコミュニケーションデザイン、マーケティングも手がけている。
Blog:THE GREAT ESCAPE

高野修平著書

音楽の明日を鳴らす音楽を売る7つの戦略


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