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the engy、メジャー・デビュー後初の東京ワンマン公演レポートが到着


2019.11.27

10月30日にメジャー1stミニ・アルバム『Talking about a Talk』をリリースしたthe engyが11月25日(月)、ONEMAN LIVE『Talking about a Talk』の東京公演を渋谷WWWで開催した。アルバムのリード楽曲「Sick enough to dance」が全国39曲以上のAM/FM局でパワープレイに選出されるなど、注目度と増している京都発のロック・バンド、the engy。この日のライブで彼らは、ハイブリッドなバンド・サウンドとエモーショナルなボーカルを軸にした圧巻のステージを繰り広げた。

開演前のBGMは、Toro Y Moi、Disclosureなど。チケットはソールドアウトしており、会場を埋め尽くした観客は、急激に知名度を高めているthe engyのワンマンを心待ちにしている。重厚な低音を効かせたSEとともにメンバーの山路洸至(Vo. Gt. / Prog.)、濱田周作(Ba.)、境井祐人(Dr.)、藤田恭輔(E.Gt. / Cho. / Key.)がステージに登場し、ライブがスタート。生のバンドとシーケンサーを融合させたサウンド、そして、山路の感情豊かなボーカルが響き渡り、the engyの独創的かつ刺激的な音楽世界が広がっていく。ライブの軸になっているのは、やはりミニ・アルバム『Talking about a Talk』の収録曲だった。しなやかなファンクネスを感じさせるリズム、鋭利なギター・カッティング、浮遊感のあるシンセが絶妙に絡み合う「Still there?」、ドープなトラックとともに山路の濃密なフロウが響き渡る「In my head」。アルバム『Talking about a Talk』のインタビューで山路は、「これまでの音源とのいちばんの違いは、自分の頭のなかで鳴ってる音をほぼ完全に表現できたこと」と語っていたが、そのサウンドメイクの精度の高さは、ライブという場所でもしっかりと機能していた。

「ふだん“盛り上がってください”みたいなことは言わないんですけど、家に帰って後悔するくらいなら、思い切り楽しんでください! Everybody!」(山路)というMCの後は、「All about」「Under the water」といった既存のアンセムを含め、the engyのハイブリッドな音楽性をたっぷり堪能できるシーンが続いた。ギター・ロック、ヒップホップ、R&B、エレクトロ、ファンク、ソウルといった幅広いファクターを結合させ、メンバーそれぞれのセンスや技術を自由に取り入れながら生み出される楽曲は、まさに唯一無二だ。また、メンバー4人のプレイヤビリティにも惹きつけられた。多彩なリズムを繰り出す濱田、境井のリズム・セクション、ギター、シンセ、シーケンスを駆使しながら楽曲に彩りを与える藤田の演奏、そして、濃密なグルーヴと奥深い感情表現を共存させた山路のボーカル。全員の個性がぶつかり合い、有機的に結びつくアンサンブルは、既に確固たるオリジナリティを備えている。

生々しい肉体性を感じさせるパフォーマンスも、このバンドの武器。「以前はよく“おしゃれバンド”って言われてたんですけど、まだそんなこと思ってる人います?」(山路)というコメントが示す通り、身体性を剥き出しにしたステージングによって観客を巻き込み、一体感を増していった。先鋭的なサウンドをポップに昇華したリード曲「Sick enough to dance」からライブは後半へ。イントロが鳴った瞬間に大きな歓声が巻き起こり、すべてのオーディエンスが踊りまくった「Touch me」など、ミニアルバム「Talking about a Talk」の楽曲を中心に熱狂的なムードを生み出した。

アンコールで山路は、観客に向かってこんなことを話した。ありがたいことに「すごい新人が出てきた」「センスがすごい」と言ってもらえるけど、自分たちは本気でやりたいことをやっているだけ。いちばん誇れることは、リスナー、スタッフを含め、まわりの人が一生懸命に応援してくれること——。この山路の言葉に象徴されるメンバーの人柄、そして、周りの人を巻き込む人間的な魅力もまた、the engyの求心力につながっているのだと思う。この後、攻撃的なアッパチューンを数曲披露し、ライブは終了。ミニアルバム「Talking about a Talk」の制作によって大きく進化したthe engyの最新モードを体感できる素晴しいアクトだった。

the engyは11月29日(金)放送のNHK総合テレビ『あさイチ』(「特選!エンタ」コーナー)に出演。12月3日(火)にONEMAN LIVE『Talking about a Talk』大阪公演(心斎橋Pangea)を開催、12月14日(土)には地元・京都で追加公演(GROWLY)を行う。2019年を代表するニューカマーとして注目を集めた4人は、来年以降、さらなる飛躍を果たすはず。彼らのハイブリッド・サウンドがどう変化していくか、いまから楽しみでしょうがない。

Text by 森朋之
Photo by 宮家和也


【リリース情報】

the engy 『Talking about a Talk』
Release Date:2019.10.30 (Wed.)
Label:CONNEXTONE
Tracklist:
1. At all
2. Still there?
3. Sick enough to dance
4. In my head
5. Touch me
6. Hey,
7. I told you how
8. Have a little talk
9. Sick enough to dance[Pf ver.]*

*初回限定盤ボーナス・トラック
※初回限定盤:7インチ・サイズのスペシャル仕様


【イベント情報】

ONEMAN LIVE 『Talking about a Talk』 東京公演
日時:2019年11月25日(月) OPEN 19:00 / START 19:30
会場:東京・渋谷WWW
料金:前売 ¥3,000 / 当日 ¥3,500 (各1D代別途)

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ONEMAN LIVE 『Talking about a Talk』 大阪公演
日時:2019年12月3日(火) OPEN 19:00 / START 19:30
会場:大阪・心斎橋Pangea
料金:前売 ¥3,000 / 当日 ¥3,500 (各1D代別途)

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ONEMAN LIVE 『Talking about a Talk」spinoff  – Special Floor  Live! -』
日時:2019年12月14日(土) OPEN 18:00 / START 18:30
会場:京都 GROWLY
料金:ADV. ¥3,000 / DOOR ¥3,500 (各1D代別途)

the engy オフィシャル・サイト


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