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SpincoasterのTwitterの2ndアカウント作成のお知らせと凍結の経緯


2019.07.03

この度、SpincoasterのTwitterアカウントが凍結し、様々な手段を講じていますが、未だに明確な回答が得られていないため、新たに第2のアカウントを作成いたしました。

凍結中、メディアの運営も停滞し、関係者の皆様をはじめ多大なご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんでした。改めてお詫び申し上げます。凍結の理由としては、アカウントのDMCA(デジタルミレニアム著作権法)侵害によるものです。今回の凍結の経緯と弊社での対応についてご説明します。

弊社が運営するSpincoaster Music Barからの投稿として、「本日の1曲」と銘打ち、店内のレコードやハイレゾ音源を紹介する投稿を実施しておりました。15秒程度の動画で、店内の様子やレコードのジャケットなどを撮影したものに、コメントを添えて投稿するといった内容になっており、店頭でのお客さんとのコミュニケーションの一部をTwitter上に拡張させるようなイメージで行っていました。主に直近で仕入れたレコードや、来日などで話題となっているアーティストの作品、歴史的な名盤、スタッフのイチオシ・レコードなどを紹介してきました。

動画に関してはフェア・ユースの範囲内の認識でいましたが、2018年8月にメジャー・レーベルのグループ会社の出版社からいくつかの投稿に対して警告を受け、一時アカウントの停止を受けたため、以後は動画の投稿は控えておりました。

しかし、今回はそれ以前の2018年4月に投稿した別のアーティストの動画が凍結の対象となってしまいました。過去の投稿(動画)を削除しなかったことに関しては私たちの不注意としか言いようがありません。2019年の4月26日に報告を受け、すぐに該当する投稿を削除しましたが、その数十分後に凍結を受けてしまいました。Twitter社にコンタクトを取ると、解除には以下の2つのどちらかが必須であるとの返信を頂きました。

①申請をした出版社がDMCAの報告を取り下げる。
②報告は誤認であると主張し、DMCA異議に申し立てを行う。

②に関しては、「私は虚偽の内容が含まれている場合には偽証罪によって罰せられることを理解した上で、コンテンツが誤操作または誤認によって削除、またはアクセス制限されたことを確信していると断言します」という文言と共に申請することが条件となっており、動画に音源が含まれていたことは事実なので、今回の件ではこちらの選択肢は適応できません。

従って①の方法で、アメリカにある出版社に取り下げてもらうように連絡を取りました。「私たちは日本の音楽メディアで、あなたの会社と契約をしているアーティストも含め、世界中の音楽を日本のリスナーに紹介する存在である」といった内容の文章と合わせてメールをしましたが、そこには触れられず、以下のような返信を頂きました。

“Twitter社がカバー版の楽曲を含め、ライセンスを取得したり、プラットフォーム上で私たちの音楽を使用したことに対して支払いを行わないことが原因です。私たちはあなたのフラストレーションを理解していますが、Twitterが音楽のライセンスを拒否したことを考えると、撤回することはできません。YouTubeやSoundCloud、Facebook、Instagramなどライセンスを受けたサービスを利用して下さい”

その後、その出版社の日本法人の方から本国の担当者に掛け合って頂いておりますが、明確な回答が得られておりません。メインのアカウントが復旧した場合は、そちらに戻すことも考えられますが、当面の間はこちらの新しいアカウントをフォローしていただけますと幸いです。

引き続き皆様のお役に立てるように、また日本の音楽シーンが豊かなものになるよう情報を発信して参ります。これからもSpincoasterをよろしくお願いします。

Spincoaster Inc. 野島 光平


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