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京都の社寺で音楽体験を提供する『SOUND TRIP』第2弾に青葉市子、ユザーン&蓮沼執太ら参加


2020.12.22

京都にある寺社とアーティストを組み合わせ、そこでしか聴けない音楽の体験を提供する『SOUND TRIP』の第2弾がリリースされた。

コムアイ & オオルタイチ、Kyoka、Yosi Horikawaが参加した第1弾でも注目を集めた『SOUND TRIP』。第2弾では、妙心寺 退蔵院、隨心院、神護寺、西明寺、そして仁和寺の5つのお寺と提携した作品をリリース。妙心寺 退蔵院のアーティストは、Chihei Hatakeyama。隨心院のアーティストは、haruka nakamura、神護寺、西明寺のアーティストは青葉市子。仁和寺は、ユザーンと蓮沼執太。それぞれその寺社で流れる音――水の音や鳥の鳴き声、枯山水の庭で砂を引く音などを収録し、その音を使いながらそこに行かないと聴けない音楽体験を制作。訪れる参拝者は、指定の場所で体験料(300円)を支払い、音楽を聴くことができる。

青葉市子

ユザーン & 蓮沼執太

haruka nakamura

Chihei Hatakeyama

さらに、第2弾からはそれぞれの社寺の音楽を、訪れた人だけが持ち帰られるサービスもスタート。各所の受付で専用のQRコードを購入し(500円)、それを読み取ることで音楽をお土産にすることができる。

『SOUND TRIP』は今後、京都の社寺を中心に提携しながら、日本各地へと広げていくという。当時、最先端で活躍していたアーティストの狩野永徳や長谷川等伯の作品がお寺や神社で展示されていたように、日本の寺社で新しい音の体験を世界中のアーティストともに制作していくとのこと。

また、『SOUND TRIP』第1弾リリースとなる貴船神社 × コムアイ & オオルタイチ、壬生寺 × Kyoka、三千院 × Yosi Horikawaの音楽作品も引き続きそれぞれの寺社で体験することができる。

『SOUND TRIP』詳細

仁和寺


【SOUND TRIP コンセプト】

いま、ここでしか聴けない体験を。

スマホをひらけば、いつでも好きな場所で音楽を聴ける。でもその場所で聞くから、体験が変わることがある。どこでもいいわけじゃない。 たとえば旅先で、その地に昔から伝わる民謡を発見したとき。あるいは、その土地について語られた歌に出会ったとき。それはあなたの旅のテーマソングとなり、ともに旅をする。そしてその音を聴くたびに、あの旅の感動がよみがえる。サウンドトリップは、アーティストがその地にまつわる音を使い、そこでしか体験できない「物語のある音楽」をつくるプロジェクト。これは、音楽を聴くことで旅の体験をふくらませる実験だ。どれもその地に関わりある音を使った、そこで体験することに意味のある音楽。それも寺社を中心に展開している。当時、最先端で活躍していたアーティストの狩野永徳や長谷川等伯の作品がお寺で展示されていたように、寺社は文化サロンであり、伝統とは前衛の積み重ねだから。これをとっかかりにどうか、この地の物語を探ってほしい。なによりこの音楽が、あなたのこのたびの旅のテーマソングになることを願って。


【Photo Gallery】



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