ビートメイカー／DJのShiggeと、インドネシア・ジャカルタ出身のアーティスト・Jesslyn Juniataによるダブル名義でのシングル“Linger (feat. Adriel)”が本日6月6日（金）にリリースされた。
本作は2024年にバリで行われた、『AXEAN Festival』主宰のコライトセッションで生まれた1曲だという。シンガーとしてマレーシアのAdrielをフィーチャーしているほか、フィリピンのセブを拠点とするミュージシャン／プロデューサーのKarl Lucenteがプロデュースなどで制作に参加している。
南国を感じさせるリラックスしたメロウなリズムとチルなヴァイブスを感じさせつつも、UKガラージ、2ステップ、ボサノバなどジャンルを超えたダンスミュージックトラックとなっている。
アートワークは東京拠点のフォトグラファー・yuma yoshitsuguによるもの。
【Shigge コメント】
2024年10月にバリで行われたコライトセッションで、みんなと「どんな曲を作りたい？」と軽く話をしたあと、僕がビートを組み立て始めると、あっという間に曲が形になっていきました。それぞれがその場で楽曲制作に没頭していく様子や、スタジオのプールに差し込む光が水面できらめいていた光景を、今でも鮮明に覚えています。
Adrielの透き通るような歌声、JJのボーカルやアレンジ、Karlのアイディア。それぞれの音が自然に重なり合い、気づけばとても心地よい楽曲が完成しました。バリの空気や雰囲気がそのまま音になったような、そんな一曲です。
【Jesslyn Juniata コメント】
その日、Shigge、Karl、Adrielと初めて会って、一緒にただ楽しく音楽を作っていただけなんだけど、この曲はその明るくて軽やかな
感覚を完璧に表現していると思う。まるで親友たちとプールサイドでくつろいでいるような感じで、素敵な人たちと偶然出会って、その場の空気がピタッと合う、そんな心地よくて引き寄せられる瞬間を捉えているんだ。普通なら考えもしない組み合わせ──UKガラージのビートにボサノバのハーモニー、そして8ビットのシンセリード──そんな要素がうまく融合しているなんて、自分自身も想像できなかった。でも、なぜかうまくいってるんだよね。それって、映画みたいに、思いがけずリアルに感じる瞬間とどこか似ている気がする。
【Adriel コメント】
この曲は、時間がゆっくりと流れ、心配事が消えていくような、ビーチで休暇を過ごしている感覚を表現している。メロウなリズムとチルアウトなヴァイブスで、太陽の光、潮風、そしてただその瞬間を生きている。リラックスしたり、空想にふけったり、打ち寄せる波を眺めたりするのに最適だ。
【Karl Lucente コメント】
ソングライティングキャンプ中、Shiggeと私は同じヴィラに滞在していたので、初日の後に少しゆっくり話す機会がありました。セブや東京の音楽シーンについて語り合ったり、お互いの作品や経験を共有したりして、プロジェクトが正式に始まる前からすでにちょっとした繋がりができていたんです。
翌日にはすぐ、一緒に共作しようという話になりました。そのとき、まだグループに入っていなかったAdrielを見かけて、あとから合流したばかりだったJJも加わることになりました。
全体としてとても自然な流れで、みんなが「ただ創りたい、一緒にやりたい」という気持ちで動いていたように感じます。連帯感とクリエイティビティに満ちたエネルギーがありました。
Shiggeはとても手際がよく、センスも抜群で、私は彼のリードに沿って、自分なりにプロセスに加わっていく感じでした。彼はすでに楽曲の構成をほとんど仕上げていたので、あとは歌詞作りに集中するだけでした。JJはシンセサウンドで本当に力を発揮してくれて、彼女の得意分野だとすぐにわかりました。そしてAdrielは機転のきく作詞家で、彼のリリックが楽曲に物語性を与えてくれました。
【リリース情報】
Shigge & Jesslyn Juniata 『Linger feat. Adriel』
Release Date：2025.06.06 (Fri.)
Label：Namy& Records
Tracklist：
1. Linger feat. Adriel
Music：Shigge, Adriel, Jesslyn Juniata, Karl Lucente
Lyrics：Adriel, Jesslyn Juniata, Karl Lucente
Vocal：Adriel, Jesslyn Juniata
Produced：Shigge, Karl Lucente, Jesslyn Juniata
Arranged & Mixed：Shigge
Mastered by Alexis Eychenne
Artwork：yuma yoshitsugu
■Jesslyn Juniata：Instagram
