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Saskiatokyo、“人間”をテーマとした新作EP & シングルを同時リリース


2019.04.18

Saskiatokyoが2nd EP『Mag En Ta』と1st シングル『Ayeki』を4月13日(水)に同時リリースした。

2017年に米・老舗エレクトロニック・レーベル〈Detroit Underground〉より1st EP『FANTASIA』をリリースして以降、東京を中心に関西・アジアのクラブでもライブ・アクトとして経験を積んできたSaskiatokyo。今回のリリースは、2000年〜2010年代初頭にかけて日本の先鋭的な電子音楽を発信するネット・レーベルとしてDUB-Russellを輩出、さらにはSeiho、Lycoriscoris、metome、Yaporigami、Akihiko Matsumotoなど、エレクトロニック・ミュージック・シーンにおける重要人物の音源をリリースしてきた〈+MUS〉からの発表になる。

アートワークや音楽性から見て対極的にみえる2作品だが、どちらもテーマは“人間”だという。EP『Mag En Ta』では複雑に絡み合いながらも人と音楽を物理的に繋げるダンス・ビートから逸脱することのないリズムをベースに、痛烈で奇怪なサウンドや不協を奏でるメロディーを重ね、様々な個性が唸り合う模様を描いている。

一方、幻想的でどこかノスタルジックなシングル「Ayeki」は、悠々と流れるアンビエントと素朴に語りかけるようなボーカルが牧歌的な風景を想起させ、聴く人にエモーショナルな感情を想起させる作品。「I fond a lot of wonderful moments. You felt the magical time together. / たくさんの素晴らしい瞬間を見てきた。魔法にかけられたような時間をあなたも感じていたでしょう」は、『Mag En Ta』的な混乱した状態の中で見つけ出す個人の美しい記憶を意味するリリックで、「Ayeki」という言葉にはそこから感じるものを希望に変えてほしいというメッセージが込められているのだという。

両作品のアートワークを描き下ろしたのは油絵画家の松本藍子。また、『Mag En Ta』のティーザー映像をteamLab所属のインタラクティブ・エンジニアの迫田吉昭が担当している。

なお、Bandcampに限り「Ayeki」はフリー配信、『Mag En Ta』には購入時のボーナス・トラックとしてRhizomatiks ResearchのShintaro Kamijyo a.k.a syntaxと、ミニ・アルバム『Agate』も好調なBlack Boboiのermhoiによる「8th」のリミックスを収録している。

Saskiatokyoは5月1日(水)に東京・渋谷Contactにて開催される“Smoke Machine Night”へのライブ出演が決定している。台北のテクノ・フェス“Organik”の開催や、人気ポッドキャストの配信、そしてレーベル活動も行うコレクティヴ〈Smoke Machine〉主催の本イベントは、同コレクティヴの中心的存在であるDiskonnectedを始め、Neel、Valentino Mora、Agonis、そしてCYKからKotsuなどが出演する。


【リリース情報】

Saskiatokyo 『Mag En Ta』
Release Date:2019.04.13 (Sat.)
Label:+MUS
Tracklist:
1. 8th
2. Orang
3. Owa
4. 8th -syntax remix- *Bandcamp Only

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Saskiatokyo 『Ayeki』
Release Date:2019.04.13 (Sat.)
Label:+MUS
Tracklist:
1. Ayeki

■Saskiatokyo:Twitter / Instagram / SoundCloud


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