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上海出身のMIO-ERA、デビューアルバムから第2弾先行シングル“魚 (Fish)”配信


2026.09.24

上海出身のシンガーソングライター・Yifei Zhou(周逸斐)を中心とするプロジェクト、MIO-ERAが新曲“魚 (Fish)”を9月23日(水)にリリースした。

本楽曲は、セルフタイトルのデビューアルバム『MIO-ERA』からの第2弾先行シングルであり、NY発のレーベル〈Eryngii〉からは初のリリースとなる。中国の民俗音楽の影響を色濃く受け、メロディを中心に据えた8分間の楽曲となっており、中国の音楽とともに育ち、西洋音楽を長く学んできたZhouが、本作では自身の表現を支え続けてきたルーツに焦点を当てている。

楽曲が生まれたのは、2024年の失恋の後。Zhouは初めてアコースティックギターを買い、毎晩、眠りにつくまで弾いていた。人に話せずにいた思いが、歌になっていったという。

歌は、「魚の記憶は7秒しか続かない」というイメージから始まる。魚の体に自分の記憶を書きつけ、次の瞬間には跡形もなく消えてほしいと願う。けれど、過去は戻ってくる。歌詞のなかでは、春の記憶がふたたび彼女の額に口づける。

Yifei Zhouは本作について、次のようにコメントしている。「自分の気持ちをほとんど話せなくなることがあって、そうした感情が、曲を書くなかでにじみ出ていました。つらい記憶から前に進みたいと思う一方で、孤独も、心が癒えていく過程は決して一直線ではないことも、受け入れたかったんです。行ったり来たりするものだし、過去の記憶も、最初に押し寄せてきたときとは感じ方が違うんです」

全10曲からなるデビューアルバム『MIO-ERA』は、11月6日(金)にBandcamp限定でリリース予定。20代のZhouが自分の音楽やアイデンティティを模索した時期を記録したコンセプトアルバムであり、中国語と英語を行き来しながら、失恋、愛、孤独、そして成長を描く。各曲はそれぞれ独立しながらも、組曲のようにつながり、アルバム全体でひとつの物語を形づくる。Zhouにとって本作は、自分が大きく成長した時期に区切りをつけるとともに、これまで存在さえ認められなかった感情に居場所を与える作品だという。

なお、MIO-ERAの出発点には、アニメやインターネットカルチャー、フォークに影響を受けたソングライティングなど、自分の好きなものを自由に音楽へ取り入れたいという思いがある。ジャズを中心とする学びの場では、そうした関心を真剣に受け止めてもらえず、場違いなものとして退けられてきたという。プロジェクト名は、幼い頃から影響を受けてきた日本のアイドル文化、とりわけPASSPO☆の増井みおに由来する。青葉市子、坂本龍一、Adrianne Lenker、Pedro Martinsも、影響を受けたアーティストとして挙げている。

ZhouはMIO-ERAを、アジアの女性に従順さを求める文化的な規範への抵抗とも位置づけている。周囲の期待に沿わないことで疎外感を抱くとき、自分の歌は、支えになってくれる「友人」のような存在だという。アルバムに寄せた文章には、次のような一節がある。「それでも、静かな抵抗はある。沈黙を求められたときに歌うこと。消えてしまうほうが楽なときにも、そこにとどまること。そして、もう立つ場所さえ残されていなくても、なお踏みとどまり続けること」


【リリース情報】


MIO-ERA『魚 (Fish)』
Release Date:2026.09.23 (Wed.)
Label:Eryngii
Tracklist:
1. 魚 (Fish)

※BandcampのEryngii Club会員向け先行公開を経てリリース

配信リンク

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MIO-ERA『MIO-ERA』
Release Date:2026.11.06 (Fri.)

Bandcamp限定リリース、全10曲収録

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■MIO-ERA:Instagram


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