mikah、最新曲“Escape”MV公開｜心の旅を描いた「Homesick 3部作」の第1弾

ハワイ出身のSSW・mikahが10月17日（金）にリリースした最新シングル“Escape”のMVが公開された。

4人組グループ・INTERSECTIONのメンバーとしてデビューし、2021年には中国最大級のオーディション番組『創造営（CHUANG）2021』に出演後、カバー曲や番組オリジナル楽曲のリリースで中国の音楽市場でのブレイクに成功。また、同番組の最終回では新たにINTO1の上位メンバーに選ばれ中国デビューを果たし、中国語と英語の両方で4作のアルバムをリリース。INTO1としての2年間で、mikahは“Beautiful”などのカバーやシングルもリリースし、複数のチャートで1位を獲得した。

アメリカ、日本、中国、そして2つのグループを旅してきた5年間を経て、2023年12月には初のソロEP『bleached』をリリースし、本格的にSSWとしての活動をスタート。2024年には全編英語の2nd EP『PRETTY LIES』をリリースし、『SUMMER SONIC』（東京）への初出演や、ドバイで開催された『MetaMoon Festival』へ出演を果たし、グローバルアーティストとしての存在感を高めている。

米レーベル／プラットフォーム〈88rising〉からのリリースとなった前作“Butterflies”に続く本作は、シングルプロジェクト「Homesick 3部作」の第1弾。この3部作は、mikahが実際に経験してきた「心の旅」を描いた作品群だという。“Escape”はその出発点であり、“In Between”（旅の途中）、“Dream”（帰還あるいは再定義）へと続いていく。

“Escape”は「夢を追う衝動」と「帰る場所への渇望」という矛盾した感情を抱えながら、自分だけの居場所を探していく姿を描いた1曲。大人になりきれないまま、でも子どもでもいられない今の自分。育った場所から飛び出したいという衝動と、その先で感じる孤独や戸惑いが、繊細なサウンドとナイーブな言葉で綴られている。

その心の揺らぎは、映像の中でもそっと息づいている。MVはフランスから招いたクリエイティブチームとともに、全編フィルムで撮影。山梨の静かな森林と空間的にデザインされた家屋で構成された映像美の中に、mikahが「本当の友だち」と呼ぶ幼なじみたちが出演。サッカーをしているときの無邪気な笑顔や、何気ない仕草がそのまま切り取られている。

「サッカーしているときの笑顔は、まさに素の自分。あの時の笑い声は本物」と本人が語るように、どこか懐かしくあたたかい空気が全編に流れている。映像の中には、次作への伏線もさりげなく織り込まれ、3部作の世界観が徐々に明かされていく。次章“In Between”および“Dream”は、11月18日（金）に合わせて全編リリース予定となっている。