otuyyuto、心の原点と葛藤を描くセルフプロデュースEP『Y LIFE 2』配信

シンガー／プロデューサーのotuyyuto（オトユウト）が新作EP『Y LIFE 2』を本日10月17日（金）にリリースした。

8月リリースの1stアルバム『優人』でも注目を集めたotuyyuto。全5曲で構成される本作は、昨年発表された『Y LIFE』に続くシリーズ第2弾。作詞・作曲・編曲・ミックス・マスタリングまで全て本人が手がけた完全セルフプロデュース作品となっている。

前作『Y LIFE』はotuyyutoが故郷・ハワイ州ホノルルを訪れた夏に制作された、自身初の完全セルフプロデュース作品。ペットのFendiを失った喪失感や、故郷に戻るたびに直面する複雑な感情がテーマとして描かれ、「休暇のはずなのに、心は休まらない」という現実を音で表現した。

本作はotuyyutoが日本へ移住して以来、初めてハワイへ帰郷した際（2025年9月）にわずか1週間で制作・録音されたもの。ハワイが持つ「エネルギーを取り戻す場所」「過去の痛みが残る場所」という2面性を作品全体で描いている。

滞在が長くなると心が疲弊していく感覚、しかし訪れるたびに自分をリセットできる感覚——その「尊敬と憎しみの間にあるリアルな心情」が、EP全体を貫くテーマとなっている。本作ではサンプリングを一切使用せず、ゲストアーティストも迎えず、自らの音楽的ルーツと向き合うことに専念した。

カバーアートは、長年の友人でありコラボレーターでもあるDevan Yukio Fujinakaによって撮影され、撮影にはハワイの仲間であり“RAPPER C”でも共演したCole Turnerもアシストとして参加。かつてotuyyutoが暮らしていたアパートのリビングルーム、現在は母親が一人で住む場所で撮影され、過去と現在が交差する象徴的なビジュアルとなっている。

また、EP制作期間中には“RAPPER C”のMVも同チームで撮影されており、アーティストとしてのotuyyutoの「原点と進化」がより立体的に表現されている。