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LISACHRIS、1st EP『ARIAKE』のリリースに合わせてAWAでプレイリストを公開


2018.04.20

LISACHRIS(リサクリス)が1st EP『ARIAKE』を本日4月20日(金)に配信リリースした。

LISACHRISはNYのクイーンズで生まれ、ロンドン、東京育ちのプロデューサー/DJ/ビートメイカー/モデル。

東京を拠点に活動するクルー・YENTOWNの元メンバーでもあり、現在はモデルの宮本彩菜とユニット・Piscesとしても気まぐれに活動中。プロデューサーとしてはAnarchyやLick-Gへのビート提供が話題となった一方、DJとしては多くのパーティやファッション・ブランドのイベントへの出演も果たし、定期的に韓国や台湾のクラブでもプレイしている。

そんな彼女が、今回1st EP『ARIAKE』の配信開始を記念し、AWA公式アカウントにてプレイリスト「GLmuzikz」を発表。さらにインタビューも公開された。


【LISACHRIS インタビュー】

Text & Photo:Toru Miyamoto

――今の活動を始めるきっかけはなんだったのだろう。

「昔から音楽はめっちゃ好きなんですけど、友達にアナログ・ターンテーブルとミキサーの一式を安く譲るよって言われて、始めたのがきっかけですね。それがハタチのときで、クラブで回し始めたのが20歳過ぎてから。ビート提供は、goocy(グースィー)っていうブランドのプレスの友だちに、ブランドのムービー作るからトラックを作れない? って言われて、作ったのが最初かな。そういう動きを見てたYENTOWNのkZmがkiLLa用に欲しいですってなって、それを見てたダイジくん(JUNKMAN)から作ってよって言われて始まりましたね」

――これまでにDJ、ビート提供などを行ってきた彼女が、1st EP『ARIAKE』をリリースするに至った経緯を聞いてみた。

「SoundCloudに自分が作った曲をあげて、作品集を出すのが1番好きで。去年、事務所に入って、いろいろ手配して頂けるってなったので、1番好きなことをしたいなと。それで、インストの自分だけの曲を作り、夢だったEPを発売することになりました。EPは5曲で、最初はルパン三世の主要キャラ5人の曲を作ろうとしてました。3年前にNetflixとHuluで見始めたらおもしろくて。シーズン1〜3、過去の映画やテレビスペシャルとか全部観ましたね。それを今回のEPに落とし込もうとしたんですが、次元と不二子と銭形は完成できなかったので、残りのキャラは次回にしようと思いました」

――LISACHRISの1st EP『ARIAKE』は、5曲通してどれもドープで怪しい中毒性のあるトラックに仕上がっている。このEPの配信に合わせ、収録曲「ru a samurai?」のLISACHRISワールド全開のMVも公開された。1st EP『ARIAKE』はLISACHRISから見て、どういう内容になっているのかを1曲ずつ教えてもらった。

「『ARIAKE』は全曲通して、熱い恋愛のEPになっています。1曲目の『ru a samurai?』はルパン三世の五右衛門の曲なんですけど、好きな男に対して“信用していいの?”っていう乙女の揺れる気持ちを打ち込みました。女っていろんな面があるじゃないですか。感情の揺れっていうか、怒ったり、悲しくなったり。それを1曲目にして、おもしろカッコよくしました。2曲目の『stay』は、“そばにいてよ”みたいな気持ちを表現しました。3曲目の『night knight』は、ぶっちゃけ二子玉でのデートの曲です。綺麗な夜の瞬間があって、そのときに“夜になると、わたしたち輝くわね”って思いを曲にしました。4曲目の『lupin』はルパンの曲なんですけど、彼は理想の男性なので、その思いをぶちまけました。5曲目の『both』は、自分がやっていたヒップホップの今っぽいトラックを楽しんで作りましたね。けど、ぶっちゃけると、Lady GaGaが映画で、“自分は音楽で成功するために男とはぜったい別れる”って言って号泣してたんですよ。それを観て、どっちも得ることができないのかって思い作りました。この曲は今後、ラッパーにラップを乗せてもらって、それぞれの世界観で自由に作ってもらいたいってプランがあります。EPの曲順は好きな順。1曲目の『ru a samurai?』に関しては自分の世界観をポップに表現できたので1曲目にしました。EP名の『ARIAKE』は、Aとアで始まるものにしたくて、それを考えてるときに有明駅に着いたんです。有明って言葉かっこいいなって思ったのと、夜明けって意味だったので、ちょうどいいなと。英語にしてもカッコよかったんで、EP名は『ARIAKE』にしましたね」

――色々ぶっちゃけてくれた(笑)。まさか熱い恋愛の内容になってるとは。この話を知った上で『ARIAKE』を聴くと、また違った感じに聴けておもしろいかも。今回、LISACHRISに『ARIAKE』の楽曲をミックスしたプレイリスト「GLmuzikz」を作ってもらった。AWAでプレイリストを作ってみてどうだったか。

「音楽ストリーミング・サービスでプレイリストを作ったのは初めてで。MDとかで聴いていた時代を思い出しましたね。自分だけのMDみたいな。選曲はこの2、3ヶ月ずっと聴いてたやつで、結構いい感じだと思います。テーマは、“自分がモードに入れるテーマ”ですね。曲探すときに、Ivy Lab(アイビー・ラボ)とか入ってるのかなって思ったんですけど、全部入っててビビりました。なんでも入ってるんですね。探した曲が全部あるって思いました。音楽ストリーミングはケータイで聴くならアツいです。家では逆にパソコン以外で音楽を聴いてほしいですね。自分の願いなんですけど、ひとりでいるときは、自分の世界に入ってケータイで音楽ストリーミング・サービスを使って、人が集まる場所とかは、パソコンではない機械で聴いてほしいです。AWAでそういう機械は出ないんですかね(笑)。パソコンで聴くのに飽きてきたっていうのがあるんで、そういう機械を出してほしい。スピーカーとセットのプレーヤーみたいな」

――スピーカーとセットのプレーヤー(笑)。今回、LISACHRISが初めて作ったプレイリスト「GLmuzikz」には、『ARIAKE』の楽曲はもちろん、Ivy LabやTroyBoiのなかに、QUEENや宇多田ヒカルの楽曲がミックスされた作りになっている。LISACHRISらしい選曲となっているので、ぜひチェックしてみてほしい。最後に、今後の展望を聞いてみた。

「今後もビート提供しつつ、自分の曲を出していきたいですね。いまの目標はケータイゲームのCM曲をやってみたいって思ってます。グランブルーファンタジーの曲とか作ったら、めっちゃかっこいいじゃないですか」

■LISACHRIS
・オフィシャル・サイト:http://lisachris.net/
・Twitter:https://twitter.com/333lisachris888
・Instagram:https://www.instagram.com/lisafloss/


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