キミノオルフェが12月にリリースした最新EP『Then, the Curtains Open』より、「Forget-me-not」のMVが公開された。
「勿忘草」（わすれなぐさ）を意味するタイトル「Forget-me-not」が付けられた本楽曲は、制作中にプロデューサー・EXPCTRの発案で付けられた仮タイトルだったが、その言葉はキミノオルフェ・蟻にとって2つの大きな意味を持ったという。ひとつは痴呆が進んでいる大好きな祖母のこと。大好きな祖母が自分のことを忘れてしまう、その哀しみと同時に、心の底からの祖母に対する愛おしさ。そしてもうひとつは、2年前の2月に早世した作詞レッスンの教え子のこと。成人する前にこの世を去った彼のスマートフォンの待ち受け写真は「勿忘草」だったという。愛する人たちがこの世からいなくなっても、いつか自分がこの世からいなくなった後に逢いたい。同時に、自分はこの世に生きている間、君のことを忘れないよ、という気持ちが歌詞で表現されている。
2月は教え子の祥月（しょうつき／一周忌以後において、故人の死んだ当月）にリリースされた本MVは、監督をキミノオルフェ・蟻自身が務め、カメラおよび映像ディレクションはきるけ。が担当している。
【リリース情報】
キミノオルフェ 『Then, the Curtains Open』
Release Date：2020.12.25 (Fri.)
Label：
Tracklist：
1. Then, the Curtains Open
2. Forget-me-not
3. Tender
4. ふたりで
5. That Never Goes Out
6. When I Need Your Love
