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曽我部恵一、早くも新作リリース 全8曲の異形のポップ・アルバム


2018.12.21

曽我部恵一が新作ソロ・アルバム『There is no place like Tokyo today!』を本日12月21日(金)にリリースした。

今年、サニーデイ・サービスやソロ名義で活発な活動を行ってきた曽我部恵一。12月7日(金)にリリースしたラップ・アルバム『ヘブン』より2週間、早くもリリースされる全8曲収録の本作は、ヒップホップ、ロック、フォークなど様々なジャンルを取り込んだ異形のポップ・アルバム。本人からの全曲解説は以下の通り。


【曽我部恵一 本人による全曲解説】

アルバム『ヘブン』を作り終えた後にあたらしい曲ができた。寝ぼけたアタマで空港へ向けて環七を走る車に乗っていた時だった。スマホに詩をメモった。幽玄な詩世界だったので「ヘブン」と名付けた。するとそのまわりに幾つかの歌が生まれ出た。作品集のようなものができあがりつつあった。『ヘブン』に取り掛かる前に作っていた曲「暴動」を、そこに加えた。この曲は政府の政策に反対するデモにでかけて行った日に書いた。サニーデイ田中貴が最高のベースを入れてくれた。今年“横須賀アイドルカーニバル”というイベントに呼ばれ歌った時に見たアイドルたちとそのファン(ヲタ?)のエモさにやられて作ったのが「心でサウスマリンドライヴ」。深夜車を停めてコンビニでコーヒーなんかを買う。そんな時に感じることを「There is no place like Tokyo today!」で歌った。徒然なるままに。この曲に限らず、すべての歌は「徒然なるままに」だった。ぼくらは皆自分だけの世界を生きている。その中でも時折(ずっと?)聴こえる There is no place like Tokyo today……という耳鳴りのようなもの。真夜中の甘美な時間。苦いスイーツをほおばる時間。異常気象と陽気な性。bitter sweets for midnight life。

自分の生まれ年である1971年製のストラトキャスターを買った。良い音で、それを弾くのが楽しくて、たくさんギターを弾いた。「真珠」のソロも気に入っている。ハモンドもきれいだ。まだメロディがはっきり出来上がる前のヴォーカル・テイク。どこかまじめな、堕落しきれないぼくらだから、この曲を最後に入れよう。後悔や懺悔や愛や思い出をゴミ箱に入れようという歌「ビデオテープ」。そうすれば青空のように、なれるかな。「チャイ」は近所にある小さなレストラン、そこの世界一美味しい(間違いない)チャイを思い出して作った。陽水さんが、出てきます。これで全部かな。カーティス・メイフィールドに捧ぐ。


【リリース情報】

曽我部恵一 『There is no place like Tokyo today!』
Release Date:2018.12.21 (Fri.)
Label:ROSE RECORDS
Cat.No.:ROSE 238
Tracklist:
1. There is no place like Tokyo today!
2. 暴動
3. チャイ
4. ヘブン
5. ビデオテープ
6. 心でサウスマリンドライヴ
7. bitter sweets for midnight life
8. 真珠

Recorded and mixed by Keiichi Sokabe at MYSTIC SOUND FROM OASIS, Tokyo Mastered by Jaimin Shin at PHILO’S PLANET STUDIO, Seoul
Guest musicians
Takashi Tanaka plays electric bass on M2
Isao Takano plays additional keyboards on M1
Yukinori Yamaguchi plays HAMMOND B3 organ on M8
Photo by Jun Sokabe Art work by KS
Direction Shiho Konno
Special thanks Emon Park, Fumitake Watanabe, Hitoshi Odajima
ROSE RECORDS Rota Iwasaki, Yuki Mizukami, Shiho Konno
Produced by Keiichi Sokabe


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