曽我部恵一とビートメイカー・Junes Kがコラボ共作曲“Breath”リリース

曽我部恵一とJunes Kによるコラボシングル“Breath”が7月3日（水）にリリースされる。

昨年リリースの“Love feat. 環ROY & 曽我部恵一”や、TOMC × 入江陽とのトリプルコラボ作“恋のこと”などでも注目を集める福岡在住のビートメーカー・Junes K。本作はいくつもの音盤に込められた物語や記憶、情景を絶妙にカットアップしていく、Junes Kによるコラージュビートに、深いメロウネスと共に咆哮する曽我部恵一のフロウが合わさった1曲とのこと。

また、2人が奏でる甘美さとは裏腹に、リリックには今の時代を生きる私たちがもたらす不条理や無関心を告発する鋭い眼差しも込められている。ソロデビュー曲“ギター”をはじめ、“永い夜”（2009年）、“戦争反対音頭”（2020年）、“Beginners”（2022年）など、様々なアプローチでプロテストソングを歌ってきた曽我部が、より直截な表現で世界へ問いかけるという。

きみに伝わらないとしても
だれも目覚めないとしても
それでも今と思い書き始める詩
もうこれ以上殺すな

[2024.07.30 UPDATE]

曽我部恵一とJunes Kによるコラボシングル“Breath”のMVが公開された。MVを手がけたのは、ABEMA『ラップスタア』のディレクターであり、ラッパーが人生史を語る書籍『LIFE HISTORY MIXTAPE 01』を上梓したばかりの映像作家、菊池謙太郎。時間も場所も物語も異なるシーンが断片的に接続され、まるでJUNES Kによるコラージュビートかと思わせる映像に仕上がっている。遠い海の向こうの惨状と私たちの日常は、決して無関係ではないことにふと気付かされるような内容となった。