青葉市子、ニュー・アルバム『アダンの風』詳細発表原美術館での配信ライブも決定

青葉市子が12月2日（水）にリリースするニュー・アルバム『アダンの風』の詳細が発表された。

通算7枚目のオリジナル・アルバムとなる本作は、“架空の映画のためのサウンドトラック”をひとつのテーマに制作。今年1月に青葉が長期滞在した沖縄の島々で着想・執筆した物語に基づき、すべての創作がスタート。＜その島には、言葉がありませんでした＞という一文から綴られているという。

全14曲収録の作品で、作編曲の共同制作者に迎えたのは、作曲家・梅林太郎。『アダンの風』という物語に対する梅林の深い解釈により、従来のクラシック・ギターによる弾き語りに留まらず、室内楽編成を取り入れたサウンド・スケープを展開しているとのこと。全曲のレコーディング及びミックスを手がけたのは、エンジニア・葛西敏彦（studio ATLIO）。マスタリングは、オノセイゲン（Saidera Mastering）が担当。葛西に於いては、青葉と梅林と共に、作曲の段階からサウンド・デザインとして加わり、今作を聴き手に届ける大きな土台を担っている。

生命の神秘と祝福、はじまりを予感させるカバー・アートワークは、今作のアート・ディレクションを担当する写真家・小林光大による海中での撮り下ろし作品。CDジャケット・デザインは、デザイナー町口景（Match and Company Co., Ltd）が担当している。

そして、アルバムのリリース日となる12月2日（水）の夜に、一夜限りのスペシャル・ライブの開催も決定。東京・原美術館のコンサート・シリーズ『Hara X』での取り組みとして、「LIVEWIRE」を通じて配信。ステージとなる会場は、原美術館の展示室ギャラリー2内の「サンルーム」。1938年に竣工され、美術館として開館以降40年の歴史を刻む同建築の中でも、大きな半円形の窓から苔むす裏庭が覗くひときわ美しい空間だ。

本公演のチケットは本日11月16日（月）よりLIVEWIREオフィシャルWEBサイトにて発売開始。かつては窓の外に品川の海が見えたという空間の響きと、青葉市子の描く新たな音楽世界の融合をお楽しみに。

【リリース情報】

青葉市子『アダンの風』
Release Date：2020.12.02 (Wed.)
Label：piano / hermine / SPACE SHOWER MUSIC
Tracklist：
01. Prologue
02. Pilgrimage
03. Porcelain
04. 帆衣
05. Easter Lily
06. Parfum d’étoiles
07. 霧鳴島
08. Sagu Palmʼs Song
09. chinuhaji
10. 血の風
11. Hagupit
12. Dawn in the Adan
13. ohayashi
14. アダンの島の誕生祭