FKD & Monkey_sequence.19によるスプリットビートテープ『field/island』リリース

FKDとMonkey_sequence.19によるスプリットEP『field/island』が4月15日（月）にリリースされた。

東京を中心に活動するビートメイカー／プロデューサー／DJのFKDと、仙台在住のビートメイカー／DJであり、先日CreativeDrugStore所属のdoooo、LowPassのtee-rugと共にインストゥルメンタルグループ・MITSUISHIを結成したことでも話題を呼んだMonkey_sequence.19。ビートシーンでの邂逅から、ビートライブのみならず、DJとしても共演を重ねていく中で生まれたという本作は、ヒップホップやビート・ミュージックをルーツに持ちつつも、ベースミュージック、IDMをはじめとした様々なダンスミュージックのエッセンスを取り込んだ楽曲で構成されている。

阿吽の呼吸で集められた楽曲たちはSHINJI ItoUによるアートワークに引き寄せられたかのように、スペイシーかつダークでコンセプトさえも感じさせるようなビートテープとなった。両者のエゴの合流地点を堪能できる一作と言えるだろう。

人は何故に天を仰ぐのか。
夜半が街灯で満ちようとその所作は不変であった。
その折,貴殿が天体に想起するのは恒星支軸による楕円軌道であろう。
こうしてみると真に人類史とは忘却の歩みである。
利便性を喪失した過去の遺物は置き去られる。
そう,それはかつて惑星と名乗ったのだ。
何に,そして何故に,星は惑うたのか。
その実,天動説に理付けられた言語選択なのだが、現生人類はそんなことを意にも介さない。
腹落ちが良ければなんだっていいのだ。
我が地平に立てばヤツらこそは迷子なのだ,としかしこれはよく考えれば大変にエゴイスティックな物言いである。
後世,人類は我が世も迷い子と同じ恒星軌道上に配されていたものと知った。
地球もまた惑うていたのだ。因果なものである。
さて,音の粒子性に小宇宙を見る者は
時にこうした一過性のヘゲモニーを内省する必要がある。
このようにして2人の自認男性は出会ったのだから。
田園と孤島に足を置き,天を仰ぐ意味はここにある。
この盤面は迷子のエントロピーを8つのBeatで機序立てる壮大な宇宙叙事詩である（嘘）。
ユーベルへの愛を添えて（本当）。

また、両名が出演するパーティ『EPICK』が4月26日（金）に東京・渋谷CIRCUS TOKYOにて開催決定。当日は両名のライブに加え、HIMURO Yoshiteru、dhrma、abentisらによる50分のライブセットが予定されている。様々なジャンルをクロスオーバーしたダンスミュージックが鳴らされる一夜となりそうだ。

【リリース情報】

FKD & Monkey_sequence.19 『field / island』
Release Date：2024.04.15 (Fri.)
Label：PubRec
Tracklist：
1. SeEERie – Monkey_sequence.19
2. Ahh – FKD
3. Scape Goat – FKD
4. 2006 – Monkey_sequence.19
5. Shadow – FKD
6. TeXHNoLYZE – Monkey_sequence.19
7. SeEERie (FKD Remix) – FKD, Monkey_sequence.19
8. Ahh (Monkey_sequence.19 Remix) – FKD, Monkey_sequence.19

Track 1,4,6,8 Produce,Mix,Mastering by Monkey_sequence.19
Track 2,3,5,7 Produce,Mix,Mastering by FKD
Artwork by SHINJI ItoU

■配信リンク

■FKD：X（Twitter） / Instagram

■MONKEY_sequence.19：X（Twitter） / Instagram

【イベント情報】

『EPICK』
日時：2024年4月26日（金） OPEN & START 23:00〜
会場：東京・渋谷 CIRCUS TOKYO
料金：DOOR ￥3,000 / BEFORE 0:00 ￥2,000 （各1D代別途）
出演：
[LIVE]
FKD & 8ml (Audio Visual Set)
HIMURO Yoshiteru
Monkey Sequence. 19
dhrma
abentis