先週末開催されたThe American Music Awardsで、Macklemore & Ryan Lewisがソウル界の新鋭Leon Bridgesをフィーチャーした新曲を披露しました。
アメリカで深刻化する処方薬の過剰処方・過剰摂取の問題に、警鐘を鳴らす1曲となっております。
タイトルの「Kevin」はオーバードーズで亡くなったMacklemoreの友人の名。
Macklemore自身も過去に薬物依存経験があり、大ブレイク後に依存症を再発していたことも明かしています(今はクリーン)。
アメリカでは気晴らしでハイになるためにママの薬箱から薬を持ち出し、依存に陥っていく子供たちが非常に多いらしく、その様子もKevinに重ねて描写されています。
薬に依存する側にも問題はありますが、Macklemoreは依存を容易にしてしまう社会の仕組みを痛烈に批判。
鋭いファンク・ビートと荘厳なゴスペル・クワイヤが交錯する中、真に迫った激しいラップには圧倒されます。
怒りと痛みを癒すようなLeon Bridgesの歌声が、また感動的(涙)。
(Text by ARA)