その卓越したセンスと才能でUKクラブ・シーンを牽引し、CaribouやFour Tetからも絶賛されるロンドン在住のプロデューサー/DJ/作曲家のFloating Points(フローティング・ポインツ)が11月4日(水)に待望のデビュー・アルバム『Elaenia』をリリースしました。
キャリア初のフル・アルバムでオーケストラ編成をメインに制作された今作はすでに米音楽メディアのPitchforkでBEST NEW ALBUMS、そして今回紹介する「Peroration Six」はBEST NEW TRACKSを獲得しています。
昨年シングルでリリースされた「Nuits Sonores」や「Nectarines」のような4つ打ちのビートは鳴りを潜め、生ドラムによるジャズ的なアプローチで曲が進むにつれ、壮大な盛り上がりを見せています。
またアルバムの中でも10分を越える大作「Silhouettes (I, II & III)」も紹介します。弦楽器やコーラスをフィーチャーしたオーガニックな音色と繊細でドラマチックな展開は圧巻です。
ちなみにアルバムの制作に5年もの月日を費やした理由は、神経科学の博士号を取るために大学院に通っていたからだそうです。作曲やプロデュースのみでなく、楽器演奏からエンジニアリングまでこなし、レーベルオーナーとしての顔も持つなど、多才な勉強家であることが窺えます。
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Floating Points『Elaenia』
Label:Beat Records / Pluto
Release Date:2015/11/04
Price:¥2,000+Tax
Tracklist:
01. Nespole
02. Silhouettes (I, II & III)
03. Argenté
04. Elaenia
05. Thin Air
06. For Marmish
07. Peroration Six
08. Precursor (Bonus Track for Japan)