M83を彷彿とさせるドリーミーなエレポップが到着。マンチェスターの26歳、Adio Marchantによるソロプロジェクト、Bipolar Sunshine（バイポーラ・サンシャイン）のニューシングル「Deckchairs On The Moon」をご紹介。
歌詞に“Let’s go surfing on this cloud, it’s all just milk and honey”という一節がありますが、まさに雲の上のような広大な情景が思い浮かぶ美しいサウンド。R&Bテイストのリズミカルなボーカルとのコントラストも心地よい。ほんのちょっとToro Y Moiっぽいかも？
こちらはしっとりとしたインディー・ポップにアレンジされたLordeの「Team」カバー。二の腕太い…。
元々Kid Britishというスカグループのボーカリストととしてキャリアをスタートさせた、Adio Marchant。The SpecialsやThe Stone Rosesとともにツアーをするほどに成長しましたが、アルバムリリースはなし（「Our House Is Dadless」は良曲）。Kid British解散後、自身のレーベルとソロプロジェクトをスタート。友人でプロデューサーのJazz PurpleとのコラボでデビューEP『Aesthetics』をリリース。ロンドンのヒップホップグループ、Rudimentalとのコラボレーション、HaimやBastilleのライブをサポートするなど精力的に活動。
SXSW 2014にも出演。YouTubeにアップされたビデオからは現地のハッピーな雰囲気が伝わってきます。その後、4月にEP『Where did the Love go?』をリリース、現在デビューアルバムを準備中。Kid Harpoon (Florence and the Machine)とFraser T Smith (Adele)がプロデュースで参加し、今年後半にはリリース予定との情報があり、期待が膨らみます。ご紹介した「Deckchairs on the Moon」は6月6日のリリースです。
（text by Hiroyuki Oyama）
Bipolar Sunshine
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