UK出身、現在はLAを拠点とするプロデューサー・SOPHIEが「It’s Okay To Cry」に続く新曲「Ponyboy」のMVを公開しました。
先述の「It’s Okay To Cry」ではまるで何かを示唆するかのようなリリックと、初の本人出演のMVで話題を集めましたが、今回のこの「Ponyboy」は、細切れのボーカル素材を使用しながらも、リリックからは意味性を排除したかのような印象を受けます。インダストリアルかつ独特の質感を擁しているビートも、どこか原点回帰したかのよう。
Charli XCXやVince Staples、そしてCashmere Catなど、自身の単独リリースがない間も、プロデュース、コラボ業でも忙しかったSPOHIEですが、ようやく本腰を入れて自身のプロジェクトに集中する時期にきたのでしょうか。
今回もMVの監督は自身が、共同監督にはNicholas Harwoodがクレジット。また、Choreographer(振付師)のFlucT(Monica Mirabile、Sigrid Lauren)もダンサーとして出演しています。
なお、ほとんどインタビューなどのメディア露出がないことでも知られるSOPHIEですが、今回の新曲リリースに伴い、Teen VogueとVULTUREにてインタビュー記事が公開されています。どちらもかなり長文ですが、彼女の音楽に対する姿勢などについて、誠実に話しています。
「何が本物で何が偽物か、そういった先入観について疑問を投げかける」こと、そして「音楽において、ジェンダーにおいて、現実位において、何が自然で何が不自然で何が人工的なのか」、それこそが自身の音楽のテーマであると。ぜひ、コチラもチェックを。