Live Photo by Jun Yokoyama
東京拠点のアーティスト・vqが10月に東京・渋谷 WWWで開催した初のワンマンライブ『WWW & WWW X Anniversaries “free vq”』より、総勢60名以上がiPhoneを楽器として演奏に参加した合奏パフォーマンス映像が公開された。
vqは複数のスマートフォンを楽器として演奏するアーティスト。SoundCloudで沸き起こった新世代のラップシーンから活動を開始し、中国での〈626company〉主催公演やヨーロッパツアーなど国内外で活動を重ねてきた。また48時間に及ぶ単独公演を開催するなど、音楽・空間・身体を一体化させた実験的かつ即興的なライブ表現を展開している。海外公演や大型イベントへの出演を重ねる一方で、東京のネットカフェや友人宅を流浪しながら生活を続ける、「ポストデジタル時代の吟遊アーティスト」としても知られている。
『WWW & WWW X Anniversaries “free vq”』は、WWWの周年企画『FREE』シリーズの一環として開催された入場無料の単独公演。vqのライブを目撃しようと多くの観客が詰めかけ、当日は入場規制がかかるほどの盛況となった。
公演の第1部では、音楽家、表現者、美術家をはじめ、異なるバックグラウンドを持つ総勢60名以上が参加する合奏パフォーマンスを披露。参加者たちはそれぞれiPhoneを手にステージを囲み、そこから発せられる音をvqがリアルタイムにミックスしていった。iPhoneからは、さまざまな音楽やゲームのサウンド、人の声、映像に含まれる音声など、日常の中に存在する多様な音が流れ、会場に響き渡る。vqは複数台のミキサーを駆使し、それぞれ異なる性質を持つ音を即興的に組み合わせながら、ひとつの演奏へと展開。予測できない音の変化が続く中で、緊張と解放が交錯する独自の音響空間を作り上げた。
音楽を聴くこと、作ることに特別な環境や資本が必要とされる現状への問いかけでもあり、誰もが持つスマートフォンを通じて、音楽への参加のあり方を拡張するパフォーマンスとなった。公開された映像には、60名以上の参加者とvqが作り上げた、一夜限りの実験的な演奏の模様が収められている。
【vq コメント】
美しさはそれを見つめる目の中に宿る

【イベント情報】

『WWW & WWW X Anniversaries “free vq”』
日時:2026年10月5日(月)OPEN 18:00 / START 19:00
会場:東京・渋谷 WWW
■公演詳細











