Text by Spincoaster
Photo by Rintaro Miyawaki
Spincoaster主催のライブイベント『SPIN.DISCOVERY』が3月24日(火)に東京・渋谷WWWにて開催された。
2014年の初開催以来、「新しい音楽の発見」をテーマに掲げ、才能豊かなアーティストをブッキングしてきたおよそ『SPIN.DISCOVERY』。5年ぶりの開催となる今回は、東京拠点の6人組オルタナティブクルー・S.A.R.、京都出身のSSW/プロデューサー・luvis、そしてアジアでも注目を集める沖縄発の3人組・HOMEのスリーマンライブとして行われた。
当日はスタイルやジャンルは違えど、3組それぞれが独自の熱を感じさせるパフォーマンスを披露した。そんな当日の様子を、本記事では写真とともに振り返る。
S.A.R.
一組目はS.A.R.。現在、体調不良によりベースのEnoがライブ出演を休止しているため、この日はベースレスの4人編成でのステージに。Taro(Key.)がシンセを用いてベースラインをカバーしながら、may_chang(Dr.)とともに紡ぐグルーヴは、意外なほどスムーズで違和感がない。santa(Vo.)の色気あるボーカルに、Imu Samu(Gt., MC)の魅惑的なギターとラップが重なり、会場の空気を瞬く間に掌握していく様からは、ライブ巧者ぶりが存分にうかがえた。
しかし、どこまでもクールなパフォーマンスから一転、終盤には持ち時間を勘違いしてしまい、会場の笑いを誘うシーンも。この憎めないキャラクターも彼らの魅力のひとつだろう。5月末にリリース予定の2ndアルバム『Be Kool Rewind』への期待が高まるステージとなった。
2. Uptown
3. You be Kool
4. juice
5. Back to Wild
6. Desolate
7. pool
8. MOON
9. Kaminari
luvis
続いて登場したのは、luvis。サポートメンバーにはお馴染みの3名、竹之内一彌(Gt.)、冨樫マコト(Ba.)、山本直親(Dr.)を迎えた盤石のバンドセットで、息の合ったアンサンブルを響かせる。この日は未発表の新曲で幕を開け、バンドアレンジによる“夏果つ”で一気に熱量を引き上げていく。中盤にも未発表曲を挟む挑戦的なセットリストながら、誰一人置き去りにしない親密なパフォーマンスが印象的だった。
終盤には、会場となった渋谷WWWを初めて訪れた際の思い出を語り、6月に同会場でワンマンライブ『eclosion』を開催することも発表。最後はluvis屈指のアッパーチューン“Higher”で、鮮烈なラストを飾った。
2. 夏果つ
3. Linda
4. 未発表曲
5. 未発表曲
6. 走馬灯で逢いましょう
7. Oh
8. Higher
HOME
この日のトリを飾ったのはHOME。妖艶なファンクナンバー“木目”から、一気に会場の空気を塗り替えていく。ダンスミュージックからブラックミュージック、ロックまで、多様な要素が歪に混ざり合ったその音楽性は、seigetsu(Vo.)、o-png(PC)、shun(Gt.)の3人それぞれの個性が、そのまま楽曲に表出しているかのようだ。
3人は終始クールな佇まいを崩さない一方で、“Lucy”のイントロではseigetsuがシンガロングを促すなど、オーディエンスとのコミュニケーションも怠らない。最後は鳴り止まない歓声に応える形でアンコールへ。タイトルどおりサイバーな雰囲気をまとった“city punk”で、この日の余韻を深く刻んだ。
2. 常時
3. Plastic Romance
4. Maybe I should die with you
5. Still Dreaming
6. Lucy
7. skin
8. city punk(Encore)
【イベント情報】

『SPIN.DISCOVERY』
日時:2026年3月24日(火)OPEN 18:00 / START 19:00
会場:東京・渋谷 WWW
出演:
HOME
luvis
S.A.R.
■公演詳細











