さらさが昨年リリースした2ndアルバム『Golden Child』より“船”のMVが公開された。
本楽曲は株式会社yutoriの東証一部上場を記念し、さらさが書き下ろした特別な楽曲だという。株式会社yutoriで約2年間インターンとして働いていたさらさにとって、yutoriの代表である代表・片石貴展との出会いから始まった特別な関係性と、アーティストとしてのさらさの現在が重なり合って生まれた社歌となっている。
企業ソングにありがちな明るく前向きな楽曲ではなく、内省的でどこか孤独をたたえたこの歌を「社歌」として受け入れた片石の懐の深さにも、さらさは感動を覚えたという。“船”はその名の通り、立ち止まることも進むことも選べる場所。さらさ自身の姿を映す鏡のような歌でもあるだろう。
MVではクリエイターのDaiki Kikkawaとフォトグラファーの217…Ninaの2人がタッグを組み、幻想的な映像世界を作り上げた。暗闇に浮かぶ一艘の船、森の奥深く、群像の中——どこにいても、「願い」のような光がそっと差し込む。ひとりでいるはずなのに、どこかで誰かと繋がっているような、その光景が静けさの中に強さを宿す、美しいMVに仕上がっている。
【さらさ コメント】
ミュージシャンになる前、2年ほどインターンしていた株式会社yutoriの社歌を作りました。株式会社yutoriの社長、かたぴは仕事でのつながりを超えて、兄弟のような存在で「自分の歌を歌えばかたぴの歌にもなるだろう」という勝手な確信を持って歌詞を書きました。こんなに暗い歌を社歌に採用してくれるところに、かたぴの器の広さが現れていると思います。
監督のDaikiさん/フォトグラファー217…NINAさんをはじめ、素晴らしいチームと映像を制作しました。MVにはかたぴとyutoriの社員も登場しています!

【片石貴展 コメント】
さらさと初めて会った渋谷の会議室
海のかほりを都会に連れてきて、
長い友達になるなとすぐに思った。
ブルージーに流れ着き、気づけば上場。
赤い鐘は鳴らしたけれど、青い心も忘れないよ。
時を止める魔法を知ったのは、いつだろう?
分かり合えないことを分かりあったまま、
僕らどこまでだって行こうぜ。
【リリース情報】
さらさ 『Golden Child』
Release Date:2024.09.04 (Wed.)
Label:ASTERI ENTERTAINMENT
Tracklist:
1. 予感
2. 雲が笑う時
3. Roulette
4. Viburnum
5. リズム
6. f e e l d o w n
7. 遠くまで
8. 祝福
9. 船