Photo by Taro Mizutani
3月5日(土)、プーチン大統領が起こしたウクライナ侵略によって傷つき、危機的な状況に置かれているあらゆる人たちへのサポートと寄付を募るため、GEZAN主宰レーベル〈十三月〉の呼びかけに賛同したアーティストらによるライブとスピーチによる反戦街宣『No War 0305 Presented by 全感覚祭』が東京・新宿駅南口にて行われた。
午後12時30分、「暴力には暴力で対抗する以外の可能性をみんなで考えたい」という篠田ミル(yahyel)の開会宣言からはじまり、トップバッターのカネコアヤノへ。その後もライブとトークが交互に進行され、ラストのGEZANライブ、そして津田大介、折坂悠太、マヒトゥ・ザ・ピーポー(GEZAN)による締めのクロストークまで、午後6時過ぎまで続いた街宣におよそ1万人が集結。その様子は〈十三月〉とポリタスTVのYouTubeにてそれぞれ生配信され、常時およそ4000人が視聴。“No War”という1点を軸に連帯を示した。
様々なアートワークが有機的にコラージュされ、花が生けられた象徴的な仮設ステージは多くのボランティア・スタッフの力を借りて当日の早朝から組み上げられた。また、当日までに募集され、会場で掲げられたプラカードのデザインは下記Instagramにて公開されている。
主催の〈十三月〉はウクライナ人道支援に繋がる8つの団体を紹介したQRコード付きのチラシにて直接の寄付を呼びかけ、さらに当日街頭で募ったドネーションにも約300万円が集まり、これらを全てウクライナ人道支援にあてることを発表。また同時に、ステージ設営や印刷費、交通費など、今回の街宣にかかった必要最低限の運営経費を募っている。
#NOWAR0305 に参加したみなさん。本当にありがとうございました。約10000人が集まり、中継も4000人ほどが視聴し、みなさんのおかげで無事に最後までこの街宣を持つことができました。戦争は今も続いています。どうか忘れないで、日々の中でこの日の続きを生きていきましょう。ウクライに平和を! pic.twitter.com/GSlOC1o4za
— 十三月 (@jusangatsu) March 6, 2022