Rootscoaster Vol.10

Ray Kunimoto (N.O.R.K.)

音楽以外の分野での活躍も目が離せない若者、國本怜さんのルーツに迫りました!

今回第10回目を迎えるRootscoaster。前回のVol.9 Nariaki Obukuroに引き続きN.O.R.K.のComposer、Ray Kunimoto氏にご登場いただく。計り知れない可能性を感じさせる2人は1991年生まれの23歳。Ray Kunimoto氏はN.O.R.K.の中で主に作曲を手掛けているが、実はこれまでギタリストやキーボーディストとしても活動してきた経歴を持つ。またこちらを見てみると、音楽家としての活動のみに留まらず様々な分野でも活動しているようだ。多彩な彼は一体、これまでの音楽人生でどんな楽曲に影響を受けてきたのだろう。後半のMESSAGEにも是非ご注目いただきたい。N.O.R.K.初となるミニアルバム『ADSR』はAYより世界へ向け発売中、そして今週5月17日(金)には渋谷clubasiaのメインフロアにて初のLIVEを控えている。また昨年Spincoasterでも彼らの曲を紹介している。(Written by Ayumi Ota)


1. 坂本龍一 / A Flower Is Not A Flower

私は坂本龍一氏から作曲技法、音楽に対する観念など、多大な影響を受けました。その中でも私が特段に流麗で哀艶だと思うメロディーとコードワーク、発散させない抑制という意味でのエネルギーに溢れたこの楽曲が好きです。私が喜怒哀楽の場面にある時に必ず聴く楽曲です。”音楽人生に影響を受けた”という問いとは離れてしまうかもしれませんが、”人生の影響を受けた”楽曲には間違いありません。
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2. Bill Evans / My Foolish Heart

私は高校生の頃にこの楽曲と出会いジャズを知りました。複雑でありながらも心情をストレートに表現できるジャズのイディオムは私の無意識に刷り込まれています。そのジャズという文脈の中でもBill Evansを推した理由は、私が彼の洗練された和声、すっと心に馴染むような柔らかいピアノタッチがたまらなく好きだということです。My Foolish HeartはBill Evansとの出会いでした。
▶︎こちらからDL )


3. C. Debussy / Deux Arabesques Ⅱ. / Pascal Rogé

親の影響で幼い頃からクラッシク音楽に親しんでいましたが、坂本龍一氏の影響で私が初めて能動的に接したクラッシク様式の楽曲です。高校生の頃、始業前、昼休み、放課後と音楽室に籠ってDebussyの楽曲の譜面をながめ、つたないながらもピアノ楽曲の練習をした記憶があります。Debussyを好む理由は上記に通ずるものがあるから(歴史的にみれば逆で、坂本龍一氏もBill EvansもC.Dubussyから影響を受けたと公言しておりますが)ですが、特筆すべきはメロディーと和声が切り離せない複雑な構成美です。
▶︎こちらからDL )


Message

今までの、そしてこれからの私の音楽活動において、”哀艶”というテーマは外せないものです。その”哀艶”な楽曲、またそれを手がける音楽家は上に挙げた3者、3曲以外にも枚挙に遑がありません。N.O.R.K.もトラックメイカーとして”哀艶”を音響で表現しようと努めています。


Ray Kunimoto (the Composer of N.O.R.K.)

1991年New York生まれ、音楽家。作曲家、ギタリスト、キーボーディストとして活動する傍ら、Web等の様々なメディアやテクノロジーを用いたアート表現を手がけるディレクター、アーティスト、プログラマーとしても活動。
twtter : http://twitter.com/raykunimoto (@raykunimoto)

N.O.R.K.

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The Fall (Youtube)

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●写真右:Nariaki Obukuro氏のRootscoasterはこちら

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