Rootscoaster Vol.82 / ヤギヌマカナ（カラスは真っ白）

今回のRootscoasterにはファンキーポップなバンド、カラスは真っ白からヤギヌマカナが登場！皆さんはカラスは真っ白といえば何を連想しますか？ファンクでソウルなバックバンドの高い演奏力、植草航氏やファンタジスタ歌麿氏らと協力した、見ているだけで楽しいMVやアートワークなどはもちろんのこと……何よりヤギヌマカナのウィスパーボイスと作詞作曲のキャッチ―さ！ではないでしょうか。

現在全国レコ発ツアーを敢行しているカラスは真っ白。そんなバンドの要ともいえるヤギヌマの頭の中をちょこっと覗いてみましょう。

(text by Tobita)

1.cymbals / Highway Star, Speed Star

圧倒的な疾走感と、アーバンで気取っていて、少しだけ余裕をもって暴れ馬を乗りこなしていくような感覚。はじめてきいたときに、心臓がバクバクしたことを思い出します。いまでも、この曲をききながら車に乗っていると、アクセルを踏み込んだら空を飛べるような気さえしてきます。

2.capsule / Idol Fancy

暴力的なほどに「かわいい」。高校生のころからよくcapsuleをきいていて、中から１曲選ぶのがむずかしかったです。capsuleの楽曲は、キラキラに囲まれた「女の子が憧れる女の子」であふれていて、１０代の頃の私は、大人になったらこんなチャーミングな女性になりたいな、とぼんやり思っていましたが、近づけないまま２０歳をこえて、気がついたらさらに数年過ぎてしまいました。届きそうで届かないつやつやとした非現実は、永遠の憧れです。

3.Bruno Mars / Treasure

https://www.youtube.com/watch?v=CHVq1xQSjnM
この曲はルーツというよりは、最近、たまたまみたこの映像に衝撃を受けたので。ステージに立っている全員が、パフォーマンスの枠をこえて音楽を心から楽しんでいるように見えて、皆で同じステップを踏む様も、練習している様子を勝手に想像してみたらなんだか微笑ましく思えたりもします。わたしはわたしの表現方法で、こんなさまざまなものが溢れるライブがしたいし、この映像をはじめてみた時の４分間のワクワクは、忘れちゃいけないものだと思っています。

Message

カラスは真っ白の4th mini album「ヒアリズム」が９月２日にリリースになりました。
さまざまな変化のある中、カラスは真っ白の「今」をぎゅっとつめこんだ１枚になりました。
７曲入りですが、７曲とも方向の違う楽曲で、ぜひ１枚を通してきいてほしいです。

１０月から１２月にかけて、レコ発全国ツアーも行います。
南は沖縄、北は札幌まで、全国１０都市、今まで行ったことのない場所にも行くので、楽しみです。
カラスは真っ白のライブは、音源だけでは味わえない、刺激的な時間を共有できると思うので、今までライブに行ったことないって方は是非、ライブにきてほしいです。
きっと楽しんでもらえると信じています。