Rootscoaster Vol.127 / 斉藤伸也 (ONIGAWARA)

2013年よりその活動を開始させたONIGAWARA。竹内電気のメンバー、竹内サティフォと斉藤伸也の二人によって結成されたこのユニットは「アイドルじゃないし、バンドでもない」。
あらゆる方法で独自の路線を駆け抜ける彼らだが、その徹底的なステージでの立ち振る舞いからは、ストイックなまでの飽くなきポップ・ミュージックへの探求精神が感じられる。そして、そんな彼らのライブはいつも多幸感に満ち溢れている。

3月22日には1stフル・アルバム『ヒットチャートをねらえ！』をリリースし、そのタイトル通りオーバーグラウンドに狙いを定めて打って出ることになった彼らに、今回はその音楽性を形成するに至ったルーツを訊くことにした。

まずはそのユニークなキャラクターでライブを盛り立て、楽曲のアレンジなどを手がける斉藤伸也が登場。言わば楽曲の肉付けを担当する彼のルーツとなった3曲を挙げてもらった。

（Text By Yuma Yamada）

1. SMAP / Jive

SMAP 015 / Drink ! Smap !
SMAP

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SMAPが大好きです。特にこの曲はいろいろと完璧だと思います。
SMAPの楽曲は影響を受けたというよりも指標であり、目指していきたいところかもしれません。
SMAPの押し付けがましくない愛と人生について歌われたポップソングを絶やしてはいけない、と思っています。

2. m.c.A・T / Oh!My Precious!

バンドを辞めてもう一度音楽をやろうとした時、自分の中でのJ-POPというものを再定義する必要がありました。
そんな時に小学生の頃から聴いていたm.c.A・Tを聴き直してみたところ、どこがどうだとかではなくDNAレベルというか、自分でも見えないようなところでかなり影響を受けていることに気付きましたね。ルーツです。

3. スマイレージ / ショートカット

2010年以降のアイドルポップ、シンセポップの代表曲だと思っています。
初期スマイレージが持つ、10代女子の無敵感をさらにブーストするような爽やかでパワーある楽曲アレンジが最高です。
当方30過ぎの男性ですが、強く影響を受けました。

Message

自分がONIGAWARAで音楽をやるにあたって影響を受けたであろう三曲を選びました。そして今まで聴いてきた音楽遍歴を全部おさらいしながら作った自分の集大成と言っても過言ではない作品「ヒットチャートをねらえ！」が3/22にリリースされます。この三曲も併せてぜひ聴いてみてほしいです。

Profile

斉藤伸也（Vocal、GAYA、Programming）

1984年、北海道釧路市にて誕生。ソウルミュージック、ニュージャックスイング、レゲエなどを聴き育つ。13歳ごろなぜかエレキギターを手にし、28歳ごろ、置く。そこからDTMに移行し、主にONIGAWARAの楽曲アレンジメント、コーラス、合いの手、ガヤ、ダンスなどを担当。好きな建物は自宅。好きな飲み物はジュース。食べ物はほとんど好き。座右の銘は知らぬが仏。

【リリース情報】

ONIGAWARA 『ヒットチャートをねらえ！』
Release Date：2017.03.22 (Wed.)
Label：hmvLastrum
ヴィレッジヴァンガード限定盤：LACD-283 ￥3,300 + Tax
通常盤：￥2,500 + Tax LACD-0281
Tracklist：
1．ヒットチャートをねらえ！
2．ダバダバ
3．タンクトップは似合わない
4．僕の恋人
5．目立ってます
6．シャッターチャンス’93
7． Shake it!
8． GATTEN承知之助～We can do it!!～
9． #gawararadio
10． I don’t wanna die

＊ヴィレッジヴァンガード限定盤はペンライト付き

ONIGAWARA 『ヒットチャートをねらえ！』【初回限定盤】
Release Date：2017.03.22 (Wed.)
Label：Lastrum
Cat.No.：LACD-0282
Format：CD+DVD
Price：￥3,500 + Tax
Tracklist：
1．ヒットチャートをねらえ！
2．ダバダバ
3．タンクトップは似合わない
4．僕の恋人
5．目立ってます
6．シャッターチャンス’93
7． Shake it!
8． GATTEN承知之助～We can do it!!～
9． #gawararadio
10． I don’t wanna die