オルタナティブ・アーティスト・Taizo Oharaが6月にリリースした2ndEP『Auspice』から「白鯨」のMVが公開された。
2020年から作曲、トラックメイクを始めたというTaizo Oharaは、ミックスダウン、マスタリングも自身で行うD.I.Y.アーティスト。昨年10月には1st EP『onyX Xeno』をリリースしているほか、Vellar skinが7月にリリースした1st EP『Floating ribs』にも参加している。
「白鯨」のMVはEPのタイトル・トラック「Auspice」に続き、映像作家のkousukematsuokaが手がけた。
Taizo Oharaは、日常に垣間見える非日常の中で湧き上がる感情を「白鯨」に表現した。本作にて、希死念慮する主人公は暗い森を彷徨い自分の最期の場所を探している。視界が霞む中、視線を上げたその先の夜空に白鯨を見た。
主人公は、壮麗な白鯨を前に何を思うのか。主人公は、どんな顔で「生きたいな」と呟いたのか。主人公は、生死、どちらの未来を選ぶのか。
Taizo Oharaは、白鯨を見た主人公の人生最大の選択を、聞く者のセンシビリティに委ねる。
Text by kozukario
【リリース情報】
Taizo Ohara 『Auspic』
Release Date：2021.06.06 (Sun.)
Label：Taizo Ohara
Tracklist：
1. Xeno oneX
2. Leica
3. Auspice
4. If
5. 白鯨
