「更新された原点回帰」──ODD Foot Works、およそ3年ぶり4thアルバム詳細発表

ODD Foot Worksがおよそ3年ぶりとなるニューアルバム『ODD FOOT WORKS 2』の詳細を発表した。

リリース日は9月10日（水）。先行シングルとしてリリースした“台詞”、“この曲”、“NO NAME DANCE”、“Johnny&Ayako”、“龍”を含む全12曲を収録。Pecori、有元キイチ、榎元駿が三位一体となって制作に取り組み、また「第4のメンバー」といっても過言ではない盟友・Taishi Satoが複数の楽曲でトラックプロデュースを手がけている。

前作『Master Work』からのこの3年間は、メンバー3人がソロ活動や他アーティストのプロデュース、サポートワークなどで研鑽を積み、絶え間なく個の表現性を磨き上げ続けた。そのうえでODD Foot Worksとしてアウトプットする音楽を見極め、それがシングル曲となって世に放たれていった。

Pecoriは、ラップのディレクションを含む楽曲プロデュースで名を連ねるNumber_iにおけるワークスで巨大なバズを起こし、勢喜遊＆ Yohji Igarashiをビートプロデュースに迎えたソロ最新作“Gonzo”でもラッパーとしての言語感覚やスキルをおおいに発揮。

有元キイチは、独自のソングライティングセンスをもってODDとは全くことなるAOR／インディフォーク像を確立し、三浦透子のプロデュースなどでもその豊潤な音楽世界をシェアしている。

榎元駿は、Tempalayのサポートベーシストとしてライブやレコーディングに精力的に参加。またODD以前から活動を展開しているインストバンド・1inamillion（ワンインアミリオン）ではハードコア／エモ／マスロックの要素をポップに昇華させた轟音をライブハウスに響かせている。

さらに、バンドとしてはこの春に株式会社ODD Foot Worksを設立。彼らはまさに新たなフェイズに突入した。

本作『ODD FOOT WORKS 2』は、そんな彼らにとって「更新された原点回帰」という言葉が相応しい作品だという。前作『Master Work』は、彼らにとって「喪失からの再生」を果たすための動力と熱量が過去最高にオープンマインドなポップミュージックに結実した作品だった。パンデミックや仲間の死、プライベートでの別れを経験した彼らはしかし、音楽をあきらめないために、音楽と生き続けるために目指す旗として不特定多数のリスナーの琴線に触れるであろうポップミュージックと向き合い、『Master Work』を作り上げた。

一方、この『ODD FOOT WORKS 2』はタイトルからも2017年にフリーダウンロードでリリースした初作『ODD FOOT WORKS』（当時の名義は踊Foot Works）の続編とも捉えられるように、彼らが最初から持ち合わせている「音楽表現はどこまでも自由で刺激的であるべき」というマインドが、徹頭徹尾、爆発した一作。

あらかじめ特定のジャンルやシーンへのエントリーから解放され、とことん底が知れない、得体も知れない、誰にも似ていない音楽を創造する。その音楽は極めて無軌道かつドープでありながら、真新しいポップミュージックとしての光輝と中毒性を放つ──そんなODD Foot Worksの原点が劇的なまでに更新されたアルバムだという。

なお、12月には大阪と東京で『ODD FOOT WORKS 2』を体現するツアーを開催する。こちらも合わせてチェックを。

【リリース情報】

ODD Foot Works 『ODD FOOT WORKS 2』
Release Date：2025.09.10 (Wed.)
Label：FRIENDSHIP.
Tracklist：
1. ODD Foot Works 2 -Introduction-　
Music：Taishi Sato
Lyrics：Pecori