Meta Flower、新曲「Bye Bye Blackbird」リリース前作同様Miru Shinodaプロデュース

Meta Flowerがニュー・シングル「Bye Bye Blackbird」を2月22日（水）にリリースした。

ラッパー兼彫刻家という異例の肩書を持つMeta Flower。本作品は自身の親友が他界した出来事を背景のもと制作された1曲だという。これまで一貫して“人生観”をコンセプトとしてきたMeta Flowerだが、本作では言葉を削ぎ落とし公約数的な単語で紡がれるリリックに初挑戦。トラックは前作「////」に引き続きMiru Shinodaが担当し、メロウなシンセサイザーやレイドバックしたグルーヴとともに、近年のArto Lindseyを想起させるノイズの混在が印象的な作品に仕上がっている。

なお、Meta Flowerは新たな個展『Word of Mouth』を東京・代々木に位置するGallery10[TOH]にて開催中。タイトルをJaco Pastoriusのアルバム『Word Of Mouth』（1981年）より引用したという今回の個展では、“音楽と彫刻”という2つの表現の持つ、“速度の差”を埋めるため、地面に爆薬を埋め爆破させ、爆発の衝撃波である100万分の1秒という音速を超えた形を作り出し、出来た穴を型取るという手法で作られた彫刻作品が展示されている。

大きい窓があり、日光がふんだんに入るgallery10[TOH]での今回の展示で、Meta Flowerによるラップのリリックを彫刻化、また、ラップのリリックに自身の彫刻家としての活動を反映させるなど、ラップと彫刻という2つの表現を交差させた音速を超えた彫刻作品が、光によってどう変化するのか。ぜひとも足を運んでみてはいかがだろうか。