Julia Takada、「ヘッドフォン越しの恋」を描く新曲“Can we do it again?”リリース

Julia Takadaがニューシングル“Can we do it again?”を本日6月4日（水）にリリースした。

クリエイティブコレクティブ／レーベル〈w.a.u〉所属のシンガー・Julia Takada。3月にリリースした2nd EP『You & I』からおよそ3ヶ月という短いスパンで届けられた本作は、自身の内なる感情をそのまま音に落とし込んだような、瑞々しくもほろ苦いインディポップナンバー。ベッドルームでひとり、あのとき2人で歌った曲に合わせて踊る── そんなワンシーンを切り取ったリリックは、まるで映画のワンカットのように聴き手の胸に残る。ビンテージなウーリッツァーの音色、柔らかくも跳ねるベース、繊細なコーラスワークも印象的だ。

Paul CherryやBenny Sings、Mockyなどを彷彿とさせるソウルフルでレイドバックした質感と、Julia自身のナイーブでどこか凛とした歌声が交差。音楽というより「ひと夏の記憶そのもの」のように響く。また、《I’m in my room with my headphones on / Dancing to the song we both sang…》という歌われているように、すべてが過ぎ去ったあとでも、音楽の中でだけは2人がまだそこにいる。軽やかなグルーヴのなかに繊細な余白を残した本作は、失恋とも言い切れない感情に寄り添いながら、日常をほんの少しロマンチックに変えてくれるような1曲となっている。

印象的なカバーアートワークは、Julia本人による描き下ろし。手描きならではのにじみや線の揺らぎが楽曲の持つ感情の揺れと呼応しており、ビジュアルからもJuliaの世界観が伝わってくる。