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Interpol、新作『MARAUDER』を8月にリリース 13年ぶりの単独来日公演では1st再現


2018.06.08

(Photo by Jamie James Medina)

NYを拠点とする3人組バンド、Interpol(インターポール)がおよそ4年ぶり6作目となるニュー・アルバム『MARAUDER』を8月にリリースすることが発表。合わせて新曲「The Rover」がリリースされた。

2002年に『Turn on the Bright Lights』にて00年代ポスト・パンク・リバイバル・ムーヴメントの旗手としてシーンに登場して以来、これまでに5枚のアルバムをリリースしてきたInterpol。ここ数日バンドのSNSから、メキシコ・シティで何かが起こることを感じさせる様々な画像が発信され話題となっていたが、ファンの期待通り、ついに最新作のリリース情報が発表された。

昨日メキシコ・シティの街中に、突如巨大な壁画が登場。その数時間後に現地で大掛かりなアルバム発表記者会見が行われた。その模様は世界中に生中継され、アーカイヴが以下のリンクから見ることができる。

また、すでに発表されていたNY公演やThe Cureと共演するロンドン公演に続く、ワールド・ツアーの日程第一弾も発表され、実に13年ぶりとなる単独来日公演も決定した。歴史的名盤『Turn on the Bright Lights』の再現ライブに加え、最新アルバムからの新曲を含むグレイテスト・ヒッツを披露する2部構成のスペシャル・ライブになる予定とのこと。

バンドが今作にかけた熱量の大きさは、レコーディング初期の逸話からも伺える。2017年、Paul Banks、Daniel Kessler、Sam Fogarinoの3人はマンハッタンにあるYeah Yeah Yeahsのリハーサル・スペースで新作の制作に取り掛かっていた。まだ初期段階だったのにも関わらず、彼らは『Marauder』がすでにモンスター級の衝撃作になることを予感していたという。Samがキック・ドラムを破壊してしまったというエピソードも、セッションの猛烈さを物語っている。そして、そのあまりにも大きな熱量と大音量から、近隣の住民は警察に通報、警察の手によりバンドは、練習会場から追い出されてしまった。

また、本作では2007年の『Our Love to Admire』以来初めて外部のプロデューサーを起用。Mercury Revのメンバーでもあり、The Flaming Lips、MGMT、Spoon、Mogwaiなどを手がけてきた名匠・Dave Fridmannが迎えられた。さらにリード・ボーカルのPaul Banksは今回初めてベーシストとしても活躍している。

なお、アートワークにはニクソン大統領の閣僚であった司法長官のElliot Richardsonが写っている。Nixon大統領は、疑惑が高まっていたウォーターゲート事件の捜査を進めていた特別検察官Archibald Coxを解任するようRichardsonに命じたが、彼はこの命令を拒絶し辞職した。絶縁され孤立した佇まいで写るRichardsonは、無機質な部屋で人々の監視に曝されている。「正直であるからこそ、責任を取らされる」ーー歌詞やアートワークについてPaulはこう語る。報いに対する感情は、本作とは切り離せない重要なテーマのひとつなのである。

Paulは今までの人生において様々なキャラクターを体験し、それらの影がアルバムから顔を覗かせる。それは「Now You See Me at Work, Dear」の好奇心旺盛なナレーターであり、「Flight of Fancy」で恋人との関係を悔やみながら振り返る人物であり、「The Rover」の中心にある、民衆を煽りたて、トラブルを引き寄せるキャラクターだったりするが、それらは全てPaulの過去〜現在〜未来における魅力的な軌跡であり、作品を通じて紡がれていくのである。


【Paul Banks コメント】

「Marauder(略奪者・襲撃者)』は俺の一部だ。友情関係をめちゃくちゃにして、クレイジーなことをやってしまう奴。俺は奴にたくさんのことを教わったが、奴のペルソナは曲で生きていてもらうのがベストだ。このアルバムはある意味、奴に名前を与え、寝かしつけたようなものなんだよ」


【リリース情報】

Interpol 『Marauder』
Release Date:2018.08.24 (Fri.)
Label:MATADOR / BEAT RECORDS
Cat.No.:OLE11243
Price:¥2,200 + Tax
Tracklist:
01. If You Really Love Nothing
02. The Rover
03. Complications
04. Flight of Fancy
05. Stay in Touch
06. Interlude 1
07. Mountain Child
08. NYSMAW
09. Surveillance
10. Number 10
11. Party’s Over
12. Interlude 2
13. It Probably Matters

※国内盤CD
※ボーナス・トラック、歌詞対訳・解説冊子封入

■リリース詳細:http://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=9718


【イベント情報】

“Interpol Turn on the Bright Lights special show”
日時:2018年11月6日(火) OPEN 18:30/ START 19:30
会場:東京・マイナビBLITZ赤坂
料金:
1F スタンディング ¥7,500 / 2F 指定 ¥8,000 (別途1ドリンク)

※未就学児入場不可
チケット:一般プレイガイド発売日 6月23日(土)

[問]クリエイティブマン 03-3499-6669
[企画・制作・招聘]クリエイティブマン
[協力]BEATINK


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