〈Guruguru Brain〉共同創設者・Go Kurosawa、ソロデビュー作『soft shakes』リリース

Kikagaku Moyo（幾何学模様）のドラマー／ボーカリストとして、そしてレーベル〈Guruguru Brain〉の共同創設者として広く知られるGo Kurosawaが、自身初のソロアルバム『soft shakes』を9月5日（金）にリリースする。

Kikagaku Moyoにて10年以上にわたり、世界各地でフェスやライブ出演、様々なアーティストとのジャムセッション、レコーディングを経験してきたGo Kurosawa。本作『soft shakes』は、Kikagaku Moyoの活動終了後、彼自身がすべての楽器を演奏・プロデュースした、初の完全ソロ作品。2024年1月から6月にかけて、オランダ・ロッテルダムにあるGuruguru Brainスタジオで「一人ジャムセッション」を通じて制作されたという。

「バンドでは“誰が何を演奏するか”が前提にありましたが、今回はなるべく全て自分でやってみようと思いました。

できること、できないこともとりあえず試してみようと。なにかを期待することもせずに、ただ試しにやってみる。自分自身とのジャム。それがコンセプトになったんです」

「ヨーロッパの寒くて雨が多い冬から春先にかけて、日々スタジオに行ってただそこにあった楽器を手に取って音を出すことを繰り返しました。
翌日になっても心が動いたら手を加える。そうでなければまた新しく始める。一歩ずつ、楽しみながら気軽に制作していきました」（Go Kurosawa）

また、収録曲はジャムセッションのような自由さや様々なジャンルをクロスオーバーするようなトラックに仕上がったという。アートワークは、パートナーであるAo Karouiが初めて手がけたもの。

「毎日フレッシュな状態で前の日に出した音を聴いて、音を足したり引いたりしてるあいだに、過去の自分とのジャムをしていることに気づきました。」

「初めての挑戦を自分のパートナーと一緒にできることに大きな喜びを感じています。そこには型にはまっていない自由さや大胆さがあり、自分が作った音とマッチしてると思います」（Go Kurosawa）

アルバム制作当時、彼は「8年住んだヨーロッパの後はどこに住もうかな」と思案していたという。結果的にこの作品は、ヨーロッパでの生活に区切りをつける象徴的なアルバムとなった。

「遠くの故郷や、まだ行ったことのない土地を想う気持ちが、音に表れていると思います。この作品をつくったのは旅の終わりであり、次の旅の始まりでした」（Go Kurosawa）

現在は日本・福岡を拠点に、新たなスタジオ構想を進行中のGo Kurosawa。アルバム『soft shakes』が誰かの空想の旅のきっかけになることを願っているという。

「聴いている方に、音楽を通じてどこかへ旅してほしい。時間を忘れて漂って、アルバムを聴き終わった時に自分の安心できる家に旅を終えて“帰ってきた”ような感覚になってもらえたら嬉しいです」（Go Kurosawa）

【リリース情報】

Go Kurosawa 『soft shakes』
Release Date：2025.09.05 (Fri.)
Label：Guruguru Brain
Tracklist：
A1. MOON, PLEASE
A2. SAPA NO UMI
A3. SORE DESHO?
A4. GREEN THING
B1. AUTOWALK
B2. JUNGLE COOKING
B3. RICE HARVESTING DAY
B4. CLOUD ROCK