日本のヒップホップ黎明期よりコンスタントに活動を続けながら、いまなお現役第一線としてのリアリティを失わないアーティスト、ECD。
1996年、日比谷野外音楽堂にて歴史的ヒップホップ・イベント”さんピンCAMP”のプロデュースを務め、数々のクラシックスを世に送り出し、2003年にはメジャー・デビュー10周年の記念盤 『MASTER』 をリリースするも、コピーコントロールCDをめぐる問題を機にメジャー契約を解消。
以降、2003年作『失点 in the Park』から今日に至るまで、自主制作で精力的なリリースを続け、2012年作『Don’t worry be daddy』以降は盟友illicit tsuboiと共に4枚の作品を残している。
日本のヒップホップ・シーンという括りのみならず、シーンをクロスオーバーした活動で音楽ファンを魅了し続け、ここまで作品をリリースし続けるアーティストは他にいるだろうか。そんな彼のリリース作品・客演作品より、2000年代、2010年代を区切りに2つのディスクにコンパイルし、豪華2枚組としてパッケージングしたベスト盤『21世紀のECD』のリリースが決定した。
【ECD コメント】
「今聴いても古さを感じさせない」それは最高の褒め言葉だ。
しかし僕は前作を古いものにするために新作を作り続けてきた。
つまり、この「21世紀のECD」と題されたベスト盤のようなものはいわばECDの地層である。
収録されている曲のひとつひとつは化石だ。ECDの化石を聴いてくれ。
ECD 『21世紀のECD』
Release Date:2017.03.02 (Thu.)
Label:P-Vine
Cat.No.:FJCD-017/8
Price:¥3024 (Tax In)
Tracklist:
■DISC1 – 2000年代ベスト
1. DIAL Q-EST – TSUTCHIE ft. ECD (From 『THANKS FOR LISTENING』)
2. Freeze Dry (From 『失点 in the park』)
3. DJ は期待を裏切らない (From 『失点 in the park』)
4. MIZO (From 『FINAL JUNKY』)
5. 東京を戦場に (From 『FINAL JUNKY』)
6. CD (From 『FINAL JUNKY』)
7. A.C.I.D (From 『Crystal Voyager』)
8. E.C.D (From 『Crystal Voyager』)
9. セシオン – U.G.MAN with ECD (From 『SOME SECRET』)
10. FINAL JUNKY のテーマ (From 『FUN CLUB』)
11. In The Place To Be (From 『FUN CLUB』)
12. BORN TO スルー (From 『天国よりマシなパンの耳』)
13. 天国ROCK (From 『天国よりマシなパンの耳』)
14. Keep On and GO – マイクアキラ ft. ECD (From 『THE RAP IDOL』)
■DISC2 – 2010年代ベスト
1. how’s my rapping? (From 『TEN YEARS AFTER』)
2. Time Slip (From 『TEN YEARS AFTER』)
3. Sight Seeing (From 『Don’t worry be daddy』)
4. 想定外 – MINT & ECD (From 『BLACK SWAN』)
5. ラップごっこはこれでおしまい – soakubeats ft. ECD (From 『Never Pay 4 Music』)
6. 憧れのニューエラ 12inch version (From 『憧れのニューエラ / ラップごっこはこれでおしまい』)
7. エキスパンダー (From 『FJCD-015』)
8. Trouble Makker – RIKKI ft.ECD (From 『BLACKGATE』)
9. LUCKY MAN (for Fans & Relativities REMIX)(EXCLUSIVE)
10. ただの直感 – GEBO ft. ECD (未発表曲)
11. 2030 – S/ & ECD (正式表記はSの上に/です。)(From 『T.R.E.A.M. presents ~田中面舞踏会サウンドトラック~ 「LIFE LOVES THE DISTANCE」』)
12. ECDECADE (From 『TEN YEARS AFTER』)