元ちとせ『奄美シマ唄』リミックス企画第2弾は先日急逝したLAの異才・Ras Gによる「くばぬ葉節」

先日急逝したLAビート・シーンにおける重鎮・Ras Gによる元ちとせ「くばぬ葉節」のリミックスが本日7月31日（水）にリリースされた。

本楽曲は、2018年11月にリリースされた、元ちとせ自らの原点である奄美大島の「シマ唄」新録アルバム『元唄（はじめうた）～奄美シマ唄集～』収録曲を、気鋭の国内外アーティストたちがリミックスする企画の第2弾として発表された。同企画の第1弾としてリリースされた坂本慎太郎（ex. ゆらゆら帝国）が手がけた「朝花節」でも話題を呼んだが、今回はFlying Lotus主宰レーベル〈Brainfeeder〉の設立にも携わった、LAビート・シーンを牽引してきたプロデューサーのRas Gがリミックスを担当。Ras Gは惜しくも先日7月29日（月）に39歳という若さでこの世を去り、多くのミュージシャンや音楽関係者からの追悼コメントが寄せられている。

そんなRas Gが『奄美シマ唄』のリミキサーとして選んだ楽曲は「くばぬ葉節」。原曲が持っているスピリチュアルな部分が大きくフィーチャーされた神秘的な音世界が広がるリミックスとなった。スネアやキックといった具体的なビートは一切使われておらず、ノイズや電子音が重なるエクスペリメンタルなトラックに、元ちとせのスピリチュアルな唄声がミックスされた、宇宙と交信しているかのような錯覚を覚える楽曲になっている。

【元ちとせコメント】

音楽を通じて彼と言う素晴らしいアーティストを知ることが出来、リミックス完成を喜んでいた矢先だったので、残念でなりません。心からご冥福をお祈りいたします。

元ちとせ

【リリース情報】