東京を拠点に活動するアート・コレクティヴ、BLACK BASSが新曲「DIVIN’」を4月5日（金）にリリース。同曲のMVも公開された。
新曲「DIVIN’」はメンバーのKRICKがプロデュースを手がけた、チルな雰囲気の1曲。今作ではボーカルをGERAがひとりで担当しており、普段のクールなラップのイメージとは異なる、表情豊かなシンガーとしての一面を見せている。
本作のディレクターを務めたのは、メンバーの中村俊介。中村は多くのMVを手がけるほか、VJとしても活動を行い、「ビデオSALON」など各種メディアや、映像のイベントで取り上げられるなど、業界注目の新進気鋭の若手映像クリエイター。BLACK BASSのMVはこれまでに「LOOOP」「LFP」など4作品のディレクションを担当している。
【中村俊介 コメント】
ボーカルのGERAが歌詞に込めた世界観を映像の中に落とし込みたいと思い、コンセプトについて時間をとって二人で話し合いました。その話し合いを通して生まれたモチーフが「失ったものを探し求める兵隊」だったんです。実際の現場では過酷な環境ばかりでした。最初のシーンは極寒の湖に体を沈めていたので、おそらくGERAの体感温度はマイナス10何度とかだったと思います。体力的にかなり厳しかったと思うのですが、そのリアルな痛みが演技を超える表現を生み出してるような気がします。今回はそういった臨場感なども意識してみてもらえると面白いかと思います。
【GERA コメント】
あたりに何もない場所で一人立っている人を見たとき、その人が頭から空へと吸い込まれていくような気がして、それから頭に住み着いたそのイメージが今回の曲のアイディアになりました。自分にとって冬は過去のノスタルジーに浸る季節。普段は英語の比重が多い僕の歌詞ですが、そうした記憶を表現したいこともあって日本語にこだわりました。撮影はとにかくいろんな意味でハードでしたが、完成したMVは当初の目論見通り、映像にひたすら没頭できる美しい作品となりました。ディレクターの中村俊介に感謝です
【KRICK コメント】
空間の広がりを意識して作った曲です。今までの自分たちの曲にはないドラマチックな展開を楽しんでもらいたいです。
