東京を中心に活動するコレクティブ、DENYEN都市のメンバーとしても知られる浅井杜人が1st EP『時間難民』を本日11月10日(水)にリリースした。
浅井杜人は熊本県出身、現在21歳のSSW。DENYEN都市ではアートワークも担当している。今作は自身の実体験を元に綴られた、ある種短編集のような構成の作品になっている。『時間難民』というタイトルは自身が学生時代通い詰めていた熊本県阿蘇郡西原村に位置するジャズ喫茶、「オーディオ道場」の館長である片山昇の口から浅井へ語られた“アドバイス”に由来するものであり、時の流れそのものがアートであるという片山の生の価値観に感化された浅井が、時の流れをテーマに自身のこれまでの足跡を辿った回想録として今作の制作に至ったという。
極めてラディカルでありながらもどこか懐かしさのあるビートの上で描かれるのは彼自身がその目で見てきた光景の数々。その語り口は時に残酷ながらも決して人間愛を見失わず、いつか通り過ぎていった景色たちへ満遍なく光を当てていく。
収録曲全5曲のうち4曲のプロデュースを自身で担当。4曲目「Time」のみ、グラフィック・デザイナーの傍ら〈OIL WORKS Rec.〉より2枚のアルバムを発表するほか、『BEAT GRANDPRIX “CLASH”』優勝者としても知られるJunes Kがプロデュースを手がけている。
【リリース情報】
浅井杜人 『時間難民』
Release Date:2021.11.10 (Wed.)
Label:浅井杜人
Tracklist:
1. Soul Kitchen
2. Lucky Strike
3. フェアレディZ
4. Time
5. ヒステリック・ラバー