FEATURE

Interview / ラブリーサマーちゃん


「音楽を仕事にするかどうかとかは、わりとどっちでもいい」ーーハタチのラブサマちゃんが見据える自分の将来像。

2016.06.27

「3ヶ月連続リリース」と銘打ち、シングルを4月から立て続けにリリースしてきたハタチのSSW、ラブサマちゃんことラブリーサマーちゃん。
初めて外部からの楽曲提供を受けたり、バンドでのスタジオ・レコーディングを敢行したりと、果敢に新しいことへと挑戦したこの3ヶ月連続リリース。
さらに各シングルにはフラワーカンパニーズ、the brilliant green、Oasisのカバーを収録し、「LOVE♡でしょ?(Pro.by 無敵DEAD SNAKE)」、「PART-TIME ROBOT」の2曲はより一層自身の音楽的ルーツを明確に打ち出した作品にもなっており、これまで以上に幅の広い層へとアプローチできるポテンシャルと、気概を感じさせる。

一方私生活では大学を転学したり、それに伴った引っ越しがあったりと何かと忙しかったご様子のラブリーサマーちゃん。
アーティストと今年で21歳になる女子大学生としての顔を持つ彼女が、今何を思いどこへ向かっているのか、様々なことを訊いた。

Interview & Text by Takazumi Hosaka


ーまず最初に、違う大学に転入したりと、色々とバタバタしているかと思いますが、ここ最近の私生活の方はどうですか?

最近はですね……あ、友達ができました!

ーそのお友達はラブサマちゃんのことを知っているんですか?

ラブリーサマーちゃんだってことは言わないでいたんですけど、なんか大学の新歓ライブでフォークソング・クラブの方がラブリーサマーちゃんの曲をコピーしてて。それで「えー!」ってビックリして、その様子を動画に撮ってTwitterにUPしちゃったんですよ。もちろんその人たちに許可を取って。
そしたら私の、ラブリーサマーちゃんのフォロワーに同じ大学の人が何人かいたみたいで、徐々にそれが広まっていっちゃって。それからラブリーサマーちゃんのことを話している人とか、ラブリーサマーちゃんのCDを持ってる友達とかも徐々に現れてきて。それが嬉しくなっちゃって、「私のCD持ってるじゃん!」って言っちゃったりして。なので、知ってる人は知ってる……っていうのが大学での現状ですね。

ー自分から言う前から気づかれてる方もいました?

知ってる人は言ってきますね。あの、さっき話した私の曲をカバーしてくれた方たちにどうしてもお礼したくて、フォークソング・クラブの方々に直接お礼を言いに行っちゃったので、そこでバレちゃいましたし(笑)。

ー大学用のTwitterアカウントなども作られているようですが、その運営は上手くいっていますか?

フフフ。いや〜我ながら本当におもしろいですよね(笑)。
う〜ん、上手くは……いってないかもしれないですね、変なことしか呟いてなくて(笑)。

ー女子大学生っぽいことをつぶやいてるんですか?

え〜と、ちょっと見ても良いですか? ……「徳利さんみたいな人と付き合いたい」、「久しぶりにポストの中身みたら電気代の督促状がきてて泣きそうになった」とか呟いてますね(笑)。

ーひとり暮らしあるあるな感じも出しつつ(笑)。そういえばカーテンは買えましたか?

あ、カーテン買えました! 引っ越しのバタバタも落ち着いてきました。

ーソースがTwitterばかりで申し訳ないのですが、4月頃と比べると最近はそんなに物騒なことも呟かなくなりましたよね。

そうですね~なんかすれちゃったんですかね(笑)。
最近は……そうですね。確かに落ち着いてますね。なんでなんですかね、もう思春期終わっちゃったんですかね(笑)。

ーそれは音楽活動が順調だったりとか、そういうところに起因しているのでしょうか?

え、上手くいってるんですかね?(笑)
どうなんですかね〜。あ、でも、嫌な人と付き合わなくなったからですかね。父と離れて暮らすようになったりとか、前の大学の人間関係とかから離れられたからかもしれないです。

ーなるほど。では、今回は3カ月連続リリース・シングルに際してのインタビューということで、まずは既に最初の2枚のシングルについて、その反響なども含めた今の率直な感想を教えてください

本当にこのCDを出せてよかったなと思います。『PART-TIME ROBBOT』を出して周囲の人に褒めてもらえて。私自身ずっとUKロックとUSロックとか、いわゆるインディー・ロック、パワー・ポップ、シューゲイザー、ネオアコ……とか、そう言われているような音楽がずっと好きで、周りの友達もそういう人たちが多かったんです。今回のシングルはそういう人たちに褒めてもらえることが多くて。それがすごい嬉しいです。

ーでは、そういった近しい人たちではなく、ネットなどを介した反響はどうでしょう?

自分が全く知らなかったネットの音楽通な人たちとか、私よりも結構上の世代の、Weezerとかをリアル・タイムで聴いていた方々がこのジャケットとかに反応してくれていたのを見て、「よっしゃ!」って思いました(笑)。

ーこの直球なオマージュは、ある意味勇気がいりますよね。また、「PART-TIME ROBBOT」は長い間温めていた曲らしいですね。

そうですね。私、ギターのリフとか構成はパパってできるんですけど、いつも歌詞をなかなか付けられなくて。だから1曲完成させる前に「この曲飽きたな」ってなっちゃって、別の曲に手を付け始める……ってことが多くて。そういう意味ではこの曲もかなり時間はかかりましたね。本当はよくないことだなって思うんですけどね。

ーこの曲の歌詞は周囲のスタッフさんの助言にキレて作ったということと、それに対して今では反省もしているということを公言していますよね。その後そのスタッフさんとの関係性に変化はありましたか?

その人に「あの発言で嫌になっちゃってこの歌詞書いたんですよ~」って言ったら「え〜!」ってすごい驚いてたんですけど、そういうこと言っちゃっても今まで通り普通に接してくれてるくらい良い関係性は築けていると思います。

ー「PART-TIME ROBBOT」のMVにはとても驚かされました。Twitterの方で「このビデオの意図や、この曲の経緯とかを含めてブログにUPする」と呟いていましたが、現状まだUPされていませんよね(笑)。なので、今お聞きしてもよいですか?

ハハハ! UPしてない! ごめんなさい本当に……(笑)。
(MVを監督してくれた)ノガミカツキさんが元々すごい実験的なMVを作られる方で、「私の曲でお願いしたらどういうMVを作ってもらえるんだろう」っていうのは前から思ってて、すごい興味があったんですよ。だから今回はノガミさんにお願いしようって、結構前から決めていて。
これまでは「この曲のMVはこういうのにしよう」とか、そういうアイディアとか構想みたいなものを映像作家さんに自分から伝えて、それを汲んでもらうっていう形が多かったんですけど、ノガミさんはおそらくそういうタイプの方じゃなくて、いつもすごいアイディアをポンって自分から出す人だと思うんです。なので、「この曲のMV、どういう感じにしたらいいと思いますか?」ってお聞きしたら、歌詞の一番最後の「わがままな赤ちゃんでごめんね」という部分から着想を得て、「すごいわがままで自己中心的でいたいって歌詞だから、赤ちゃんをモチーフにしたい。赤ちゃんの素直な欲望を表現したい」って言ってくださって、「なるほどな〜」って。
女性のおっぱいって男性の方にとってはすごい小さい頃から欲望の対象としてあるものじゃないですが。なので、そこに着目しようと思って。最初は観てる人が胸の谷間の中に存在しているような視点で撮ってみるのはどうか、という話になったので、小型カメラを谷間に挟んでもらって一回撮ったんですけど、そしたら画面にふたつ山があるだけで、なにがどうなってるのかイマイチわからなくて(笑)。
そこから紆余曲折経て、ああなりました(笑)。

ー一方、「Love♡でしょ?」はMVというよりはリリック・ビデオになっていますよね。

実はあの曲もMVを作ろうとしたんですけど、あの曲でどういうMVを作ればいいのか思いつかなかったんです。あと、私今まで歌詞がMVの中に出てくるものを作ったことがなくて……あれ?

ー……「私の好きなもの」のMVは……?

あ、作ってましたね(笑)。歌詞入ってた、どうしよう(笑)。
……でも、なんか、YouTubeとかでファンが歌詞を打ち込んだだけの動画みたいなのが私好きなんですよ。なんか、ああいうのよくないですか?(笑)
あんまりポピュラーじゃない曲もあるし、溢れ出る素人感とか、歌詞しか情報がないっていうところとか、何かちょっと古い感じも好きだし。それである時期、「歌詞動画ってイイな」って思ったんですよ。それでああいう作品が出来上がりました。

ーこの曲は完全に無敵DEAD SNAKEさんの楽曲提供という形になりますが、制作のプロセスはどういった感じだったのでしょうか?

無敵さんがオケと歌詞を全て作ってきてくれて、ガイド・メロディもピアノで入れてくださってたので、それを聴いた上で無敵さんの家で宅録……という形ですね。

ー楽曲提供を受けた作品を、ご自身の名義で出すのはおそらく初めてですよね。

そうなんですよ。私は「歌いたい!」から始まった人でもないし、歌手になりたいというよりは、曲を作りたいっていう気持ちでスタートしてるので。曲を作っていく上で、このギターの上にもう一つ楽器を乗せるとしたら自分の歌だなってことで歌い始めたんですよね。詞も「歌うから何か付けなくちゃ」って形で作り始めたし。
なので、人が作詞作曲したものに歌を乗せるってことに関して「それってどうなんだろう?」って思ってた時期もあって、実は1年くらいお蔵入り状態だったんです。でも、この曲聴いてたらすごくいい曲だし、なによりこの曲、私のために書き下ろしてくれた曲だったんですよ。

(以前コラボした)「乙女の秘密」に関しては、元々あった曲を、「ラブサマちゃんの声が似合うと思う」っていう形でお声掛けしてもらったんですけど、この曲に関してはラブリーサマーちゃんっていう名前とか、「相対性理論っぽい」って言われてるっていうところに着想を得て、書き下ろしてくれたっていう経緯があるんです。
あと、「この曲にこういうジャケを組み合わせたら絶対おもしろい!」とか、「この曲をネットにUPしたら絶対みんな『相対性理論に似てる!』とか言ってくれるだろうな」とか、そういうのがポコポコ浮かんできちゃって。ちょうどCDとしてリリースできるお話もきてるし、これは今出さないとずっと燻ってるままだなと思って、リリースしました。

ーある意味、ストレート過ぎるくらいのオマージュになっているわけですが、そこに対して批判がくる恐怖というか、プレッシャーは感じませんでした?

なんか……2年間ぐらいずっと2ちゃんねるとかで叩かれ続けると、心に毛が生えてくるんですよ(笑)。
どうでもいい人に叩かれても何とも思わなくなっちゃって。気にしていることを気にしてる人に言われると、それなりに傷つくんですけど、Twitterとかで「コイツよくわかってねーな」って人になんか言われても、「あーなんか言ってる」くらいにしか思わなくなって。ただひとつ気になってたのは、「相対性理論さんが怒らないかな」っていうことで。嫌な気持ちにさせてしまったらすいません、というか……。
だから、世間の人が「これはナシっしょ」とか言ってたとしても、「勝手に言ってろや」って感じです(笑)。

ー外野に何を言われても気にならなくなったという変化に対して、なにかキッカケなどはあるんでしょうか? それとも徐々に起こってきた変化なのでしょうか?

う〜ん、なんなんでしょうね、病気が治ったんですかね(笑)。1〜2年前だったら「酷いこと言われた。暴飲暴食しよう」って感じになってたと思うんですけど。今は全然そんな風にならなくて、自分でもビックリしてるんですよね。
でも、18から20になっていうのは大きくないですか? 私が18歳でどうしようもないことになっていた頃に母に相談したら「あんたも20になったら落ち着くよ。私も17〜18の頃は学校辞めたり色々荒れてたけど、20歳になったら落ち着いたもん」って言われて、その時は「そんなことないと思うけどな〜」って思ってたけど、なんか、そうなりました(笑)。

ーでは、3カ月連続リリースの最後の「青い瞬きの途中で」についてですが、この曲は今までの曲に比べて最もひねくれていないというか、真っ直ぐな印象があります。この曲の作られた時の経緯などを教えてくれますか?

11月にとある京都の大学の学園祭に遊びに行ったんですけど、その時に「大学ってこんな楽しそうなものなんだ」ってビックリしたんです。学生のみなさんがものすごく生き生きしていて。前の大学の時の私は、本当に干物みたいで……マジで何もしていなかったんですよ。大学にスッピン寝巻き100円サンダルでイヤホン付けて学校に行って、授業終わったらまたイヤホン付けて帰る。お昼もコンビニでご飯買って徒歩2分の自宅に帰ってひとりで食べる。コンビニの店員さんとしか会話しないっていう日もいっぱいあったので、そこの大学の学祭が本当に衝撃で(笑)。
薄々大学って結構楽しいものだということには気づいてはいたんですけど、それを見ないように見ないようにしてたんです。でも、いざものすごく楽しそうな姿を正面から見せつけられたら、私はこのままでいいのかどうか、わからなくなっちゃって。
ちょっと恥ずかしいことなんですけど、今までは自分のことで手いっぱいで何を勉強したいのかとか、卒業してからどういった職につけるのかとか考えたことなくて。みんな普通は受験とかそういう関門があったときに嫌でも考えると思うんですけど、私はエスカレーターで大学まで行けちゃったので、そういうことを考えてなくて。でも、高校の時に出席が少なすぎて進める学部が限られてしまって、「本読むの嫌いじゃないし、まぁいいか。他にないし」と思って日本文学科に進んで。実際行ってみたら古事記だとか崩し字の解読とかばかりをやっていて、全然打ち込めなかったんです。「つ、つまんね〜」って(笑)。

で、その大学の学祭は最初は楽しかったんですけど、中盤くらいから「私はこのままでいいのだろうか」っていう感じですごい気持ちが落ちてきてしまって(笑)。
その時一緒にいた、私のアイコンとかを描いてくださっている寺岡さん(寺岡 奈津美)に「私が大学辞めるっていったらどう思う?」とか聞いたりして(笑)。その日京都から帰る夜行バスの中でも東京の他の大学情報についてずっと調べてて。もう11月だったんで、オープンキャンパスとかはほとんど終わってるんですけど、それでも授業見学とかしながら一生懸命探しました。2ヶ月くらいは毎日のように色々な大学を見て回ってましたね。それで行きたい大学が見つかったのが12月の頭で、親に言わないといけないって思って打ち明けたんですけど、最初は断られてしまって。「あんたそれ本気で言ってるの? 今の大学が嫌だから、他の大学に逃げてるんじゃないの?」って。なので、母を説得するためにちゃんと理由を説明しなければいけなくなって、プレゼン資料を作ってたんですけど、その時に出来た曲が「青い瞬きの途中で」なんです(笑)。

ーオケと歌詞はほぼ同じタイミングでできたのでしょうか?

これはわりと早くて、その時にオケが出来て、2カ月ほど後に歌詞が付きましたね。

ーリリックからはこれまでとは違って、未来へのビジョンというか、目標地点のようなものが朧気ながらも見えてきたような印象を受けます。

音楽やり始めた時が2013年の夏とかで、もう3年くらい経つんですけど、そこから本当に将来どうなりたいのかというのはあまり変わっていないのかもしれないですね。細かいところでの変化は色々あると思いますけど。
音楽を仕事にするかどうかとかは私にとっては結構どっちでもよくて。周りのスタッフさんからしたら「はぁ〜?」ってなるかもしれないし、実際活動の規模が小さくなっていったら悲しいんでしょうけど。でも、音楽がずっと好きでやり続けるのが一番大事だと思ってるので、おばあちゃんになっても音楽を続けていければ、その他のことはわりとどうでもいいかもしれないです。

ーtofubeatsが神戸大学で講義した内容がこの前wasabeatさんで記事になっていたんですけど、読みました? 今の話とかなり通じる部分があるな〜と思って。

あ〜Twitterでリンクだけ見ました! でもまだ読んでないんですよね。……たぶん、インターネットで音楽でやり始めた人ってそういうこと考えている人が多いのかもしれないですね。でも、トーフさんと似てるなんて言われちゃうと「いやーそんな恐れ多い!」ってなっちゃいますけどね。トーフさんは本当にすごい方なので……。

■参考記事:「tofubeatsが神戸大学で仕事やキャリアについて講義 ー 自身の未来や就職活動、音楽業界について語った3時間」 (via.wasabeat)

ー新しい大学を入りなおすうえで、改めて色々見つめ直したとおしゃっていましたが、音楽とかを抜きにした将来の展望についてはどうでしょうか?

4年間の大学生活と大学を出てから死ぬまでって、たぶん大学生活の方が圧倒的に短いじゃないですか。まぁいつ死ぬかはわからないですけど(笑)。
なので、卒業してからの年数をどう生活するのかを重点的に考えたいと思ったんです。そこで、「やりたいこと」、「興味のあること」、「どうしてもやりたくないこと」を書き出したら、やっぱり私音楽がかなり好きなんだなって改めて認識して。なので今は音楽をそのまま地道に続けられることをメインで考えるようになりました。こうしてこのまま職業ミュージシャンとしてやるのもいいし、それができなくなっても働きながら音楽を作れればいいなって。
私はそんなに「お金持ちになりたい」っていう思いもないので、忙し過ぎる大企業とかに入れなくても全然いい。そうなると名門大学じゃなくてもいいやって考えたり。あとはカルチャーに接するのも好きなので、そうしたものに触れられる職業もいいなと思って芸術系の大学を選びました。

ー前作『PART-TIME ROBOT』と今作『青い瞬きの途中で』は、初めてのバンド・レコーディングを敢行しましたが、その感想を教えてもらってもいいですか?

スタジオがすごいよかったっていうのもあって、やっぱり感動しましたね。最初にパって試しに演奏したのを聴いた段階で、「う、うわ〜〜〜」みたいな(笑)。やっぱりバンドはバンドでやらなきゃダメなんだな、と思いましたね。各楽器も別室ではあるんですけど、同時録音して。なんか改めてバンドの魅力みたいなものが再認識できたので、8/20のワンマン・ライブへの気合も高まりました。サマソニと被ってるんで、誰が来るんだよ……って感じもしているんですけど(笑)。

ラブサマちゃん作『レコーディングの図』

ラブサマちゃん作『レコーディングの図』

ー『青い瞬きの途中で』のアートワークは、連続リリースの1弾、2弾のものとは一線を画するものになっていますが、この写真を起用したのはなぜなのでしょうか?

そうですよね。う〜ん、なんでなんだろう(笑)。実は先にMVのことを考えていて。元々すごいキレイな画を撮るなって思っていた佐藤祐紀さんとMVについて話し合った時に、この「青い瞬き」っていうのは信号のことなんですけど、「信号を使いたい」とか、「雨が降ってたらいいな」とか「何か乗り物もいいな」、「海行きたい」とか、アイディアというか願望みたいなものをひたすら言っていたら、情景みたいなものが頭の中で出来上がってきちゃって。その頭の中に浮かんできたイメージだったら、ジャケ写も写真のほうがいいなって思ったんです。佐藤さんが元々写真家だったっていうのもあって、お願いしたらすごいいい写真を撮ってくださったのでこれに落ち着きました。

ーその「乗り物」とか「海行きたい」とか、すごい青春を切望しているような印象をうけますね(笑)。

うわ〜出てるんだ〜。恥ずかしいです〜(笑)。
前の大学でも私は蚊帳の外だったし、高校も山奥だったのもあって、文化祭とかもシケてて(笑)。

ー新しい大学での文化祭とかはどうなんですか?

あるみたいですね~。でも、キャッキャキャッキャできるのかな……。

ー「キャッキャする」というより、熱くなるっていう方向性もあるんじゃないですか。

熱くなるっていいいですよね〜。「ハチクロ」(漫画「ハチミツとクローバー」)とか読むとめっちゃそう思います。
でも新しい大学に入ってみたら入ってみたで、周りが熱くなると私はひいちゃう人なんだなっていうことが判明して(笑)。「いぇーい!」ってこられても「うるさ! 嫌だわ! 帰るわ!」ってなってしまう人間になってしまっているということに気づいてしまい、ちょっと寂しくなったり(笑)。
……でも、そうじゃないところ以外にも青春って絶対あると思うんですよ、公園で好きな男の子とパピコをはんぶんこするとか、そういうのがいいんですよ! 飲み会でさんざん飲まされるとか、そういうのは全く美しくない。あとは、女の子の友達と「将来はこうなりたいな」って話をしながらチャリを押して帰るとかもやりたいです(笑)。


【ワンマンライブ情報】

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“ラブリーサマーソニック”
Date:2016.08.20(Sat)
at Shibuya WWW
Open/Start:17:00/18:00
ACT:ラブリーサマーちゃん

チケット代:3,300円(税込/ドリンク代別)
チケット一般発売:各種プレイガイドにて好評発売中


【リリース情報】

lovelysummerchan

◆3ヵ月連続シングル・第1弾(完全限定生産)
『LOVE♡でしょ?(Pro.by 無敵DEAD SNAKE)』
Release Date:2016.04.06(Wed)
Label:Bubbly Summer
Cat.No.:BUB-1
Price:¥300 + Tax
Tracklist:
1. LOVE♡でしょ? (Pro. by 無敵DEAD SNAKE)」
2. また明日 (original song by フラワーカンパニーズ))

PART-TIME-ROBOT-jk

◆3ヵ月連続シングル・第2弾(完全限定生産)
『PART-TIME ROBOT』
Release Date:2016.05.18(Wed)
Label:Bubbly Summer
Cat.No.:BUB-2
Price:¥300 + Tax
Tracklist:
1. PART-TIME ROBOT
2. 長いため息のように (original song by the brilliant green)

aoi-jk

◆3ヵ月連続シングル・第3弾(完全限定生産)
『青い瞬きの途中で』
Release Date:2016.06.22(Wed)
Label:Bubbly Summer
Cat.No.:BUB-3
Price:¥300 + Tax
Tracklist:
1. 青い瞬きの途中で
2. Rock ‘n’ Roll Star (original song by Oasis)


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