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パソコン音楽クラブ、Google AIと共に制作した“hikari (feat. 長谷川白紙)”MV公開


2025.11.25

パソコン音楽クラブが2019年にリリースした楽曲“hikari (feat. 長谷川白紙)”のMVが公開された。

本MVはGoogleのAI「Gemini」や映像生成AI「Veo 3」、画像生成AI「Nano Banana」など、最新のGoogle AIをフル活用して制作。監督は平牧和彦が務めた。

監督のディレクションにより「コップ」というオブジェクトのみに絞り、卓上に置かれた2つのコップの静止画だけを撮影し、その画像からランダムに生成される映像を繋いでいくことで制作されたという本MV。どんな映像でも生成できるAIだからこそ、有機物や人間などが生成された結果は徹底的に排除しミニマルな表現を追求することで、平牧監督にしか作れない個性が強く反映された作品となっている。

なお、Google公式YouTubeチャンネル上には、本MVのメイキング映像も同時に公開されている。

また、パソコン音楽クラブは1月24日(土)にZepp Shinjuku (TOKYO)にて10周年イヤーの最後を飾る、過去最大規模のワンマンライブ『PMC 10th
Anniversary One man Live』を開催予定。追加ゲストとして、MFS、Mei(LAUSBUB)、The Hair Kid、tofubeats、柴田聡子、長谷川白紙の6名が発表された。チケットは一般発売中となっている。

パソコン音楽クラブ

【パソコン音楽クラブ コメント】

長谷川白紙さんと一緒に作った大切な曲である「hikari」のミュージックビデオを世に出すことができて、とても嬉しいです。このMVはAIを用いた制作ということで、AIが映像表現の選択肢の1つになったことをリアルに考えるきっかけにもなりました。昨今、AI技術は「誰でも簡単に映像を作れる」というイメージで認知されていると思いますが、このMVからは「良い作品」を作るためには、結局のところ人間自身のアイデアや膨大な時間、何度も生成し完成度を高めていく根気強さが必要だと伝わってきます。

今後映像においても音楽制作においてもAIは基本的な手法となっていくと思いますが、AIはあくまで人間の用いる強力で便利な道具の一つであり、使い手にヴィジョンがあればあるほど、むしろ人の個性が強調されるのかもしれない。

平牧監督によるこのMVを見ていただければそんなふうに感じるのではないかなと思います。


【平牧和彦(MV監督)コメント】

AIがまだできてないことはなんだろうと考えてみると「音楽に合わせて映像が動く」という、シンプルかつ映像作家が昔からやってきたことが、まだそこまで得意ではないのかと思いました。そんな映像の気持ちよさを企画の念頭に置きつつ、画像から動画を作るGeminiの機能を使って、しりとりのように動画を繋げたら面白いのではと考え、最終的にこのような形のMVになりました。生成系のAIで作られた映像にそこまで面白さを感じていなかったのですが、結局は熱量を込めることの難しさや大変さは他の手段と同じで、ツールが変われど、一生懸命頑張らなくてはいけないんだなと思いました。これ作るのめっちゃ大変でした。


【イベント情報】


『パソコン音楽クラブ “PMC 10th Anniversary One man Live at Zepp Shinjuku”』
日時:2026年1月24日(土)OPEN 17:00 / START 18:00
会場:東京・新宿 Zepp Shinjuku (TOKYO)
料金:ADV. ¥6,000(1D代別途)
出演:
パソコン音楽クラブ

映像・演出:
tsuchifumazu

ゲスト:
Mei(LAUSBUB)
MFS
The Hair Kid
tofubeats
柴田聡子
長谷川白紙

チケット詳細(e+)

パソコン音楽クラブ オフィシャルサイト


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