ZIN、新作EP『JOJO』本日リリース｜ R&Bの美学と現在進行形のサウンドを融合させた意欲作

ZINが新作EP『JOJO』を本日10月22日（水）にリリースした。

関西を中心に活動するアーティストコレクティブ・Soulflexの一員としても知られるZIN。本作は彼がこれまでに築いてきたR&Bの美学と現在進行形のサウンドを融合させた意欲作。静けさと熱が揺らめきながら溶け合う「今」が刻まれた、ZINの新たな表現を体感できる一作となっている。

収録曲には甘美なR&Bスロージャムを彷彿とさせる正統派R&B“超えてゆく”、盟友FKDのビートにラッパー・Kojoeを迎えた“Everytime I”、甘さと痛みが交錯する感情を描いたリリックとチルなサウンドが印象的な“Distortion”、「愛することと傷つけることは表裏一体」というテーマを歌った切ないラブソング“Moegara”という先行シングル4曲に加えて、Aru-2をプロデューサーに迎えたZINらしさの詰まったネオソウル“Say So”、そしてリードトラックとなる“In The End”の新曲2曲を含む全6曲が収められている。

“In The End”はgrooveman Spotによる洗練されたトラックに重なった、ZINが歌う「浄化と再生」の物語。深く潜るような静かなサウンドと、時に過去の自分を笑うような切ない歌詞が重なり、聴く者の心をやさしく包み込む。その痛みはやがて金継ぎのように輝きを帯び、愛の終わりを超えて「自分」という自由へとつながっていき、ZINの甘く繊細な歌声がその感情を丁寧に抱き上げる。夜のドライブや深夜のひとときにぴったりな、リスナーの胸に静かに響く1曲に仕上がった。

なお、11月には本作のリリースを記念した、Billboard Liveツアーの開催も決定している。チケットは残りわずかとのこと。

【ZIN コメント】

ぼくがとても影響を受けているネオソウルや90〜2000年代のR&Bを真っ向から今の時代を生きるアーティストとして体現したかった。
自主制作で13年ほど前に初めてリリースしたCD『YELLOW』に収録されている「Stupid I Am」という曲のワンフレーズを引用したり、これまでの自分の音楽人生を詰め込んだ一曲です。
grooveman Spotさんともいつか三拍子の曲作りたい！と話していたので、念願でした！ギターには、バンドでもサポートしてくれている朝田拓馬くんが素晴らしい演奏をしてくれました。