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millennium parade、1stアルバム収録曲解禁 2020年最初で最後のワンマン公演オフィシャル・レポートも到着


2020.12.25

Photo by Kosuke Ito

millennium paradeが2月10日(水)にリリースする1stアルバム『THE MILLENNIUM PARADE』のトラックリストが公開された。

本作にはNetflix『攻殻機動隊SAC_2045』主題歌「Fly with me」、『DIOR × REMOWA』のコレクション・ムービーでコラボレーションした「lost and found」、そして年明け1月29日(金)に公開される『ヤクザと家族 The Family』の主題歌に抜擢された最新楽曲「FAMILIA」、『adidas CASUAL Collection 2020 Fall/Winter』キャンペーン起用曲「Philip」など、全14曲を収録。

さらに、12月23日(水)に開催した2020年最初で最後のワンマン・ライブ『millennium parade 3D Live 2020』のオフィシャル・レポートも到着した。なお、同公演のオフィシャル・マーチャンダイズは現在ECサイトより購入可能となっている。


Text by ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)

12月23日、東京国際フォーラム ホールAにて、King Gnuの常田大希が率いる気鋭の音楽集団millennium paradeによる初のホール・ライブ『millennium parade 3D Live 2020』が開催された。

これまで、深夜に徘徊する鬼や妖怪の群れを意味する“百鬼夜行”をコンセプトに、デジタル・ネイティブなミレニアル世代のミュージシャン、クリエイティブ・ディレクター、デザイナー、デジタル・アーティストを内包し、クリエイティブ・ファーストを掲げて作品ごとに伸縮する新たな価値観の提唱者としてエンタテインメントを発信してきたmillennium parade。待望の1stアルバム『THE MILLENNIUM PARADE』を2021年2月10日にリリースすることを発表したばかりだ。

当日は感染対策の結果、客席の両隣を1席ずつ空け、1st & 2ndとして2公演が行われた。入場時に、デザインされたボックスに収められた“millennium parade original 3D glasses”が配布され、通常のライブと異なる、不可思議な高揚感に包まれた開演前。オープニングは、映画のようなイントロダクションがスクリーンに投射される。“くそったれなウイルスで世の中変わっちまった”と語り出し、こっち側に来いとばかりに「Fly with me」のMusic Videoに登場するメモリー・カードを飲み込む姿がぶっ飛んでいる。3Dグラスの装着を促すアトラクションめいたセリフは、どこかしらダークなテーマ・パークを彷彿とさせてくれた。 


演者9名がステージに上がり、リズム隊の攻めのファンキーさが際立つ「Bon Dance」からスタート。アタック強めなリズムの気持ちよさ、MELRAWによるサックスの音色に魅了されるラップ・ナンバー「SNIP」が続き、Black Boboiのermhoiが「Veil」でドープな美しき歌声を聴かせてくれた。勢いそのままに“行進曲”のようなエモーショナルな展開が爆アガりな「WWW」へと流れ、「STAY!!!」では、緩急をつけながらも映像とシンクロし、加速する感情を刺激するアッパーなアンサンブルが鮮烈だ。


WONKでもおなじみの江﨑文武による繊細なピアノが絡み合いダークにとろけていく「NEHAN」も圧巻だ。張り詰めた雰囲気のなか、破天荒な集団に一筋の光を導き、時に立ち上がり拡声器でシャウトし、時に椅子に座りながらプレイする、常田の才能の輝きが眩しい。続く、耳馴染みのあるイントロダクションで驚かされたのが「Slumberland -millennium parade ver-」だ。King Gnuナンバーであり、常田が大暴れできるパンキッシュなキラー・チューンだ。アジテーター、佐々木 集、Mori Cotaもここぞとばかりに弾けまくる。

millennium paradeのサウンドは現代音楽、ジャズ、ヒップホップ、不協和音、ノイズ、ロック、パンクなど、様々なサウンドが入り乱れる。その音像の自由さの秘訣とは、ツイン・ドラム石若 駿、勢喜 遊、そしてベーシストである新井和輝による圧倒的経験値から導き出されるビート・センスの賜物だろう。


オーラスへ向けて旧バージョンの「ABUKU」、ermhoiによるやわらかな歌声が空間に溶けていく人気チューン「Plankton」、〈DIOR〉 × 〈REMOWA〉のコレクション・ムービーでコラボレーションした「lost and found」では、より解像度が高くなった高密度のパフォーマンスをこれでもかと体感させてくれた。続く「Call me」では、突如メンバーの名前を含むステージ・クルーのクレジット表記がスクリーンに映し出され、ビートとともに可変していく謎めいた演出に魂をぶっ飛ばされる。「2992」とタイトルされた、かつて「Dura」と呼ばれたナンバーでは、深遠なる世界観をディストピア感溢れる歌モノとして表現していく。

ラスト・ナンバーは、分厚いビートが快楽ポイントを刺激する新時代アンセム「Fly with me」をプレイ。会場中が一体感に溢れハンズアップしながら“みんなでぶち飛んだ!”。これぞ、世界へ誇る日本発 → ワールドワイドなポップ・ミュージックの姿なのだと確信。


90分の圧巻のステージ。3D映像と照明が織りなすドープな映像美に絡み合う、テクニカルな演奏力の凄み。脳みそがグルングルンに洗われたかのような爽快感だ。ラストにもう一度映画めいた映像が流れ、英語で“今日は希望をもって帰ってくれ!”という言葉が胸に突き刺さった。まるで、ジェットコースターのような凄まじいライブであったが、終演後、会場中の雰囲気が和やかに溶けていったのが印象的だった。

常田大希を中心に、クリエイティヴ・レーベルPERIMETRONや日本が誇るミュージシャン、クリエイターが集結し、世界への活動を見据えたプロジェクトmillennium parade。〈DIOR〉とのコラボレーションや、日本が世界に誇るアニメーション『攻殻機動隊 SAC_2045』の主題歌を務めるなど、新たな価値観の提唱者として大きな注目を集めている才能集団だ。圧倒的インパクトを与えてくれるライブエンタテインメントの最新形態に注目すべし。



【リリース情報】

millennium parade 『THE MILLENNIUM PARADE』
Release Date:2021.02.10 (Wed.)

[完全生産限定盤]
12インチ・スペシャルBOX仕様
デジパック仕様初回限定盤(CD+Blu-ray)のオリジナル小鬼フィギア3体
構想盤(カセットテープ)
¥10,000 + Tax
BVCL-1130~1133

[初回限定盤]
デジパック仕様
CD + Blu-ray ¥4,500 + Tax
BVCL-1134~1135

[通常盤]
CD ¥3,000 + Tax
BVCL-1136

Tracklist:
[CD]
01. Hyakki Yagyō
02. Fly with me
03. Bon Dance
04. Trepanation
05. Deadbody
06. Plankton
07. lost and found
08. matsuri no ato
09. 2992
10. TOKYO CHAOTIC!!!
11. Philip
12. Fireworks and Flying Sparks
13. The Coffin
14. FAMILIA

※完全生産限定盤・初回生産限定盤・通常盤共通

[Blu-ray]
『millennium parade Live 2019@新木場Studio Coast』から
「Fly with me」
「Slumberland」
「Plankton」
「lost and found」
+ MVを収録。

※完全生産限定盤・初回生産限定盤のみ

■対象店舗/特典内容
・Amazon.co.jp:メガジャケ
・millennium parade応援店:Music Video Poster (B2) Type A
・TOWER RECORDS全店(オンライン含む/一部店舗除く):Music Video Poster (B2) Type B
・TSUTAYA RECORDS全店(一部店舗除く/TSUTAYA onlineは予約分のみ対象):Music Video Poster (B2) Type C
・HMV全店(HMV&BOOKS Online含む/一部店舗除く):Music Video Poster (B2) Type D
・楽天ブックス:Music Video Poster (B2) Type E
・Sony Music Shop:Music Video Poster (B2) Type F

※特典は数に限りがありますので、無くなり次第終了となります。あらかじめご了承ください。
※下記店舗・オンライン・ショップ以外での配布はございません。あらかじめご了承ください。
※各オンライン・ショップに関して、カートが上がるまで時間がかかる場合がございますので、予めご了承ください。

millennium parade オフィシャル・サイト


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