VULFPECK

Daddy, He Got a Tesla

VULFPECK / Daddy, He Got a Tesla
クレイジーかつミニマル・ファンクな名作アルバムが誕生!

米ミシガン大学音楽学部で結成され、ロサンゼルスを拠点に活動する4人組ミニマル・ファンク・バンド、Vulfpeck(ヴァフペック)がKickstarterを使って〈Vulf Records〉から2ndアルバム『The Beautiful Game』をリリース! そこに収録されている中でタイトルが最も気に入っているこちらをどうぞ。

クリアトーンなギターにポップス色強めな鍵盤もいいですが、ブリッジ近くで鳴らすモコモコしたベース音がすごく気持ちいいです。アルバム全体も明るくノリノリな曲調が続き、ディスコやファンク要素ももちろんですが、メンバー曰く彼らのルーツとしてはFunk Brothers、Wrecking Crew、Muscle Shoalsといった1960年代を代表するセッション・ミュージシャンであり、それらをジャーマン・ポップス風にアレンジし直したリズム・セクションが特徴的です。小粋なタイトルもさることながら、聴いてて本当に楽しくなります。

で、彼ら何がおもしろいかと言うと、2011年当時ツアーに必要な資金を調達しようと、Spotifyで無音アルバムをリリースしたんです。
1回再生される度に発生するSpotifyのロイヤリティー・システムを利用して、リスナーが寝てる間に無音アルバム『Sleepfy』を再生してもらえばバンド側にチャリンチャリン入るだろうというメンバーの思惑が見事ヒット。なんと再生回数が372万回、収益18.000ドル(約184万円)もチャリンチャリンしまくっていたご様子

それを受けて、Spotify側も最初「John Cageの「4:33」みたいだ!」と好印象だったのが一転、2014年Vulpeckに『Sleepfy』の削除命令を出すという珍事に発展。その後ツアーは出来たのか、など気になる方はこちらのインタビューをどうぞ。

おまけに、今回のアルバムを流しながらメンバーのJackが20分以上笑顔で踊り続けるという、とってもクレイジーな動画も公開。ひたすらドローンで遊び、広いサッカー場を貸し切ってるのに全然生かそうとしないところが最高です。

Takato Ishikawa

Takato Ishikawa

会社員。ブラックミュージックやディスコを聴くと興奮します。ラジオDJになったつもりで色々とキュレーションしていきます。Tumblrでも発信しています。(http://vivalavida1992.tumblr.com)