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You Blew It! / Greenwood


冬の夜空が良く似合うエモ・サウンド。エモ・リバイバル・シーンの大本命バンドが新作をリリース!

2016.11.25

現在のエモ・リバイバル・シーンのトップランナー、アメリカはオーランド出身のYou Blew It!が11月11日に3枚目のフル・アルバム『Abendrot』を〈Triple Crown Records〉よりリリースしました。今回はその新作から「Greenwood」をご紹介。

静かなギター・フレーズから始まる同曲はスローでしっとりとしたエモ・サウンド。繊細なギターとキーボードの相性が抜群に良く、聴いていると冬の夜空が浮かんでくる一曲。浮遊感と空気感のあるサウンドは初期のDeath Cab For Cutieを思い起こさせます。
アルバム全体を通してスローな楽曲が揃っていて、オルタナやポスト・ロックを匂わせながらも壮大なエモ・サウンドが感じられる作品に仕上がっています。

今作はBraidやtoe、そしてLITEの新作をリリースしているエモ/インディー・ロック・シーンの総本山である〈Topshelf Records〉から、Tiny Moving PartsやFoxingといったバンドのリリースで知られる〈Triple Crown Records〉に移籍し、プロデューサーに来月待望のバンド・セットで来日を果たすInto It. Over It.として活動するEvan Weissを迎えた意欲作。

今年リリースしたInto It. Over It.の新作が温かみのあるインディー・ロック・サウンドに仕上がった一方、You Blew It!の新作はスローで壮大なエモ・サウンド。近年、エモ・リバイバルを軸としながらも、パンクやインディー・ロックの要素を取り入れたテンポの良いエモ・サウンドが流行っている中で、このテイストは個人的に意表を突かれました。
彼ら自身の経験やヘビー・リスナーとして知られるEvanとの化学反応が強く感じられますね。

ちなみにYou Blew It!はWeezerの1st Album、通称『Blue Album』のトリビュート・アルバム『You Blue It』を、〈Topshelf Records〉からリリースしたバンドとしても知られています。アートワークまで完全再現しているので、こちらも是非チェックを。

新しい深夜のBGMをお探しの方もそうでない方も是非、現在のエモ・リバイバル・シーンを切り拓いている彼らのサウンドを堪能してみては。


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You Blew It! 『Abendrot』
Release Date:2016.11.11
Label:Triple Crown Records
Tracklist:
1. Epaulette
2. Like Myself
3. Sundial Song
4. Greenwood
5. Autotheology
6. Hue
7. Canary
8. Forecasting
9. Minorwye
10. Arrowhead
11. Basin & Range
12. Kerning

■Triple Crown Records:http://triplecrownrecords.merchdirect.com/products/58588-you-blew-it-abendrot


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