N.O.R.K.
FEATURE

SPIN.DISCOVERY -VOL.02- 出演アーティスト12. N.O.R.K.


時代と共振する尖った感覚と、それを高レベルな次元で体現できる才能を兼ね揃えた若きデュオの貴重なライブを見逃さないで!

2014.11.07

いよいよ2日後の日曜日に迫ったSPIN.DISCOVERY -Vol.02-
出演者紹介の記事も大詰めということで、最後に持ってきたのはその圧倒的な才能とセンスで早くも多くの注目を集めている若きデュオ、N.O.R.K.

まずは2人の音楽的ルーツを以前登場してもらったRootscoasterにてチェック!
余談ですが、彼らのユニット名の由来はそれぞれの本名のイニシャルからきているそうです。

Rootscoaster Vol.9 Nariaki Obukuro (N.O.R.K.)

Rootscoaster Vol.10 Ray Kunimoto (N.O.R.K.)

彼らの存在を知ったのは昨年の11月に知人のtwitterでの呟きから。そして「The Fall」を聴いてまず一番最初に衝撃を、そしてちょっと間を空けて「なるほど」という風に勝手に納得したのを今も覚えております。
inc.How To Dress Wellのようなシルキーかつラグジュアリーな質感、耽美的かつ退廃的な世界観。
最近では大分飽和気味になってはいるものの、未だ根強い人気をみせるインディR&B、オルタナティブR&Bと呼ばれるようなサウンドと共振した音(本人たちは全く意識していなかったそうですが)を、あくまでポップに鳴らすそのスタイルは、確かに個人的に知る限りではまだ日本からは出てきてなかったよな、と。
そして即、記事にしました。メディア(という言葉の定義も曖昧ですが)としてはおそらく初だったんじゃないかと思います。

早さを競うことにあまり大きな意味があるとは思いませんし、例え我々が取り上げなかったとしても、きっと遅かれ早かれ今と同じく様々なメディアから取り上げられる存在になっていたと思いますが、でもそれでも、“彼らのことをメディアで(おそらく)最初に取り上げた”ということに対しては、少しばかりの誇りを持っております。

また、実は今年の4月に開催したSPIN.DISCOVERY -Vol.01-の出演オファーの候補のひとつに真っ先に入っていたのですが、残念なことにスケジュールの関係で都合が合わず断念したという経緯があるのです。なので、今回の出演は本当に我々にとっても待望の実現というわけで、さらにフルバンド・セットという貴重な機会!
今年の5月に行われたライブと同様ストリングス込みの8人編成?になるのでしょうか……、とにかく生のストリングスの迫力とあの歌声、そして緻密に練り上げられたビートがasiaのメイン・フロアに鳴り響く様を想像すると……まさに鳥肌モノ!

また、今年の5月にリリースしたデビューEP『ADSR』では、ミキシングに主にヒップホップを中心に数々の作品を手がけてきた名プロデューサー、illicit tsuboi氏を迎えたことや、限定盤となるDLエディションでは中心に穴の開いたCDの入っていないCDケースを販売し、中のブックレットにDLコードが書いてあるというなんとも遊び心に富んだアイディアでも話題となりましたが、そこには入っていないこの「White Space」や、HNCLady CitizenLicaxxxといった気鋭のトラックメイカー、DJによるリミックスも忘れずにチェックを。

Vo.のObukuro氏はOBKRとして、今年の6月にTokyo Recordingsを立ち上げ、彼らと同じくSPIN.DISCOVERY -Vol.02-に出演する綿めぐみXanaxのプロデュースを担当。

Rootscoaster Vol.33 綿 めぐみ

SPIN.DISCOVERY -VOL.02- 出演アーティスト7. 綿めぐみ

SPIN.DISCOVERY -VOL.02- アーティスト対談 綿めぐみ × OBKR(N.O.R.K.) × 酒本信太(Tokyo Recordings)

綿めぐみはこのイベント当日の11/9が1stAL『災難だわ』のリリース日となっており、会場でいち早く50枚限定リリースを行うのですが、先日アルバムの全曲ダイジェスト+OBKR氏が主に手がけた歌詞を公開しました
この歌詞の公開の方法が最高に尖っているので、是非一度チェックを!

なお、結成から一年ほどといったキャリアにして既にルクセンブルグのチルウェイヴ・アクト、Sun Glittersの来日公演のオープニング・アクトを努めたりRed Bull Music Academy Presents EMAF TOKYO 2014への出演を果たしている彼らですが、上記の対談時に聞いた話によると、N.O.R.K.としてのライブは11/9のSPIN.DISCOVERY -Vol.02-が年内最後のライブになるだけでなく、年明け後もしばらくライブはやらないかも、とのことなので、まだ彼らのライブに足を運んだことがない方はもちろんのことながら、既に観ている方にとっても重要なライブとなるのではないでしょうか! 見逃して公開しても遅いですよ!

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