SPECIAL INTERVIEW

TOKYO HEALTH CLUB about "WE GOOD TOKYO"

TOKYO HEALTH CLUB × WEGOによるプロジェクト"WE GOOD TOKYO" その異色コラボの裏側を訊く

昨年9月4日に渋谷のWWWにて行われたTOKYO HEALTH CLUB初のワンマン・ライブ、”TOKYO HEALTH CLUB release LIVE 健康ランド~Welcome to 桃源郷~”。この日のライブでは、グループのDJ/トラックメイカーのTSUBAMEが運営するフリーDLをメインとしたネット・レーベル〈OMAKE CLUB〉と共に歩んできた彼らのこれまでの道のりを振り返るかのように、MCpero、ZOMBIE-CHANG、JABBA DA HUTT FOOTBALL CLUB、YOSAといった〈OMAKE CLUB〉の面々によるショーケース的なライブを前座に、本編にはMACKA-CHINなどの大御所までもがゲスト出演するなどして濃密な時間を展開。
そしてその本編の最後に、WEGOとのコラボ・プロジェクト”WE GOOD TOKYO”の告知ムービーが突如として流れ出した。その淡々とした空気感を感じさせる映像のインパクトはもちろんのことながら、どこにも発表されていないTOKYO HEALTH CLUBの新曲が起用されていた同ムービーは、オーディエンスの記憶に強く焼き付いたはずだ。

この”WE GOOD TOKYO”と名付けられたプロジェクトは、TOKYO HEALTH CLUB自身と、せきやゆりえ、最果タヒ、やんツー、草野庸子、一ノ瀬雄太といった彼らと関わりの深いクリエイターがデザインを手掛けた6種類のロングTシャツを制作、販売するだけでなく、気合の入った販促物も作成するなど、TOKYO HEALTH CLUBの全面的な陣頭指揮の元スタートしたコラボ企画。

本日、同プロジェクトの第二弾が発表されたとのことで、昨冬、TOKYO HEALTH CLUBの4人に加えて同プロジェクトの仕掛け人であるWEGOのPR担当である石本氏と篠原氏も交える形で行ったインタビューを改めてお届けしたい。この刺激的なコラボがどのようにして実現したのか、その制作の裏側や狙いなどについて語ってもらった。

Interview by Takazumi Hosaka
Header & Interview Photo by Yuma Yamada

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—まずこの”WE GOOD TOKYO”という企画はどのようにスタートしたのでしょうか?

石本:そもそも……最初は企画をTOKYO HEALTH CLUBさん側から頂いたんですよね?

TSUBAME:そうなんですよね。僕ら側から実はお話を持っていったんです。実は僕らの作品のリリース元である〈Manhattan Records〉さんとWEGOさんがわりとこう、密接な関係にあると聞き(笑)。

JYAJIE:単純に僕らの最新作『VIBRATION』の中に「オシャレ」っていう曲があって、リリックもちょっとファッションの話とかに突っ込んだ内容だったので、WEGOさんと一緒にミュージック・ビデオとか撮ったりできたらおもしろいなっていうところからスタートしていて。

TSUBAME:そうですね。レーベルとも繋がりがあるし、MVか何かを一緒にやれたらな〜くらいに思っていたんです。それでお話を持っていったら、むしろもっと違うことをやりたいと逆提案して頂いて。もうちょっとこう、「『東京』みたいなモノをテーマに据えて、それをファッションでアピールすることってできないですかね?」っていう感じで。それで「なるほど、じゃあ全然違うプロジェクトにしちゃおう」っていう風に全く新しいプロジェクトを走らせ始めました。

石本:WEGOって世間の認識だと高校生〜大学生くらいの若い子向けのブランドっていう風に思われていたりはする……というか実際にそうっちゃそうなんですけど。でも正直なところ、商品自体は20代とか30代くらいの方でも着れるなって思えるものがいっぱいあるんです。なので、カタログとかプロモーションの企画でも、そういうところに刺さるようなモデルの方を起用させて頂いていたりしていて。そういう部分で、年齢がちょっと上で、音楽とかファッションといったカルチャー全般が好きな方にも響くようなアプローチをしたいっていうのは常々考えていたことなんです。そこで今回、TOKYO HEALTH CLUBさんから企画を頂いたので、こちらも色々なアイディアを出させて頂いて。

篠原:今回の”TOKYO CITEE”は”WE GOOD TOKYO”っていうシリーズ企画の第1弾というような位置づけになっています。

—WEGOさんはこれまでにも様々なミュージシャンとのコラボ企画を行ってきていますよね。

篠原:そうですね。これまでにもたくさんの方々とコラボさせて頂いてます。それこそミュージシャンだけでなく、アイドルの方から読者モデル、モデル、芸能人とか様々な方々と月に何本もコラボ企画を発表したり。
ただ、今回のTOKYO HEALTH CLUBさんとのコラボ企画では、うちから提案した方はひとりもいなくて。普段やってるコラボとはちょっと違ったテイストにしたいというか、差別化を図りたいという思いがあり、TOKYO HEALTH CLUBさんが普段からお付き合いしている方々と一緒にコラボしてもらいました。

TSUBAME:そうですね。今回の人選は全て僕らの友達周りでやらせてもらいました。「本当にいいんですか?」っていうくらい自由に(笑)。
それこそZEN-LA-ROCKさんとか、楽曲でコラボとかもしてた時期だったので、「ゼンラさん出てくださいよ」って言ったら「いいよ〜」みたいな(笑)。
chelmicoとかジャバ(JABBA DA HUTT FOOTBALL CLUB)、テンテンコちゃんもそういう感じで。

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—今回の企画で「ロンTを作ろう」となったのは、どの辺りから生まれたアイディアなんでしょうか?

SIKK-O:最初Tシャツ作ろうとしてたんですけど、Tシャツの時期が終わるってことに後々気づいて(笑)。

JYAJIE:季節の事情(笑)。

TSUBAME:作る頃にはもう9月ぐらいになるんじゃないか、っていうことで、「だったらロンT作ろうよ」みたいな話になったんですよね。

石本:あれ、コラボ企画がスタートし始めたのっていつくらいでしたっけ?

TSUBAME:最初は……7月の終わりぐらいですよね?

石本:もうTシャツ売れ終わってるぐらいの時期(笑)。

TSUBAME:最初僕とSIKK-Oの2人で会いに行って、「Tシャツ作りたいっす」みたいな話しをしたら、「いや、それはちょっと違いますね〜」って言われて(笑)。

石本:そんな言い方してないでしょ(笑)。

TSUBAME:「ファッションのことのファの字もわかってない!」みたいな(笑)。

DULLBOY:おれらは年中着るもんだと思ってるからね。

—今回の企画はWEGOさんのプロモーション企画としては結構スピーディーに進んでいった方ですか?

石本:いや、プロモ―ション企画としては大体こんなもんかなっていう感じですね。でも、その割には何かね、いろいろ詰め込んでくるんですよ。「あれもやりたい、これもやりたい」って(笑)。

篠原:そうそう。なので、あの期間の中で全部実現できたのはすごいと思いますね。

TSUBAME:もう本当にギリギリでしたもんね(笑)。

JYAJIE:ここ2人(TSUBAME、SIKK-O)が死にかけてました(笑)。

TSUBAME:「こんな自由にやっちゃっていいんすか?」っていうくらい、普通の仕事じゃありえないぐらい好き勝手やらせてもらえたので。

SIKK-O:「思ったよりおれらに任せてくるぞ」みたいなね(笑)。

JYAJIE:しかもその時はちょうどワンマンの準備とかもあったしね。

TSUBAME:そうそう。なので、ワンマンの衣装とか構成とか、そっちの準備を結構この2人(JYAJIE、DULLBOY)にお願いして。こっちはこっちで今回の”WE GOOD TOKYO”に集中する、みたいな。

—いっぱい詰め込んできたっていうのは例えばTシャツの種類を増やしたりとか?

石本:いや、Tシャツの種類は一応予算との兼ね合いもあったりするので、ある程度パターン数とかは決まってたんです。それよりも、やっぱりうちのお店ってとてもゴチャゴチャしてるので、店頭で目立つためのポスターなり特別な販促物っていうモノが必要になってきて。そういうのをこっちで手が回らなかったんで、全部やってもらって(笑)。

—そういう部分も(笑)。

TSUBAME:そういった販促物とかはSIKK-Oに全部任せてたんですけど、意外と色々作れたなって(笑)。

SIKK-O:途中で予算がちょっと増えたんだよね(笑)。

TSUBAME:「予算が増えました!」「え? マジっすか!?」みたいな。

—こういったフリーペーパーのようなモノも自分たちで制作を?

SIKK-O:そうですね、紙面は基本おれがデザインとかをして。もちろん撮影の段取りとかはみんなで組んだりとかしましたけど。

TSUBAME:ほぼ全部DIYの精神で。みんなで頑張って作りました。

JYAJIE:……僕はほとんどなんもやってないんすよね、これに関しては(笑)。

SIKK-O:あ、やってないんだっけ?

TSUBAME:最後に「いいんじゃない?」みたいなことは言ってた(笑)。

JYAJIE:「ふ〜ん、いいね」みたいな(笑)。

TSUBAME:ミュージック・ビデオも基本的にはDULLBOYと僕でワーっと企画しながら、あとはいつもTHCの映像を手伝ってもらってるスタジオ無のメンバーと作りました。

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—では、ミュージック・ビデオを作ろうっていうアイディアはどこから?

TSUBAME:打ち合わせをしていく中で、石本さんからストレートに「映像を作ってください」って言われて(笑)。

石本:ハハハ(笑)。でも、最近は意識的にどこのメディアも映像、動画っていうものに力を入れてたりするので。やっぱり、オシャレっぽいの作ってほしいなって(笑)。

TSUBAME:なんか「『東京』っていう感じで作ってください」って、お題まで出してもらったので、「あ、得意なやつだ」って(笑)。

—キャッチコピーに「東京にはたくさんの『いいね』が集まっている」とある通り、このプロジェクトは「東京」とてもレペゼンしているものになっていると思うのですが、そういったコンセプトとか、テーマっていうのを改めて言語化するとなるとどのようなものになるでしょうか?

石本:……中々に難しいご質問ですね(笑)。

TSUBAME:むしろ一番客観的に見ているであろうJYAJIEの方が答えられるかも。

JYAJIE:そうですね。……まぁあの曲のフックとかにもある通り、東京って良くも悪くも色々なモノがあり過ぎると思うんですけど、そういう膨大な情報量の中から自分で取捨選択して、自分だけのスタイルを見つけていける街っていう意味ではやっぱり日本で一番なのかなって思うんですよね。それが……東京?(笑)

TSUBAME:めちゃそれっぽいこという(笑)。

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—「東京」というお題を受け、いざミュージック・ビデオを作ろうってなった際、最初はどのような構想からスタートしたのでしょうか?

TSUBAME:何かちょっとした違和感を作りたいなって話をDULLBOYとしていて。

DULLBOY:ロンTと、もうワンアイディアあったらいいなっていう風に考えていて。でも、あんまり奇抜すぎることをやっちゃうと、この「東京」っていうテーマから逸れちゃうかなっていう感じもあり。もちろん商品がちゃんと見えてっていう最低ラインは確保しつつ……どうにかカッコよくならねえかな、みたいな。

TSUBAME:結構真面目に考えてる(笑)。

DULLBOY:途中、ロンTを着た透明人間がセックスするみたいな案も出てきたけどね。透明だからロンTだけがガサガサ動いてる、みたいな(笑)。「これ、面白くない?」って。

TSUBAME:「それ、いいんじゃない?」みたいな(笑)。

DULLBOY:危うくその意見になりそうだった。「合成で肌とかを消してさ」とか「透明人間が街を歩いててさ」みたいな感じで盛り上がってしまって。

TSUBAME:でも1日経ったらやっぱり「いや、それは違うよね」って。やっぱりセックスはマズいだろ、と(笑)。
まぁそういう紆余曲折を経ていくなかで、普通の生活の中におけるリアルな感じを撮ろうということになり、最終的には街を歩く女の子の視点を中心とした作品になりました。主役のmiuちゃんと街ですれ違っていく人たちが自分と同じロンTを着てるっていう、あのなんとも言えないファッションが被った時の恥ずかしさと、同時になんとなく「あぁ、わかってんじゃん」みたいな感じ。そのなんとも言えない空気感を映像に落とし込めればいいなって思ったんですね。
こういう話をした時に、それが「いいね」ってなる人もいれば、「ただ恥ずかしいだけ」って感じる人もいて。それを観る人に委ねられるような映像を作れるといいなって。そこにプラスして、全体のトーンとしてやっぱり東京感みたいなモノが感じられるようにしつつ。

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—東京の街を歩く視線を担う存在として、モデルのmiuさんを起用した経緯というのは?

DULLBOY:候補が何人かいて、単純にその中でアポ取れる人で、かつスケジュールが合う人っていう物理的な理由が大きいですね。

TSUBAME:それに加えて、石本さんとかと打ち合わせしている時に名前が上がったっていうのもあって。

石本:この企画以前にも結構うちのお仕事とかでお願いすることがあったんですよね。

TSUBAME:そうそう。それで「miuちゃん、いいですね」ってことになり、ラッキーなことにmiuちゃんと友達の子もいたので、その人から紹介してもらい、フィックスしたっていう感じですね。

DULLBOY:最終的には……最高だったね。

TSUBAME:最高だった。ちょっと惚れたもん(笑)。

—撮影はどれくらいの期間で行われたのでしょうか?

DULLBOY:撮影自体は2日ですね。

篠原:大雨でしたよね?

TSUBAME:そうです。ZOMBIE-CHANGの時とかは大雨で、ずーっと待ってたんですけど、埒が明かなくて。結局レーベルのスタッフさんに傘を差してもらったりしながら撮って。まぁ色々ありつつ、最終的にはめちゃくちゃな天候でも上手くいったなっていう。台風来てたもんね。

DULLBOY:うん。後から振り返ってみれば「本当に上手いこといったなー」って感じだよね。全編雨になるんじゃないかと思ってたけど、一瞬晴れてくれたりもして。「助かったー」って(笑)。
まぁ、ロケハンの時点で雨だったので、「撮影明日なのにヤバいね」っていう感じで話していたんですけど。

TSUBAME:SIKK-Oのフリーペーパーの撮影も大変だったよね?

SIKK-O:うん。草野庸子ちゃんっていう今回の企画でTシャツのデザインもやってくれてるカメラマンの子とふたりで撮影したんです。でも、最初は1日で撮るつもりが雨が降っちゃたりして、結局数日粘ってギリギリでなんとか撮り終わるっていう。

—撮影のロケ地っていうのはやっぱTOKYO HEALTH CLUBと縁のある土地を選ばれたのでしょうか?

DULLBOY:いや、画に変化を持たせたいっていうのを念頭に置いて選んでいきました。渋谷、原宿、三軒茶屋辺りですね。

TSUBAME:本当はもっと色々なところに行きたかったんですけど、最終的には渋谷原宿周り中心になっちゃったっていう感じですね。何ていうか、「東京感」みたいなものを自分たちなりに考えて、選んでみた結果というか。

—曲はどのタイミングで制作を?

SIKK-O:最初はそれこそ「オシャレ」を使おうって思っていたんですけど、企画を進めていくうちに「あの曲じゃ合わないよね」「新しく作らなきゃダメだね」っていう風になったんですよね。というか、「東京」というテーマが途中から出てきたので、当たり前っちゃ当たり前なんですけど。

TSUBAME:でも、自分たちにとっては今回このお題をもらって逆に良かったですね。新鮮味も出せたし、僕らの予期してなかったところで色々と発展していったりして。このプロジェクト自体、本当にやり切れて良かったですね。体力面を除いては(笑)。

石本:でも、この曲とかも本当に作るのかどうかもちょっと曖昧なまま進めてたよね(笑)。

TSUBAME:そうそう。でも、最終的には「作ります!」って感じで、結局は自分たちで自分たちの首を絞めて(笑)。

JYAJIE:誰も悪くない。やりたくなっちゃうんですよ、僕ら(笑)。

SIKK-O:そしたらなぜか予算も増えて、できることも多くなって。

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—WEGOさん的にはこれまでも様々な芸能人やミュージシャンとコラボしてきたと先ほどおしゃっていましたが、今回のTOKYO HEALTH CLUBとのコラボ企画で予想されているターゲット層は、これまでのコラボ企画とは異なったものになっているのでしょうか?

篠原:大分違うと思いますね。うちが普段コラボさせて頂いてる方々は、職業は様々なんですけど、共通して言えるのはお店に来てくれているような若い子たちからの認知度が高いっていうことだと思うんです。今回の企画の場合は年齢層がやや上の方をターゲットにしています。
そういうキャンペーンを、何も介さずにうちだけでやってしまうと、やっぱり結構違和感が出てしまうと思うんですよね。「急に」感が出るというか。なので、やっぱりそこはアーティストさんなり誰かしらのフィルターを通して行う方が、一番自然な感じで仕上がるなっていう狙いがありました。

—今回、このようなクールなアーティストとコラボしたことに対して、社内での反響や評判はどのようなものがありましたか?

篠原:正直、社内が一番テンション上がってましたよね。

石本:そうそう。っていうかね、やっぱりあのミュージック・ビデオの出来がすごいよかったんですよね。

TSUBAME:おぉ……本当ですか。ありがとうございます。よかった〜(笑)。なんか僕らの周りではこのフリーペーパーの方が評判良くて、動画のことはあまり触れてくれない、みたいなこともあって……(笑)。

篠原:ミュージック・ビデオをWEGOのチャンネルにUPしてからすぐにたくさんのコメントを頂きましたし、あとは関係者の方々からもめちゃくちゃ評判がいいです。「人選がいい」とか「映像がいい」、「曲がいい」とか。

TSUBAME:玄人ウケ(笑)。

石本:でも社内もそうですし、店舗スタッフからもめちゃくちゃ評判いいんですよ。

—ムービーに関して、WEGOさん側はディレクションや舵取りは行っていないのでしょうか?

石本:えっと、正直なところ撮影日もよくわからないですし、立会いもしてないです(笑)。

TSUBAME:勝手にやって終わってた、みたいな。超自由でしたもん(笑)。もちろんロンTのデザインをするクリエイターの人選とかは一緒に話し合って選ばせてもらいましたけど

—そのクリエイターの人選というところをお聞きしたいのですが、おそらく身近に多くのクリエイターの友達やお知り合いが多くいる中で、今回はどのようにしてあの5名を選ばれたのでしょうか?

SIKK-O:イラストレーター、詩人、写真家とか、そういうジャンルみたいなものがバラけるようにっていうのは意識していましたけど、基本的には全員友達ですね。あとは、かなり主導権を持って選ばせてもらえたので、そこはやっぱりおれらっぽさみたいなものも出したくて。やんツーさんとか、WEGOさんとコラボするなんて誰も考えないよね、普通(笑)。

TSUBAME:Tシャツのデザイン上がってきた時……「なんですかこれ!?」ってなりましたもんね(笑)。
やんツーさん以外でも、いい意味で新しい組み合わせを実現することができたんじゃないかって自負しております。

—デザイン面に関しては各々のクリエイターさんに本当に丸投げしたのか、それともある程度の舵取りは行ったのか、どちらなんでしょうか?

TSUBAME:もう本当にそれぞれから上がってきたデザインをそのままですね。

石本:でも、うちの方で先にボディの色だけはある程度絞りました。

篠原:「この色は100%売れない」っていうのだけは省かせてもらって、あとは残った色から自由に選んでもらいましたね。

石本:版の大きさを少し修正したくらいで、他にデザイン面で口出したり、修正依頼を出したりっていうのは一切なかったですね。

—上がってきたTシャツのデザインの中で、一番驚いたり、印象に残ったのはどのTシャツですか?

DULLBOY:やっぱり……やんツーさんだよね(笑)。

SIKK-O:だよね(笑)。大体他の人はある程度は想像できたり、テイストがわかっているんですよ。ただ、やんツーさんは本当にアーティストというか……。コンセプト文を読んでもよくわからなかったです(笑)。

TSUBAME:やんツーさんは3案くらい持ってきてくれて、その中で最良のものがこれだったんですけど、ボツになった案に、「布 on 布」っていうアイディアがあって。布のTシャツに布の写真を印刷するっていうものなんですけど、それを出された時に「……これ……最高」って思って(笑)。

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—では、せっかくなので、TOKYO HEALTH CLUBが手がけた「CITY GIRL」Tシャツのデザインの経緯、狙いなども教えてもらえますか?

DULLBOY:あれは……めっちゃ揉めたんですよ。最初はイラスト・メインにしようと思って、いつもTHCのグッズとかを手掛けてくれてる榊原ミドリコちゃんにお願いしたんですけど。

TSUBAME:「CITY GIRL」なんで、色々な女の子の顔のイラストを載っけてみたんです。でも、そしたらダサくなっちゃって(笑)。

SIKK-O:最終的には「CITY GIRL」の7inch用に作ってたロゴをドカンと持ってきて、縦に伸ばしたら「あ、これでいいんじゃない?」って(笑)。

JYAJIE:でも、さすがに全ボツにするのはイラストを書いてもらったミドリコちゃんに悪いなってことで、裏にひとつだけポツンと残して(笑)。

石本:あ、あれはそういうことだったのか! なるほどね(笑)。

SIKK-O:書いてもらったイラストの女の子が全員ブスで。ブスばっかのTシャツになっちゃうのはマズいだろ、と……(笑)。

JYAJIE:美女もブスも概念、とはいえ……(笑)。

SIKK-O:しかもミドリコちゃんにお願いしたのが入稿の2日前とかだったんで、もうギリギリでしたね。というかおれらが一番最後だったよね、入稿したの。篠原さんに急かされて(笑)。

TSUBAME:主催である僕らが一番迷惑をかけたっていう(笑)。

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—今回の企画がローンチした後、WEGOさんの店舗でインストア・ライブが行われましたよね。いつもとはかなり環境の異なる環境でのライブになったかと思いますが、いかがでしたか?

SIKK-O:……楽屋がカラオケ館でした(笑)。

石本:スペースがなくて……(笑)。

SIKK-O:いや、アレがよかったです(笑)。

TSUBAME:取ってくれていた部屋に入った瞬間、chelmicoが全力でカラオケしてて。「……なにこれ?」みたいな(笑)。

DULLBOY:やっぱり普段僕らのライブには中々来てくれなそうな方に観てもらえたっていうのは大きかったですね。

石本:ちょうどあの時は”FASHION’S NIGHT OUT 2016″と被ってたっていうのもあって、うちにとっても普段店舗にはあまり来ない方々にも足を運んでもらえたなっていう印象で。あと、SUPER WEGO 原宿店では初のインストア・ライブだったんですけど、古着メインのお店っていうこともあって、THCのライブと雰囲気がすごい合ってましたよね。

SIKK-O:あのお店いいですよね。僕、欲しい服いっぱいありましたよ。

TSUBAME:ZOMBIE-CHANGも普通に買い物してたよね。「買っちゃおうかな〜」とか言って(笑)。

石本:当日、テンテンコちゃんもすごい買い物してくれたりして。

—WEGOさん的には今回のような、いつもとは少しテイストの違うコラボ企画を今後も行う予定だったり、考えはありますか?

篠原:どうでしょう……。でも、やっぱりその前にこの”WE GOOD TOKYO”の第二弾を(笑)。

石本:一応第二弾も予定はしているので、お楽しみにっていう(笑)。

TSUBAME:またワンマンのタイミングにぶつけてもらって(笑)。

SIKK-O:まずアルバム作らないと(笑)。

—TOKYO HEALTH CLUBとしては何か実現したいアイディアなどはありますか?

JYAJIE:何かWEGOさんって雑貨とかの買い付けもやられているんですよね。おれら的にはフィギュアを作りたいねっていう話を結構前からしていて。それを実現することができたらおもしろいな、とは思います。

TSUBAME:僕らのアルバム『VIBRATION』のジャケのあの土偶のフィギュアを作りたいんですよね(笑)。

篠原:なるほど。フィギュアは今までやったことはないですけど、おもしろそうですね。

TSUBAME:伝説レベルの在庫を抱えることになるかもしれないですけど……(笑)。

SIKK-O:絶対福袋に入れられるよ。

一同:(笑)。

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■WE GOOD TOKYO 特設サイト:http://gocart.jp/cts/wego/we_good_tokyo.html

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