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特別対談 / Funkymic × Sundayカミデ (ワンダフルボーイズ/天才バンド)


「"本気で遊ぶ"ことを徹底してきた」 ーシーンやジャンルは違えど、独特の距離感でお互いの活動を交差させてきた2人による貴重な対談!

2016.05.11

シーンやジャンルといった枠組みを飛び越えるヒップホップ・バンド、韻シストの元MCとしても知られるFunkymicが、脱退からおよそ6年という歳月を経て遂に先月、待望のソロ・アルバムをリリースした!
韻シスト加入前のユニット、Funkymic and the Saturdays Rismからの盟友Chop the onionが参加している本作は、韻シストだけでなくこれまでに彼が辿ってきた濃密な活動遍歴を包括しつつも、根っこの一番ピュアなルーツ的サウンドが色濃く現れた傑作となっている。

また、今作にはFunkymicが客演したSundayカミデ率いるワンダフルボーイズの人気曲「夜のベイベー」のPUNCH AND MIGHTYによるリミックスも収録されている。
Sundayカミデはワンダフルボーイズだけでなく、昨年メジャー・デビューを果たした奇妙礼太郎率いる天才バンドにも在籍。その他にもソロでの活動やCM音楽などの制作を手掛けるなど、Funkymic同様、そのキャリアの全てを追うことが極めて難儀な、幅の広い活動を行ってきたアーティストである。

今回、そんな多彩なキャリアを築いてきた点は共通していながらも、傍から見ればその音楽性もシーンも全く異なっているように思えるこの2人に、これまでのキャリアやお互いの活動の交差点などを軸とした対談を敢行。
少々脱線率の高い内容になってしまったものの、コレを読めばこの2人の絶妙な距離感、そして奇妙な関係性の秘密が明らかになるはずです……!

Facilitator by Tomokazu Suga
Photo by Masahiro Saito
Text by Takazumi Hosaka

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ー今日はお集まり頂きありがとうございます。お2人は関西から来てますが、今朝は早くからの移動大変じゃないでしたか?

Sundayカミデ(以下:S):8時半くらいなんで、普通です。いつも通りです。

ーいつもそんなに早いんですね

S:いつも、ぼく結構早いですね。見たいテレビあるんで。

ーNHKの連ドラとか?

S:とか、いろいろです。撮り溜めしてるやつを早く起きてチェックして、本格的に活動するのは10時から。2時間くらいテレビ見てる。

ーテレビっ子なんですね。

S:はい、テレビずっと見てます。

Funkymic(以下:F):へえ〜、おれ全然見ないな。

S:テレビ見ないやろ? ぼくはスカパーとかWOWOWとかありとあらゆる放送局の番組を録ってるから見る時間とか全然ない。でも、めっちゃ録ってる。プリンセスプリンセスの結成何十周年ライブとか、ラグビーの試合とかもあるし、むっちゃ見ないといけない。

ーそういえば、サンデーさんはラグビーをやってたんですよね?

S:今もやってるんですよ。今レギュラー落とされてるんです。

ーMVにも出てましたよね。あれは仲間というかチームメイトですか?

S:あれは後輩。チームの後輩に来てもらって、ぼくだけカッコよく撮りたいから、パスくれって。お前はパスだけしてたらいいって(笑)。

F:全体的にあの映像挟む? っていう、無理やり挟んでる感じがすごいあったけど(笑)。

S:だから一人に決定権があるのはあんまりよくないですね。PVとかでも(笑)。

ーMVはサンデーさんがディレクションを?

S:ぼくとカメラの人がずっとやってるんですけど、カメラの人は一切ぼくに口出ししないんです。

ーやりたいっていったら、じゃあやろうみたいな?

S:そう。絵コンテとかもぼく書かなくて、ずっと口で言ってるんです。それでカメラの人はそれに付き合ってくれる。バイクちょっと乗りたいですねって言ったら「ぼくバイク持ってます」とか言って、すぐ用意してくれる(笑)。

F:めっちゃええやん。

ーお2人は共通の知り合いも多いんですか?

S:いや、実際はあんまり多くないよね。同じ大阪だけど、シーンが基本的には違うから。ヒップホップのファンキーをリスペクトしてるラッパーの若い子たちはいっぱいいてると思うけど、まだ見たことないな。いっぱいおるとは思うけど!(笑)
ファンキーをリスペクトしてるラッパーたちって、たぶん本当にドープなヒップホップ・イベントとかをやってる子たちで。そういうのをたまに覗いたりするけど、彼らがファンキーのことを知ってるかどうかは前情報ないからあまりわからない。でも、後々ファンキーと歩いてたら、そういうイベントに出てた子らが「ファンキーさんお疲れっす」みたいに言うから、一応そういうとこあるんだ、ファンキーのことみんな知ってるんだ、みたいな。

F:昔から”Love sofa”っていうサンデーがやってるイベントに出てるから、サンデーの周りはオレは逆にめっちゃ知ってて、なおかつ、今フリースタイラーのチプルソってやつとかもめちゃくちゃ昔の”Love sofa”に出てたよね。当時は傷だらけのB-Boyっていう名前で。

S:チプルソは名前変えたよね。

F:オレはいつもチプルソに会った時に「お前、傷治ったん?」とか言って(笑)。

S:あれはing(現在進行形)だから。治ったらあかんから(笑)。

F:そん時からずっと知ってるし、”Love sofa”はヒップホップの人にも目をつけて、イベントへ出演させることもよくあるよね。

S:ヒップホップの人にもよく出てもらうから、そういう集まってくれる人たちは知ってるけど、そのラッパーの人たちとファンキーが実際どういうシーンの中で、どういうことをしてるのかってことは、核の部分まではぼくは知らなかったりもするんです。でも、それを知らない方がおもしろいというかなんというか。
……ぼく本当はラッパーになりたかったんですよ、10代の時に。だから羨ましいなと思って。ラップして、スケボーして、ブランド立ち上げて……みたいなことを、めっちゃやりたかったと思いながら。

ーFunkymicさんへのコメントでも書いてましたね。

F:まんまやん。

S:そう。それをやってる人たちを観てるのが好きで、だから自分の作ってる世界にも登場してほしいっていう。ファンキーとかKN-SUN、あとロボ宙さんとかそういう人たちに”Love sofa”に出てもらって、自分が観たいというか。自分の世界にそういう人たちに登場してもらったら、こっちとしてはめっちゃおもしろいんですよ。実際各々のシーンがあって、それぞれリンクしてるようでしてないよさがあって。

F:結構ヒップホップってセルアウトとかそういうポップな方に寄っていくと、なんか「お前はリアルじゃない」みたいなイメージあるじゃないですか。でも、それって昔の話で。例えば昔ってハゲかドレッドじゃないとヒップホップじゃないっていう空気感があったから、敢えておれはずっとアフロとかにしてた。おれはサラサラヘアでもヒップホップはできるって思ってたし、実際に今はそういう時代になってきてる。
だから、自分ももっと外出てみたい、ヒップホップの世界というのを持ちながら、外に行きたいっていう思いがめっちゃあった。ワンダフルボーイズと一緒にやった「夜のベイビー」ともそうで。でも、あの曲はリリックとかめちゃくちゃ気を使いましたね。

S:あの曲はぼくが先に歌詞を作ってて、それをファンキーに送ったら一行一行意味訊いてくるみたいなのがあったんですよ。知り合って10年ぐらい経ってるのに、そこで初めて「この人、結構めんどくさいな。キッチリやるタイプなんだ」ってちょっとビビッた(笑)。
ノリで「ファンキーちょっとラップ入れてほしいんやけど。曲できたらスタジオ呼ぶわ」とかサラッと言って、いざ曲を聴いてもらったら「めっちゃええやん、やろうや」って言ってくれて、そのままラップ入れてくるのかと思ったら、「まずこの1行目はどういう意味?」みたいな。「え、そういうタイプなん?」みたいな(笑)。

https://youtu.be/YbDo8eUjgJ8

ーラップの歌詞はサンデーさんが作ったんですか?

S:じゃないです。ラップの部分はファンキーで、ぼくは自分の歌うところしか書いてないので、「ここにハメてください」みたいな。だからぼくの書いている歌詞の意味をちょっとでも間違わずに理解したかったみたいで。

F:レゲエとかってストレートな言い方するけど、ラップって遠回しに、好きなことをちゃんと好きって言わないじゃないですか。で、それがめちゃくちゃおもしろかったりする。だからサンデーが歌詞でストレートに言ってる風に見えて、実はこうだっていうところを、楽しみながら書きたいなって思って。

S:それがめんどくさかったっていう(笑)。
だから「これはこういう意味やで」みたいな感じで、1行終わったら次2行目になって、「これ、いつ終わるんだろ……」みたいな(笑)。

ー1行ずつ(笑)。

S:でも結果としてはそれやっといてすごいよかった。ファンキーが書いてくれたラップがすぐ頭に全部入ったんですよ。そこが共有できてなかったら、どんなこと言いたいかがわからないし、ラップは何回も叩きこまないとリリック覚えられないんですよね。

F:ワンダフルボーイズでやってもアリだなと思った理由は、サンデーの歌詞がめちゃくちゃヒップホップに聴こえてたんですよ。「誰かの彼女になりくさっても」っていう曲名の、「なりくさっても」って付けたところとかがおもしろいし。「ボン・ジョビ、嫌い」とか「ジョン・レノン、キモい」って歌詞(「ロッケンロールベイベー」)とかも、John Lennonを否定してかかるやつなんてなかなかいないじゃないですか。でも一般の女の子とかからしたら、The Beatlesっていうのはそんなに神聖でもないし、昔の外国の変わった人みたいな感じだから、そういう偏見とか全部取っ払って日常をめちゃくちゃおもしろく言い表してるのって、すごいヒップホップ的だなって思ってます。一番最初のライブでもワードで爆笑したんで。

S:曲タイトルとかね(笑)。

F:歌がイイとかよりも先に、言葉がおもしろすぎて、こいつ「何言ってんねん?」っていう爆笑感があって、それがヒップホップに聴こえたんですよ。
だから、結局サンデーが書いてる歌詞もめんどくさいんですよね。何かを言ってるけど、その裏にはこういう気持ちがある、みたいなのが多いから。でもそれがすごいヒップホップ的。

S:ぼくとラッパーの人がやってくれるときは、そういうこと言ってくれる人はすごいちゃんとやってくれる。KN-SUNとかロボ宙さんとかも、歌詞自体がヒップホップだからおもしろい、みたいな。

ーやってる人は気付くんですか?

S:そこを気づいてくれてる人にしかできないかもしれないですね。「ワンダフルボーイズってめっちゃキャッチーなことやってるけど、実はめちゃくちゃヒップホップだな」って思ってくれているラッパーの人しか、こういう風に一緒にできないですよね。

F:だから、「ラップしてたらヒップホップ」っていう既成概念を超えている人じゃないと。

S:おもしろくないのかもしれないですね。

ーそれは、サンデーさんがもともとラッパーになりたいということが関係してそうですね。

S:高校生の頃とかって渋谷で今めっちゃDJがかけてるヒップホップのオムニバスとかが沢山売ってて、そういうのを探して、いま渋谷でこんなのかかってんだっていう風に思ってたんです。後々考えるとそれっておもいっきりチャラいモノなんだけど、その当時はめちゃくちゃアンダーグラウンドなモノだと信じてヒップホップを買ってた(笑)。

ーラップもされたんですか?

S:ラップはしたことないんですよ。ゆるい喋り口調みたいなのはあるんですけど、本格的なラップは練習してすぐに向いてないとわかったんで。本当はやりたいなぁって思ってたけど。

F:でも結局、サンデーは昔めちゃくちゃ悪くて、聞けば聞くほどしんどい話なんだけど(笑)。
結局学生時代ってヤンキッシュな部分、アウトローな部分で、そこがストリート感覚の礎じゃないけど、ストリートのルールをそこで……

S:先に覚えてるっていう。

F:なんならおれより先に極めてるっていう(笑)。
そこが根底にあるから、「なにがおもろいか?」っていうのがわかってる。感覚的にヒップホップがわかってるって感じがむちゃくちゃする。昔おれがイベントをやってたときに”ヒップホップ大喜利”っていうのをやってたんですよ。何かお題を出して、ヒップホップを感じたら、ゴールドチェーンをかけるみたいな(笑)。

S:”笑い”よりも、その答えが”ヒップホップなのかどうか”っていう大喜利(笑)。
ルールは普通の大喜利と一緒なんですけど。

F:そういうむちゃくちゃしょうもないイベントがあって、そのヒップホップ大喜利にサンデーにも声をかけて。
その当時、帽子3つくらい被ってたよな?(笑)。

S:ファッションとして、帽子を3つ縫い合わせたでっかい帽子を被ってるっていう(笑)。

F:それに呼びたかったのはそういう理由というか、おもしろいモノを絶対出してくるだろうなっていうのがあったから。全然ヒップホップの知識なくても、ヒップホップ的な解釈で喋ってくれるだろうなと思って、すっと呼んでたんですよね。

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ーサンデーさんが以前ワルだったという話がありましたが、ファンキーさんはどうだったんですか?

F:完全なる小ワルですね(笑)。

ー小ワル(笑)。

F:単車乗ってるけど、地元以外走らないとか、ナードでオタクなヤンキーみたいな感じですかね。他の中学校で強いやつがいたら「あ、やめとこ、無理無理」みたいな(笑)。

ー当時の不良ってどういう感じですか? ヒップホップ的な感じですか?

F:いや、ガンガンにヤンキーですね。ウエストがここまであるハイウエストで。80の16っていう(笑)。

S:渡り幅ね、ズボンのサイジングの話ね。

F:ボンタン、だいたい42の18とか20とか。

S:裾が20。

F:みたいなのがスタイリッシュなヤンキー。ぼくらの時代は短ランにボンタンっていう、なのにマツモリってやつが80の16っていう(笑)。

一同:(笑)。

S:MCハマーやな(笑)。

F:そう、ハマーみたいなやつがいて、ベルトにもHって書いてて、「何のHなんだ?」っていう(笑)。

S:大体80の16とかいうのは名前が付いてて、”大魔神”とか(笑)。

F:ヒロシとかトオルとかっていうのもあったよね。

S:ビー・バップ(・ハイスクール)のね。

F:サンデーは一個上?

S:そう。

F:だからほぼ同世代。

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ーそんな2人が先程も話題に上がったワンダフルボーイズの「夜のベイビー」で初めてコラボしたわけですが……。

F:そうですね。でもステージの上では結構……。

S:前からわりと一緒にやってたよね。

ーそうなんですね。以前からステージで?

S:「フリースタイルしてよ」って感じとかで。

F:覚えてないくらい昔から、一緒にライブを通してずっとやってるから、戦友じゃないけどそんな感じですかね。
プライベートで遊ぶとかはないし、どっちかといったらサンデーの後輩のPUNCH AND MIGHTYのマイケル☆パンチとか、もうちょっとレゲエよりのやつらとか、そいつらとは遊ぶけどサンデーと遊ぶとかはなくて。でもライブやってる回数はむちゃくちゃあるから。

S:いっしょのステージ立ってる回数はかなり多いよね。シーンが違うのに。

F:ほぼ”Love sofa”だけどね。

S:ワンダフルボーイズでかなりステージ立ってたのもあるし、”Love sofa”で一緒にやるっていうのもわりと昔からあったり。そもそも自分のイベントに出演オファー出したり、当時やってたユニットのFunkymic and the Saturdays Rismに「コンピレーション作るから参加してよ」とか、そういうやりとりは前からしてて。クラブとかの現場ではめっちゃ喋るし、長い時間過ごしてるから、「夜のベイビー」にラップで参加してよっていうのも何の違和感もなくオファーしましたね。「ファンキー、やってくれへん?」みたいな感じで。「ちょっとお酢取ってくれへん?」くらいの感覚。

ーそもそも最初に知り合ったキッカケは何だったのでしょうか?

F:知らないうちに、韻シストで呼ばれてやったんじゃないの?

S:fireflyというクラブの店長がファンキーのことを知っていて、そこの事務所にファンキーが入ってきてみんなが「ファンキーくん」とか言ってるから、この人がそうなんや〜みたいな感じで、その時に挨拶したのかな。fireflyで最初に会ったっていうのは覚えてる。

F:一番最初に見た時はバグダッド(BAGDAD CAFE THE trench town)でベース弾いてた時じゃないかな。

S:そうね。それぐらいだね。

ーfireflyというのは?

F:大阪にあったクラブで、今はもうないんです。そこでおれたちも別のイベントをやってたし、サンデーも”Love sofa”を立ち上げた。

S:fireflyに色々なシーンの人が集まる瞬間が2001年くらいにあって、そういうところで知り合ってるよね。”Love sofa”みたいに雑多な、ジャンル関係ないイベントもあったし、当時はロックのイベントとかもあって、アニメーションズっていう奇妙くんが率いてたバンドもそこで観てます。

ー奇妙さんともそこで知り合ったんですか?

S:そうそう。いろんな人がそこに集まっていたというか。

F:fireflyはアメ村じゃなくて東心斎橋っていう外れたところで、まだ更地みたいな感じでした。アメ村はすでにシーンが出来上がってたんですよね。

S:当時は本当に「なんで?」っていう場所で。でもアメ村のクラブとかは出来上がったルールがすでにいっぱいあって、そこで遊んだりイベントしてもイイけど、ちょっと面白くない部分もあったんです。好き放題自分たちでやりたいっていう欲求をfireflyが拾ってくれたというか。
色々なシーンのちょっと上の世代の人たちがアメ村にいっぱいいて、そこで自分たちのルールを作っていくのは時間がかかるから、fireflyというところに未来を見出そうとしていた。そういう場所だったんじゃないかな。

F:おれは当時韻シストとしてバンドでヒップホップをやっていて。ライブ・ハウスにはもちろんドラム・セットってあるじゃないですか、でもクラブにドラム・セットってあんまなくて。でもおれたちはヒップホップをやってるから、ライブ・ハウスよりクラブでプレイしたい。そんな中で、fireflyはクラブだけどドラムもあったので、まさに「ここや!」みたいな感じでした。
そこでやってるうちにバンドのシーンと繋がっていって。その当時から韻シスト自体が雑食で、ものすごいハードコアなバンドとかも対バンでやってるし、かと思ったらジャズやファンク、レゲエとか、色々なシーンで韻シストは雑食的にやってきたから、そこで自分の凝り固まったモノが消えたんだと思うんですよね。

ーちなみにファンキーさんというか、韻シストがいたシーンはどういう位置付けなんでしょうか。韻シストのイメージだとポップな感じのこともやったり、ヒップホップもやったりするし、いわゆるがっつりヒップホップのシーンなのかといったらちょっと違うような気がするんですけど。

F:シーン自体では異端児だったと思うんですけど、自分らのなかでは100%ヒップホップっていうつもりでやってたんですよね。だからメジャーに決まるときも3つくらい話きてて、一番文句言われないところにしたんですよ。

ー好きにやらせてくれるところを選んだわけですね。

F:今でもそれは正解だったなと思うんですよね。誰かにこうしろって言われたりとか、そういうのをしてこなかったから今もちゃんとブレないでいられるのかなって。もちろん大きいフィールドに出ていったら、どうしてもステレオ・タイプに見えていくし、薄まるけど、おれら的には当時から100%やりたいようにやってたんですよね。それこそアフロにコームバシッと突き刺して、ピチピチのジャージに金ネックレス・ジャラジャラみたいな感じで、なんならラジカセも持って電車乗ってたから(笑)。

S:マジでオールドスクール(笑)。その格好を昔から遠目に見るわけじゃないですか、シーンが違うので。でも、”Love sofa”には出てもらうし、仲いいし。普段は遊ばないけど、街で通りがかってるところは見るんですよ。「ファンキーめっちゃオールドスクールだな〜」と思いながら見てたのをずっと覚えてて(笑)。
で、だんだん年が経つとともに、みんなスタイリッシュになったりしていくけど……と思ってたらスケボーでファンキーがアメ村とかを走ってるのを見て、「ああ今スケボーとか乗ってるんだ」とか、そういうのがおもしろいんですよ。ラップとか音楽じゃなくても、ファンキーがその辺を歩いてるだけでちょっとおもしろいんですよ。それが一つのヒップホップだっていう。

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F:とにかく異端児というか”ヒップホップだな”ってめちゃくちゃ思われたいから、過剰にヒップホップしてた(笑)。

S:指スケとかしてたやろ。フィンガーボード、知ってます? ちっちゃいスケートボードで指でトリックするみたいなやつなんですけど、韻シストはリハでそういうので遊んでるんですよ。毎回見たことない遊びをしてるわ〜って、羨ましいなと思ってました。

F:指スケとか、あとペプシのおまけで。

S:ああ、サッカーするちっちゃいボールね。鞠じゃないけど、小さくて柔らかいゴム状のやつで、みんなでリフティングするみたいな。

F:で、その当時、仙台に韻シストでツアーに行って、それこそミッキー(元韻シストSax、現ワンダフルボーイズ)ももちろんいたし、全員で100回行くまでホテルに帰らないっていうのをメンバーに課して(笑)。

S:エグいなー(笑)。

F:その中でも上手い下手はもちろんあって。ミッキーとか、球技上手そうじゃないやん。

S:ミッキーはワンダフルボーイズのサックスなんですけど、もともと韻シストの人で。

F:だから「おいミッキー!」みたいにみんなで助け合う(笑)。
結局そういう時間がバンドがおもしろくなるというか、固まる時間だったりするし、練習とかよりもそっちのほうがおもしろかったりして、そういう遊びを結構やってたんですよね。あとは新しい遊びを作るのが結構好きで。
あと、なんか今、”ファンク一派”っていうおれの一派があるんですよ。

ーファンク一派(笑)。

S:大阪に存在する、幻の一派(笑)。

F:8人くらいいるんですけど、”グーだけじゃんけん”というのを開発して。グーとチョキしか出したらアカンじゃんけんなんですけど、チョキを出したら普通は負けるじゃないですか。でも、特別ルールで一人だけチョキを出した場合のみソイツが勝つっていう。一人勝ちを作るためのシステム。1/8の確率でしか勝てない。

ー2人ではできないですね。

F:4人くらいはいないとおもしろくなくて。これは心理戦なんです。今から最初にじゃんけんぽいってしたときに、チョキ出した時点でゲームはオシマイやんか。負けになってしまう。でも、グーを出してたら絶対に勝つというか、負けはない。だからとりあえず一回目に様子見ようかな、ってやつが一人絶対出てくるねん。そこで出し抜いたろうってやつが何人出てくるかやねん。

S:でもこれ5人くらい要るな。

F:そう、5人くらい要るねん。「グーだけじゃんけん じゃんけんぽい!」みたいな声掛けを誰が言うか決めて、そいつの好きなタイミングでいくんだけど、それまではずっと心理戦を展開してる。「おれは出すよ?」みたいなことを言いながら。たまに「グーだけじゃんけん じゃんけんぽい!」ってイキナリ声掛けすると、テンパってパー出すやつおるねん(笑)。

一同:(笑)。

F:談笑してるときにいきなりくるから(笑)。パーはアカンやんって。それぐらい精神状態を研ぎ澄ましたじゃんけんをするっていう、その遊びを考えついたのがおもしろいんです。

ーファンク一派は具体的に何をする一派なんですか?

F:おれの遊び相手ですね(笑)。

一同:(笑)。

F:別に、建設的な話は一切しない(笑)。

S:でもそれがすごいよな。鞠みたいなちっちゃいサッカーとか、それでどうなんの? ってところを一切度外視してやってるのが昔からすごい。

F:そうですね、どうにもならないですねマジで(笑)。

S:マジでそう。精神研ぎ澄まして、そっから別にどうなるわけでもないそのグルーヴってすごい。

F:16年ぐらいやってると結構世代交代みたいのもあるけどね。

S:そういう世代交代の時の全部のシーンにファンキーはいて、”Love sofa”にもいろんな形で出演しているんですよ。ラッパーだけどChannel2っていうインスト・バンドとか、DJ時代もあったし、初期から氷河期、全盛期までもファンキーは全部観ていて、尚且つおもしろい。「自分は今こんなことしてる」っていうのをいつも出してくる。

F:で、打ち上げ行ったらだいたいサンデーがいて、ほんでおれが行こうとしたら、もう歳下の奴ばっかりみたいな。言うたら第1期のグルーヴ出してたらちょっと違うみたいな(笑)。

S:気を遣われるっていう。

F:そうそう(笑)。打ち上げ自体の感覚も、若い子らはサンデーの喋りと打ち上げを盛り上げるみたいな。打ち上げがひとつのショーケースみたいな。結構そういう風な感じで繰り広げられていってるけど、おれはどっちかというと第一期側の、フラッとしてる方みたいな(笑)。

S:別にゆっくり飲んでてもいいっていうのが第一期世代。でも第三期とか今の子らは打ち上げで一回も座ってなかったり、ビールついだり、フリとかツッコミとか全部ある程度脚本化されてるから。

ーそれはヒップホップ的縦社会といった感じの?

F:いや、これはサンデーの闇でしょ(笑)。

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一同:(笑)。

S:台本とかがある程度あって、笑いも起こってる中で、それでも最後飽和する状態の時に、ファンキーさんのここまで仕上げてきているビートボックスを無駄に使うっていう(笑)。
「ファンキーちょっとごめん、ビートボックスしてくれる」って。そこに全然ラップしたことない人がラップするっていう。打ち上げの時は絶対ファンキーもやってくれる(笑)。

―”Love sofa”も何年か経って、今は雑多な音楽もそれなりにフォーマット化されてきているかと思うのですが、お2人から見るとどうですか?

S:ファンキーは韻シストでやってる時もあればソロの時もあって、違うバンドでやる時もあって。韻シストもあるけれど、他のChannel2というインスト・バンドとか、Funkymic and The Saturdays Rismとか、Funkyのやってる事を常に全部追いかけるというのはすごく難しいと思う。今こういうのやってても、追いついたらまた違うことやり出す、みたいな天邪鬼なところがある。

F:おれはフレッシュなことを常に求めているんですけど、見方、角度を変えたら飽き性にも見える(笑)。
「Funkymicすぐやること変えるだろ」みたいな。

S:いや、見方を変えんでもね(笑)。

F:でもおれは本当にやりたいことがあったら早く仕掛けたい。それを10年とか15年とか20年やるのが韻シストだったけど、「Funkymicはそうじゃない」みたいなところも実はあって。今回のアルバムは前衛的なものや実験を一回全部排除して、自分のルーツというか、土台を見せたかった。

S:「This Is Funkymic」という感じですよね。

F:素っ裸でやりきったというか、しっくりきたしめちゃくちゃ気持ちよかった。とりあえず「これがおれの基礎、礎やな」っていうアルバムができました。今回は。

https://youtu.be/mlIKBGeJLVE

ーまさに、ファースト・アルバムというか

S:ここまでアルバムの話全然してなかったな(笑)。

F:やっときた(笑)。

ー今回の作品を聴いて、ファンキーさんはどんどん新しい方向に進んで行くけれど、立ち位置的にはずっとヒップホップでありたいのかなと思いました。

F:それはやっぱりそうですね。

S:そこは変わらないよね。

F:ラップしてなくても「それ、ヒップホップやんか」みたいな。そういう言葉の使い方、「ヒップホップ」っていう言葉が褒め言葉になってる。

S:「お前めっちゃヒップホップやんけ!」っていうね。

F:そうそう、たとえばロックが好きな人だったら、行動に対して「それめちゃくちゃロックやな!」みたいなことを褒め言葉として使うけど、自分の場合は「それめちゃくちゃヒップホップやん!」って言ってしまうし、そこを変えることはできないということですかね。

ー今回のアルバムのルーツにはヒップホップだけでなくファンクもありますよね?

F:そうですね。”Love sofa”の初期に出てたSaturdays Rismというユニットがあって、韻シストがあって、今があってというのがおれの大きい流れで、ほんとにその延長線上というか進化版という感じですかね。
だからおれがヒップホップで一番好きなのはDe La Soulとか、トライブ(A Tribe Called Quest)とか、一般的に「ドープ」て言われるヒップホップよりも、普通にハッピーになれたりとか、「めっちゃええやんこれ!」みたいな方に惹かれてきたんですよ。
最近は新譜とか全然聴いてなくて、今のヒップホップよりも70年代のソウルとか90年代の曲を掘っていて。こいつのヒット・チューンは知ってるけど、アルバムの中身は知らない、みたいのをめちゃくちゃ掘ってるんですよ。結構自分のアルバムでもそうですけど、推し曲っていうのがもちろんあって、けどそれ以外の曲にも実は素の部分が見え隠れしていたりして。

ー実はそのアーティストの一番やりたいものってういうのは、いわゆる推し曲、リード曲以外のところにあったりしますよね。

S:そうそう、オリジナリティとかパイオニア感とかが詰まってたりね。

F:そういうのをめっちゃ聴きたくなって、掘ってました。そしたらめちゃくちゃカッコいいやつがいっぱいあって。掘りきれていない部分というか、Shing02のDJでもあるSpin master A-1にもコメントもらってるんですけど、Boombapっていうビートがめちゃくちゃ出てるヒップホップのスタイルの一種があって、そこは90年代感というよりは自分のルーツ。そのビートがヒップホップだと思ってるから。そこは時代云々とは関係ない。そして2000年頃にはバウンスが産まれて、今はトラップとかが流行ってるっていう感じで、新しいビートって時代と共に色々なのが出来てくる。それもヒップホップの中の一つだし、若い世代のラッパーがそれに乗っかってラップするのはすごいヒップホップ的な行為だと思うんです。でも、別にそれに乗ってなかったらヒップホップじゃないっていうなら「じゃあおれはヒップホップ辞めます」って感じだし、「おれのヒップホップはこれだから」みたいな。
とにかく人の目を気にせずに、自分を出したい。今作はそういう意味で「自分のヒップホップ感はこうだ」というのが100%出ていると思う。アルバムを作ってむちゃくちゃ「出たー!」と思ったのは実はキャリアの中でも初めてで。

https://www.youtube.com/watch?v=qw0xNhn5uw4

S:ファンキーの作品って毎回新しいこととか革新的な部分とか、ふざけてる部分も割とあったのに、ここにきて思いっきり最初期のラップとかビートボックスとか、自分たちが「生まれて初めてヒップホップに出会った」みたいな感覚をスカーンって出すっていうのは、これまでの作品があったからこそやれたんじゃないかな。
今まで歌ったりもしたし、そういうのも全部やりきって、やっといい意味でファンキーの元々ある、普通に存在している部分を出したという。

ー今までのファンキーさんをずっと見てきたからこそ感じる部分ですね。

S:絶対そう。新しいことをいっぱいやってきたし、今のタイミングで思いっきり出発地点に戻るってことが逆に新しくなる場合もある。

F:ルーツをやってる気もあんまりしないというか、「逆にこのビート今イケてるんじゃないの?」っていう風にも思っています。「ソウル、ファンクとかガンガンくるんちゃう?」って。
車とかもそうなんですけど、でかいタイヤ流行った次は、ちっちゃいタイヤが流行るんですよね。だから、おれは「あっち」って言われたら「こっちに行きたい」って思ってしまう。

S:「そろそろみんなこっちでしょ?」っていうガイドでもあるよね。ファンキーのアルバムは。

F:「先行ったろか?」みたいな。ビートボックスとかも正直飽きてるんですよね。昔はスキルがどうこうじゃなくて「ブンッ」てキック鳴らした瞬間から「え、何?」みたいな、その反応がおもしろかったんですよ。でも今はそれじゃ驚かなくて、そっから先のスキルで驚かさなきゃいけないっていう点で、自分の中では「お先に失礼スタイル」になってますね。「じゃあ、後は任せた」みたいな(笑)。
そういうのが自分の好きな感覚だったけど、それでもずっと自分の根本では培ってきているモノがあって、それがソウルとかファンクだったりするんですよね。古いヒップホップとか。今回はそこを本当にズルムケで出した。
後はとにかく、親レベルでも「ええ歌やん」って思わず言ってしまうというか、「ええこと言うてるやん」っていうのを入れたいというか。ちょっとしたdisも入ったりとか、そういうソリッドな部分はヒップホップのパワーとして無くしたらアカンと。

ー話は変わりますが、「夜のベイビー」は世に出て何年か経ってから、改めてファンキーさんや空きっ腹に酒のリミックスが出てくるなど、どんどん新しいバージョンが生まれていますが、こういう現象ってなかなかないことですよね。

Fu:去年1年くらい「夜のベイビー」を一緒にワンダフルでやって、東京来たりとか、やついさんがミックスで入れてくれたりとかして、曲が育ったなっていう感じがあったんです。今の時代ってネットで新曲がポンポン出せるけど、それと同時に曲がタイムラインでドンドン流れて過去のものになってしまう。そんな時代の中でも、育つ曲ってあるんだなと思って。育てたいと思って。コスり倒したろと思って。「夜のベイビー」はやっぱりフックが最高だと思うんですよね。それに尽きます。あのメロディがすごすぎるというか。

ー何年経っても錆び付かない名曲ですね。ちなみにファンキーさんはこれからの展望などはありますか?

F:……売れたいですね(笑)。

一同:(笑)。

F:音楽でしっかり生きたいっていうだけですかね。音楽で飯食うぜって感じではなくて、自分の音楽をしっかり広げていきたいっていう。

S:メイン・ワークスみたいな。

F:そうそう。もちろんアパレルもやってるし、デザインの仕事もやってるんですけど、そこにしっかりドンっと置けるような。音楽は趣味です、みたいな感じではなくて、同じレベルというか。むしろスキルで文句言わせないって言えるのは音楽の部分なんで、そこに重きをちゃんと置けるような活動ができたらなと思ってるんですよね

ーサンデーさんは目標などはありますか?

S:えっ、テレビ呼んでよ(笑)。ぼくテレビ出たいなと思ってた時期と、そういうの全然思わない時期があったんですけど、今は出たいです(笑)。
あと、ファンに全然言ってないんですけど、ブログで書いてた小説を今止めてて、一回前に出した小説は自分の身に起こったことをソロ・アルバムと一緒に本で出してたんですけど、今またノンフィクションじゃなくて、若干フィクションのモノを書いてるんですよ。で、主人公がMCサマーっていうんですけど、実はそのモデルがFunkymicで。

F:そうなん?(笑)

S:だから本当にこれ出す時には許諾がいるなと思ってたんですよ。MCサマーって名前だけは変えてるけど、勝手に見た目とか言いそうなこととかやりそうなことは全部Funkymicがモデルで、そこに例えば、奇妙礼太郎とか周りのミュージシャンが違う名前と職業で出てくるんですけど、それを2年以内には書籍化したいなって。
なぜ主人公なのかというと、Funkymicって、結局周りのミュージシャンとかじゃない人からも含めて、「何で飯食ってるの?」とか、「どんなことをしてる?」、「お昼どこの店にいた?」みたいな、お金とか生活とかが全然見えないんですよ。なんだったら、おれらにしか見えてない妖精感すらあるんです。でもそのおもしろさってなかなか表現できないというか、「こういうおもしろい人がおんねん」って言うのもモサくなるし。でも、小説だったらバッチリじゃん、ちょっと嘘みたいなところがあるから。

ーぼくからしたらサンデーさんも同じような妖精感がありますよ(笑)。

S:みんな歳とるとだんだんそうなるのかもしれない(笑)。
とにかく、ずっとファンキーさん遊んでますやん、真面目に何かしたことないですやん、みたいなことめっちゃ思われてる。すごいブランドとか色々やってるけど、「ずっと遊んでるだけですやん!」みたいなことも見せたいですし、してほしいという。

F:それも遊んでるだけだしな。

S:結局ね。

ー共通のキーワードは「遊び」感覚ですかね?

F:結構「本気で遊ぶ」みたいな感じなんですかね。サンデーのステージでもそうだけど、やっぱりそこは徹底しているような気がする。

https://youtu.be/nvuDkmG1Kx4

s_sunday_funky (18 - 18)


【リリース情報】

funkymic-micsense

Funkymic 1st full album 『MIC SENSE NICE』
Release Date:2016.04.06(Wed)
Price:¥2,300 + Tax
Cat.No.:PCD-93981
01. Mic Sense Nice
02. 自慰FUNK
03. friday friday
04. Stage
05. cRap
06. Supa Dupa Freaky Man
07. 夜のベイビー(PUNCH AND MIGHTY Remix)
08. Good Life
09. Miranda
10. KERA KERA
11. friday friday (Improve Remix)

【イベント情報】

yatsui

Sundayカミデがキュレーションを務める”Love sofa”が”やついフェス”に!

“YATSUI FESTIVAL! 2016”
2016.06.18(Sat) 〜 06.19(Sun) ※”Love sofa”satageは18日
OPEN / START(両日):12:30(11:00リストバンド交換開始)
会場:TSUTAYA O-EAST TSUTAYA O-WEST / TSUTAYA O-nest / TSUTAYA O-Crest / duo MUSIC EXCHANGE / 7th FLOOR / club asia / VUENOS / GLAD / SOUND MUSEUM VISION

“Love sofa”ステージ出演バンド:
天才バンド
ワンダフルボーイズ
ENJOY MUSIC CLUB
空きっ腹に酒
SAWAGI
Funkymic
ジャパニーズCLUB

オフィシャルサイト:http://yatsui-fes.com/

osaka-n-night

PB presents オオサカンナイトSPECIAL!! “THE REREASE PARTY”
2016.06.26(Sun)
open 18:00 close 23:00
at 渋谷The Room
tel:03-3461-7167
予約 ¥2000(D別)/当日¥2500(D別)

-live-
PAPICO & PB’s
Funkymic
DADAKAKA

-dj-
黒田大介 (kickin)

渋谷THE ROOMで大阪気分
大阪より4月に[MIC SENSE NICE]をリリースしたFunkymicと
2月に[Lynx]をリリースしたDADAKAKAがオオサカンナイトに初登場!
PAPICO&PB’sもこの日に向け音源製作中
果たしてトリプルリリースパーティーを実現できるのか?!
乞うご期待!!!
そして大阪出身のこの御方
黒田大介 (kickin)をDJに迎え関西色全開の
オオサカンナイトへようこそ


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