2010年に6台のシンセサイザーとドラムからなるシンセ・ロック・バンドとして韓国で結成された3人組、IDIOTAPE（イディオテープ）。
彼らじゃ”SUMMER SONIC 2011″を始め、これまでにSXSW、JISAN VALLEY ROCK FESTIVAL、ULTRA KOREAなど、韓国のみならず日本～海外のビッグ・フェスへも出演し注目を集めている。
今回Spincoasterでは、5月22日（月）にShibuya WOMBにて開催される来日ライブに際して、彼らのルーツを探るべくRootscoastrに参加してもらった。本記事で初めてIDIOTAPEを知った方は、まずは彼らの音楽に触れて頂き、ルーツになった楽曲をチェック。そして是非実際のライブまで足を運んで頂ければ幸いだ。
Text by Rinjun
1. Insomnia / Faithless
新しいサウンド＆新しいフォーマット＆新しい構成で、初めて聴いた時に大きい感動と衝撃を受けた曲。（音楽的に）リゴリズム（厳格主義、厳粛主義）を持っていた私がダンスについて肯定的な考えを持つようになったし、これから何を共有してどこへ進むべきかを示してくれた曲。（by DGURU）
2. Radiohead / Idioteque
Radioheadの名盤『OK Computer』の後に続くアルバム『Kid A』は、幼い頃の私に大きな霊感を与えてくれた。ある人たちはこのアルバムが出た後慌てたり酷評したりしたけど、私にとっては音楽的な好みと方向性についてより大きい影響を与えてくれた大事なアルバム。ミュージシャンにとって「変化」と「発展」というものがどれだけ難しいのか、そして同じようにどれだけ大事なものなのかということに気づけた。また、私がギターから一旦離れて、エレクトロニック・ミュージックについてもっと関心を持つキッカケになったアルバムのひとつ。（by ZEZE）
3. Slayer / Raining blood
この曲はSlayerの代表曲で、私が生まれてからこれまで聴いた音楽の中で最も破壊力のある音楽のひとつ。初めて聴いた時は感電したような気持ちだった。私がドラムという楽器に魅了されたのもこの曲のお陰。（by DR）
Message
今も昔も常に音楽の世界は絶え間なく変化している。新しいサウンドと新しいスタイル、新しいジャンルが生まれている。でも、その中心にはいつもみんなが幼い頃好きで、憧れたストーリーが含まれていると思う。IDIOTAPEは今、シンセサイザーとエレクトリックドラムで音楽を作っているけど、私たちは常にロックを聴いているし、それが私たちの夢だった。とにかく、私たちはその好きなサウンドを新しい楽器と新しい方式で音楽を通して表現してるし、それが私たちにとって今一番大好きなこと。遠くない未来、私たちの新たなサウンドでみなさんに会いたい。（by ZEZE）
全く異なる人生を生きていた3人による化学作用がIDIOTAPE。体調が悪くても飛び起きて一緒に楽しめる友達。今の自分を十分に認めて、信じて、楽しんでください。IDIOTAPEはそれをこっそりと手伝うだけです。（by DGURU）
Profile
IDIOTAPE
2008年ソウルで結成されたIDIOTAPEはシンセサイザーのDGURU＆ZEZE、ドラマーのDRからなる3人組。エレクトロニック、テクノ・ポップ、ロックとヘヴィー・メタルの接点にあるIDIOTAPEの音楽的アイデンティティーには、メンバーたちが幼い頃受けた影響がそのまま溶け込んで調和している。
韓国には様々なフェスにヘットライナーとして出演し、ヨーロッパでも活発にツアーを行なっている。2017年6月新しいアルバムのリリースを予定しており、約3週間のヨーロッパツアーも決定。これからアメリカや日本などでの活動を予定している。
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【イベント情報】
“80KIDZ X IDIOTAPE MATCH”
日時：2017年5月22日（月）
Open18:15／Start19:00
会場：Shibuya WOMB LIVE
料金：￥3,500（全席スタンディング・税込）
出演：
80KIDZ
IDIOTAPE
[DJ]
YonYon (BRIDGE/BaeTokyo)
※ドリンク代 ¥500別途
※3歳以下入場不可、4歳以上有料
お問い合わせ：
WOMB LIVE 03-5459-0039 / concert@cjve.jp
主催：
WOMB LIVE/CJビクターエンタテインメント株式会社
■イベント詳細：http://www.womb.co.jp/event/2017/05/22/80kidz-x-idiotape-match/
